それは、ママがヒプノの教室に通い始めて1ヶ月くらい経った頃。
突然、「レイキのアチューンメントを受けることにした」と言った。
それ、なあに?
「よくわからないけど、手からエネルギーが出るんだって」
きっかけは・・・・
何でも、教室で前世退行の練習をした時に、困った体験をしたのだという。
ママはその時はクライアントの役だった。
「ひとつの人生を見た後に、肉体を離れて、中間世へ行くでしょう?
その時に、セラピスト役の人が、”あなたの魂がす~っと上にあがっていきます”と 誘導してくれたんだけど、(緊張していたせいか)上に行けなくて、 中間世の淵に両手でぶら下ったまま、”助けて~”って・・・・・・(笑)」
その時は先生がすぐに来て上げてくれたんだけど、
ママは今度は自分がセラピスト役をやる時に、
ちゃんとクライアントさんを上げられるかなって心配になってきちゃったんだって。
「それで、何度も何度もしつこく、”上にあがっていきます”って誘導したの。
そしたら、後でクライアント役の人から、
”ちゃんと中間世に行ってたのに、もっと上に、さらに上に、ってどんどん上げられちゃって、(笑い)」 と言われたの。
じゃあ、、どうしたらいいんだろう?と思って何気なく先生のやるのを見ていたら、 言葉の誘導だけではなくて、一緒に手を動かしている。
「アレは何をやってるんですか?」と聞いたら、
「レイキだよ、って」
「上に」という言葉と一緒に手を上に挙げるしぐさをしながら、エネルギーを添えているのだという。
注意して見ていると、 リラクゼーション(注:体をリラックスさせていく)の時も手を添えている。
「それにセッション後もぼ~っとなってたら、直接額とかに手を当ててくれるんだけど、本当にとっても暖かくて気持ちがいいの」
それで、レイキがセッションの役に立つのなら、私もやろう!と ママは思ったんだって。
アチューンメントは、ファースト、セカンド、サードの3段階で行われる。
ママが通っている教室でも受けられることがわかり、ママはすぐに申し込んだ。
(後々、ママは、「ねえねえ、エフちゃん、ママ、よく申し込んだよね?だって、レイキは宇宙エネルギーを手を媒介して流す、いわゆる”手当療法”だと言われても、そんなの、雲を掴むような話じゃない?
しかも、アチューンメントって、頭とか肩とか、何箇所かに手を置くだけなんだよ?
レイキの入ってる人が別の人を触ると、その人もレイキが流れるようになるなんて、伝染病でもあるまいし?」と言った。
ママは本当に慎重な性格で、どちらかというと石橋を叩いて渡る方だから、自分でも自分の取った行動が信じられなかったと言う)
でも、いきさつはどうであれ、ママがこの時点でレイキのアチューンメントを受けることは はるか昔から決まっていたことだった。
(それは後にヒプノのセッションで明らかになる)
さて、1回目にとりあえずファーストとセカンドをやることになった。
アチューンメントをやってくれるのは、スタッフのKさん。
そして、予約の日。
椅子に座り、目を閉じる。
これを受けると、先生たちのように手からエネルギーが流れるようになるのかな。
半分、ドキドキ・・・・。
半分、ワクワク・・・・。
「合掌して下さい」とKさんが言った。
ママはそっと両手を合わせた。
その時。
前方に見たこともない人が現れた。
大日如来様!
(ママは大日如来の顔を知らない。にも関わらず、なぜ、大日如来だとわかったのか・・・・不思議だ)
続いて、家の近くの神社(氏神神社)の境内が現れた。
居住地域の氏神様が祀られている。
ここ2年くらい、ママは事あるごとにこの神社を訪れていた。
いつもお参りしてたから出てきてくれたの?なんてぼんやり思っているママ。
すると突然、メッセージが降ってきた。
「あなたは媒体である」
ああ、レイキは自分が媒体となって、宇宙エネルギーを(相手に)流すということだよね?
「自分が力を持った人になる必要はない」
ん?
これから何かを勉強して身につけて、それを使って人の役に立つのではなく、 本来持っている力で人の役に立っていく。
説明されたわけではないが、ママは何となくそういう風に感じた。
それから、こんなことも。
これから世の中は沢山のセラピスト(のような人)が必要となってくる。
あなたは沢山の、そういった人を育てなければならない。
レイキのことを言っているのではなかった。
そして、次の瞬間。
時空を超えて、くるくると何かが飛んできたと思ったら、
その小さな立方体(のようなもの)がすぽっと手に納まった。
「今、返すぞ」のメッセージと共に。
それはオリハルコン。
アトランティスに存在していた金属。
(なんで、オリハルコン、なんて言葉が浮かぶの?・・・・不思議だ)
ママは、それを手にして、ごめんなさい、ごめんなさいと心の中で謝っている。
(ママはこれをかつて手離してしまったから)
・・・・・なんで、そんなことがわかるの?
でも、もう一々不思議がってる余裕はなかった。
次から次と、まるで走馬灯のように現れるイメージに圧倒されていた。
何、これ? 何、これ? 一体、何が起きてるの?
ママにそんな事が起きているとは露知らず、Kさんは淡々とアチューンメントを続けていた。
次にふっと現れたのは、広い草原にぽつんとひとりでいる男の人。
あぐらをかいて瞑想をしている。
これは何故かママなんだって。
場面が変わり、今度は切り立った崖の上でひとり瞑想している男の人。
この人もママ。
そして、また浮かんできた言葉。
「過去には自分の悟りのための修行をしてきた。
今生では皆のために力を尽くす」
メッセージは言葉が実際に振ってくるような感覚。
それに対して、「浮かんでくる言葉」というのは、何となく感じ取っているような感覚。
微妙に違う。
次の場面では、長い長い人の列が現れた。
よく見ると、それはママが生まれてから今までに関わった全ての人達。
家族、親戚、友達、仕事仲間・・・・
良い関係だった人も、そうでない人も、全部。
その人達がママの前にずらりと一列に並んでいる。
そして、ひとりずつ順にママの前を通り過ぎて行く。
ママは一人一人に、ありがとう、ありがとう・・・・と言っている。
この時は、何故だかわからないが、ママは感謝で胸が一杯になったという。
再び場面が変わり、そこはイギリスの草原。
小さい女の子がいる。(ママ)
年の近い兄が傍に立っている。
馬車が見える。
とてもリアルな叫び声が聞こえてきた。
「足を返して! 足を返して!」
(間)
今度は女性の声でメーッセージ。
「ようやくここまできましたね」
Kさんのアチューンメントは続いている。
ファーストでは、誰もが元々持っているエネルギーの回路を開くのだという。
Kさんがママの合掌した手に触れると、 沢山の黄緑色の双葉が目の前でぱあっと一斉に舞った。
あれ? さっきの広い草原で瞑想している男の人が再び現れた。
今度は一人ではない。
沢山の動物たちが集まってきて周りを取り囲んでいる。
「皆と一緒の方が楽しいでしょ?」という言葉が浮かんできた。
次に、さっきの切り立った崖の上で瞑想している場面に飛んだ。
なんと、木や風や雲の精霊たちが周りに集まってきた。
再び、「皆と一緒の方が楽しいでしょ?」という言葉が浮かんできた。
そして、メッセージ。
「(あなたの)そばの赤い花の美しさに気付くことの方が大切」
この瞬間、場面は薄いグレー 一色に変わり、、瞑想している男の人の すぐ脇には、鮮やかな一輪の赤い花が咲いているのが見える。
続いて、
「自分の悟りを開くのではなく、今度はその悟りを人のために使いなさい」 というメッセージが・・・。
Kさんがママの合掌した手に再び触れると、 今度は沢山のオレンジピンクの小花が目の前でぱあっと一斉に舞った。
両手を開くと、
なんと、左手には金貨の山、右手には巻物を持っている。
ママには、もう訳がわからない。
しかし、このあと、さらにとんでもないものが現れた。
それは、Kさんがママの足元にひざまずくようにして、足の甲からエネルギーを入れていたときのこと。
その光景がそのまんまママの前に現れた。
「今、エネルギーを蘇らせるよ」というメッセージと共に。
椅子に腰掛けて、目を閉じているママ。
足元でエネルギーを流しているKさん。
全く同じ光景・・・・・に見えるが、
着ている服が違う。
ママもKさんも、古代ギリシャかローマの人が着ているような白い服を着ている。
そして、頭には月桂樹(のような葉っぱ)で作られた冠が・・・。
ママはとても驚いた。
これは、どういうこと?
明らかにママとKさんなのに、
そして、今実際に行われている儀式(アチューンメント)なのに、
まるでそのままタイムスリップしたかのように、二人は違う時代にいる。
小さな広場のような場所。
よくみると、二人の周りに半円の人の輪ができていて、この儀式を暖かい目で見守ってくれている。
みんな同じような白い服を着ている。
その中には、・・・・ミミさんがいる。
Tさんもいる。
この時点ではママはもう気づいていたんだけど、Kさんはママのお兄ちゃんだった。
そして、広場の中央には、やはり白い服を着た女の人と男の人が立っている。
女の人は微笑みながら儀式を見ている。
ああ、これは教室の先生だ。
当時はママのお母さんだったんだ・・・。
何か神聖な地位にいる人らしい。
隣の男の人はお父さんなのだろうか・・・・顔がよくわからない。
こうして、ファーストのアチューンメントは終わった。
ママ、その見えてたものって何なの?
「その時はまだヒプノの勉強を始めたばかりだったから、自分でも何が起きてるのかよくわからなくて。
幻覚でも見てるのかな、と思ったの。(笑)
アチューンメントは催眠下でやるわけじゃなくて、普通に椅子に座ってただ目を閉じてるだけだし。」
実はこの時見たものは、ママのいろんな過去世の一部だった。
静止画でふっ、ふっと次々に現れては消えたけど、この後、ヒプノの授業でひとつひとつの詳しい内容を知ることになる。
(つまり、アチューンメントのときには新聞の見出しだけを幾つか見せられて、その後1年かけて、ヒプノのセッションを通じてひとつひとつの記事の内容を見ていくような感じ)
ママ、人間って何十回も、何百回も、生まれ変わるんでしょ?
その時に出てきた過去世ってその中の幾つか、ってこと?
「うん、数ある過去世の中からきっと今の人生に強く影響しているものを幾つか抜粋して見せてくれたんじゃないかな」
でも、レイキのアチューンメントを受ける時に誰もが過去世を見るわけではない。
人によってさまざまらしい。
ミミさんの場合は最初から最後までず~っと寝てたんだって。
生徒のHiroさんは両手と頭の上に蓮の花がぱっと咲いたんだって。
ちなみに、みつるお兄ちゃんは(注:ママはその後、レイキのティーチャーを取ったので、お兄ちゃんにアチューンメントをしてあげた)アチューンメントが 始まった瞬間に、頭頂部のあたりに(小さな)青色の丸いレーダーのようなものが浮かんできたんだって。
それがくるくる回りながら空に向かって光線を放っていて、何だか地球の情報を宇宙に伝えているような感じがしたのだとか。
ファーストのアチューンメントの後、少し休憩をしてから引き続きセカンドに入った。
ママはまた椅子に座って目を閉じていた。
最初に大きな龍の姿が現れた。
龍?
ママはもう何が出てきても驚かない。
次には文字が一文字。見たこともない字。
(あとで、それは梵字だとわかった)
そしていきなりママ自身が宇宙を漂っている。
そこには、マリア様やキリストやお釈迦様たちが同じように漂っている。
うわ~、すごい・・・・
アトランティスでは 呪術(のようなこと)を行う者だった、ということが何となくわかる。
さらに、「ゆだねる」という言葉が降ってきた。
(多分、これは人生とか運命とかいろんなものの流れに逆らわず身をゆだねるというような意味だと思う)
次の場面ではママの左の手の平に小さな地球が乗っていた。
合掌した手を開くと、左手には薄いピンク色、右手には薄い水色の立方体形の大きな石が・・・。
水晶のように透き通っていて、とてもきれい。
最後は合掌した両手の中にすっぽり宇宙が入っていた。
レイキで宇宙エネルギーを流す時は、シンボルを書いて、マントラを唱える。
セカンドでは3つのシンボルを入れてもらう。
おそらくそれに関係したものが見えたのだろうとママは言った。
そして、
「あのね、エフちゃん、アチューンメントを始める前にも不思議なものを見たの」と言った。
早めに教室に着いたママは、予約の時間が来るのを待っていた。
たまたまベランダに面したドアが半開きになっていたので、何気なくそこから空を見上げた。
「秋晴れの良いお天気で青空が広がっていたんだけど、びっくりした! 何が見えたと思う?」
「今までのママだったら、絶対に信じないもの!」
え~、なんだろう・・・・?
「あのね、”天使の羽”」
天使の羽?
「うん。雲が浮かんでてね、雲の端っこのところが天使の羽になってたの!」
・・・・・・・・・・・・。
「ほんとだよ! 目の錯覚かなと思って何度も見たんだけど、くっきり羽になってるの。
片方の羽がそのままの形でくっきり!」
ママは錯覚だと自分に言い聞かせたんだって。
「でも、アチューンメントであれだけいろんなものが見えたんだから、あれもきっと本当に天使の羽だったんだと思う」
多分、ママの言い分は正しい。
後になってわかるんだけど、天使や妖精のような目に見えない存在はいつも私たちのことを見守ってくれているらしいから。
あるとき、ママが友達と話をしていたら、その友達を見守っている妖精たちからメッセージがきたことがある。
「私たちの存在を教えてあげて。彼女に気づいて欲しくて合図を送るんだけど、信じてくれないから」って。
友達に聞くと、部屋の中で(風もないのに)風鈴が鳴ったり、さっきまでここにあったクリスタルが何故か他の場所にあったり、ということが 結構頻繁に起きるのだという。
でも、「天使でもいるのかしら?まさかね」「気のせいよ、きっと」で済ませていたのだとか。
ママには4、5人の小さな妖精たちの存在が感じられた。
妖精たちはこう言った。
「もっと私たちに一杯お願いごとをして! お願い、って言ってもらえないと、勝手には動けないの」
へえ? そうなんだ?
「うん。そう言ってたよ。だから一人で悩まないで、助けて、とか、お願いとか、力を貸して、とか 話しかけて欲しい、って。そうしたら、自分達は協力できるんだ、って」
人間に頼まれないと勝手には動けないルールなので、力を貸したくても何も出来なくてもどかしいと言っていた。
ママが空に見た天使の羽も、さりげなくママを見守っているよ、ということを知らせてくれていたのかもしれない。
そもそも、天使や妖精に限らず、人間は植物や石や空や海など森羅万象に宿る精霊達と共存しており、 太古の昔には普通に会話をしていたらしい。
ママはレイキをきっかけに、そのことも少しずつ思い出していくことになる。
レイキのアチューンメントを受けた日、ママは帰宅するとすぐに小皿を2枚用意した。
そして、それぞれのお皿にお酢を入れ、片方には手をかざしてレイキを流し、もう片方は何もしなかった。
先生から、レイキはアチューンメントを受けたその日からすぐに使えると言われたのだという。
「ドキドキする~!」と言いながら、両方の酢を順に味見したママは、 「本当だ!味が違う!」と興奮していた。
手をかざした方の酢はまろやかになり、ツンとした酸っぱさが緩和されていた。
教室ではレイキを使うと味変えができると習った。
水やお酒はまろやかになる。
コーヒーは苦味が抜ける。
液体はエネルギーが浸透しやすいので変化が顕著に現れるらしい。
ミミさんはお風呂のお湯が温泉のようにとろりとなると言った。
液体以外でももちろん変化は起きる。
タバコはまずくなるらしい。
ビールは炭酸が抜けるらしい。
薬は副作用を軽減できるらしい。
食品は添加物を軽減できるらしい。
(後にレイキの道を極め始めたHiroさんの説明によると、「味を変える」というよりは、浄化、中和されてよりシンプルになるというか、そんな感じらしい)
味変えで喜々としていたママだが、この後、大変なことになった。
2時間くらい経った頃、急に「エフちゃん、ママ、頭が痛い」と言い出した。
そしてすぐに「何だかムカムカする」と言って、寝室に行った。
風邪などではなかった。
頭痛と吐き気は夕方から夜中まで続いた。
明らかに風邪の症状とは違う痛みとむかつき。
ママは明け方近くになってようやく眠れたと言った。
そして、朝。
目が覚めると昨夜のことが嘘のように、けろりと治っていた。
治ったというより、最初からそんな症状などなかったかのように、普通に元気。
次の教室の時、先生にそのことを話すと、「好転反応」だと言われたんだって。
それって、なあに?
「好転反応というのは心身の解毒作用なんだって。
今まで滞っていたエネルギーが排出されるのかな?
ママのような症状の場合もあるし、眠くなったり、お腹が痛くなったリすることもあるんだって」
好転反応は出る人と出ない人がいて、ママの周りでアチューンメントを受けた人は誰も出なかったそう。
だから、ママは皆から「よっぽど毒が多かったんだね」とからかわれたのだとか。
好転反応は感情として出る場合もある。
ママはセッションで幼児期退行をした翌日、1日中涙が止まらなかった経験がある。
忘れてしまいたい過去の記憶にふたをして生きているとき、
ひとたびそのふたを開けると、まるでパンドラの箱が開いたかのように、抑制していた感情が次から次へと 溢れ出てくることがあるらしい。
怒りが吹き出る人もいる。
いずれにせよ、好転反応自体は心配は要らないんだって。
日にちをおいて、ママは(レイキの)サードのアチューンメントを受けた。
サードではマスターシンボルをいれてもらう。
直観力が強くなったり、覚醒したり、ハイヤーセルフと繋がるようになる、なんて言われている。
この時は始まるとすぐに、龍、レイキのシンボル、地球が次々と現れた。
左手に筆、右手には毛筆で書かれた紙を持っている場面もあった。
途中、Kさんがママの頭に手をかざすと転輪王が現れ、額に手をかざすと 海の神ポセイドンが現れた。
(ママは転輪王もポセイドン神も、なぜ、そうだとわかったのか不思議で仕方がないと言った。 現れると同時に、”あっ、転輪王!”という風に、ふっとわかるんだって)
合掌している両手の中に白く光る玉が何度か現れた。
厳かな黒塗りの扉が現れ、扉が開くと中には阿弥陀如来、という場面も。
そして、ファーストのときに見たイギリスの場面。
馬車が倒れている。
両膝から下がその下敷きになって倒れている女の子(これはママ)。
そばで泣き叫ぶ男の子。
これはなんと、Kさん。
この時もママのお兄ちゃんだった。
「足を返して」という叫び声。
そして、どこからか、「姉さま!、 姉さま!」とママに助けを呼ぶ声が聞こえてくる。
最後はママの左手がまばゆい光の手になっていた。
そして、
「個別のセラピーではなく、そのような人たちを沢山育てる」
「(それが)任務」というメッセージ。
今回はもう好転反応は起きなかった。
先生はある時期、腰痛がとてもひどくて歩くのもままならなかったのだとか。
そんな時、たまたま本屋に置いてあったレイキのチラシを目にする。
当時は日本でレイキを教えているところはなくて、アメリカから年に1回教えに来ているだけだったそう。
先生はそのチラシを見て、藁にもすがる思いで講習に出かけた。
講習は和室で行われたが、先生は座ることもできず、寝そべったままの姿勢で受けたのだとか。
その頃は、記録をとってはいけない、口述で教えるからすべて覚えるようにと言わて、シンボルもその場で一生懸命覚えたそう。
「それでね、ファーストが終わって、一緒に受けていた人達が”お茶して行きませんか?”って誘ってくれたんだけど、 先生は歩くのもやっとだったから断って帰ろうとしたんだって。で、立ち上がったら、歩けるようになっていて、痛みもなくて もうびっくりしたんだって」
信じられない・・・・
「で、翌日にセカンドの講習があって、先生は受けるかどうか迷ったんだけど、次回は1年先になるから受けましょうよ、って他の生徒達に言われて、受けたらしいの」
サードに至っては、当時はアメリカまで受けに行くしかなかったらしい。
通訳も雇わなければいけないし、費用もかかるしと先生が迷っているうちに、何と日本でも受けられる機会が訪れて 、それで、ようやくサードを受けたのだとか。
今では、レイキはかなり普及しているので、国内のどこでも受けられる。
むしろ、選ぶのに迷うほどだと思う。
しかし、ママの場合には必ずKさんでなくてはならなかった。
というか、最初からKさんだと決まっていた。
そのわけは・・・・。
第9章~レイキで見た過去世