聖なる樹のヒプノセラピー物語      

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第10章~植物と話す(1)

さて、レイキを習ってから2~3ヶ月も経った頃だろうか。


ある日、ママは居間でぼんやりしていた。


視界には、前方にTV、そしてその隣の台の上に並べられた観葉植物がある。


何気なく観葉植物の方に目をやったとき。


「え?」


一瞬、気のせいかと思った。


もう一度、しっかりと観葉植物を見つめる。


すると、ガジュマルとカネノナルキがこう言った。
「レイキやって、レイキやって」


「・・・・・・・・・・」


錯覚? 気のせいよね?


彼らは尚も言い続ける。
「レイキやって、レイキやって」


ママは、信じられなかったけど、一応そばに行ってレイキヒーリングをした。


それまでも時々はやっていた。


レイキは使えば使うほどエネルギーの流れるパイプが太くなるので 、日常生活の中でもどんどん使った方がいいと先生から言われていたのだ。


人だけでなく、ワンちゃんや植物にも、部屋にも、自分にも、なるべく ヒーリングしていたのだ。


ガジュマルとカネノナルキに手をかざしていると、
少し離れた所に置いてあるシクラメンの鉢が、
「いいなあ、いいなあ」と羨ましそうに言った。

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第10章~植物と話す(2)

その夜、ママはみつるお兄ちゃんにその話をした。


「(植物には)レイキって気持ちいいみたいよ」


お兄ちゃんはガジュマルとカネノナルキを見た。


(間)


「・・・・・・ほんとだ。レイキやって、って言ってる」
お兄ちゃんにも聞こえたのだ。


お兄ちゃんはもともと直感が強い。


このガジュマルもお兄ちゃんが買ってきたのだ。
あるとき、百貨店の中でこのガジュマルがふと目に留まり、
何故か「買わなくちゃ」という気がしたのだとか。


カネノナルキはママの知り合いがくれたものだった。


ママは「植物とは相性が悪いみたい」と常々言っていた。
「だって、エフちゃん、植物がすぐに枯れるんだよ。お花だってすぐ枯れるし 、観葉植物だって必ず枯れちゃうし、アロエが買って1週間で枯れた時はお花屋さんから ”アロエを枯らす人も珍しい”と言われたんだから!」


のちにわかるんだけど、植物って人間の負のエネルギーを感じ取って 自らのエネルギーを 与え続けることで枯れてしまうんだって。
人が疲れていたり、悲しかったりする時、身代わりになって枯れていくのだと 江原啓之さんの本にも書いてあった。


本当はそういうときこそ、枯れた植物に「ありがとう」と言って新しい植物を 置いておく方がいいのだそう。


植物は人を癒すエネルギーを持っているから。
だから病人のお見舞いにもお花を持っていくんだって。


ママはそんなことを知らなかったから、植物とは相性が悪いのだと思って、なるべく買わないようにしていた。


そういう理由で、知り合いからカネノナルキの鉢植えを貰う時も、最初は辞退したのだ。

でも、「いいから、いいから、持って行って」と渡されたその小さな鉢植えは、何故か枯れなかった。
しかも、1年後にその知り合いが急逝したので、大事な形見になった。


今では10倍くらいの大きさにまで育っている。

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第10章~植物と話す(3)

ともあれ、ママとお兄ちゃんはその日から毎日植物にレイキをするようになった。


それと共に会話の回数も増えていくようになった。 
 

そして、それは家の植物に限らなかった。


ママがワンちゃんと散歩の折に、住宅地で目に付く花や木に 「きれいな色だね」「可愛いね」と話しかけると、「ありがとう」と 聞こえてくる時もある。


「そういえば・・・・・」。


まだ、ヒプノやレイキを勉強する前のこと。
木村藤子先生の所に行く前後あたりから、ママはスピリチュアルに関する本を読み漁った時期があった。
まるで何かに憑かれたかのように、次から次へと寝る間も惜しんで読んでいた。
それはあたかもママがというよりも、ママの魂が求めているかのようだった。


そして、それが1年位続いたある日、突然ママは言った。
「もういい」
「みんな同じことを書いてる。真理はひとつだ」


以後数ヶ月間は、その手の本を読むのは辟易すると言っていた。


不思議なことに、本を手離した頃から、今度は街の緑が目につき始めた


通勤で毎日通る道。
多くの家の前にはプランターや植木鉢に色とりどりの花が咲いている。
今までは「花がある」というだけで、目を奪われるほどではなかった。
日常の中のごくありふれた風景としてしか捉えていなかったので、 「きれいだなあ」とか「美しいなあ」なんて一々目に留めることはなかったのだ。


もし、街中に緑が一切なかったとしたら・・・・・・。
ママは目をつぶってイメージしてみた。
建物と、アスファルトの道路だけ。
なんと殺伐とした風景だろう。


目を開けてみる。


道路の脇には街路樹。
家々の庭には木々。四季折々の花を咲かせている。
玄関や窓辺や、わずかなスペースにも、その家の住人が手をかけて飾っている花々が・・・。


なんて癒されているんだろう。
緑があるってありがたいことだなあ、ってママは思ったんだって。


「それまでは、”意識する”ってことがなかったんだよね」


その日からママは自然と植物に意識が向くようになり、、いつも話しかけるようになったんだって。

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第10章~植物と話す(4)

植物に一方的に話しかけてはいたが、まさか会話が出来るとは思わなかった。


ラジオに周波数があるように、植物でも動物でも、周波数がかちっと合うと、お互いの想いが伝わるらしい。


ママは植物とは相性が悪いと思い込んでいたが、実は逆で、植物とは深い縁があった。


それはある日、ヒプノの教室で過去世退行をやった時にわかったのだ。


ママはイギリスの田舎に生まれる。
この時は男性。
大人になると町へ移り住む。
植物の成分を抽出して薬を作ったりしている。どうやら研究者らしい。


結婚して子供二人に恵まれるが、田舎に住みたいと言って
家族で引っ越してくる。


ママは日課のように森を散歩するのだが、その中に自分だけの秘密の場所がある。


そこには古い大きな木があるのだ。
なんと、その木はママに植物の種類、効能、抽出の仕方などさまざまな知識を教えてくれる。
研究者としてのママに力を貸してくれる存在なのだ。


ママは木を見上げながら、愛しそうにこう言う。
「あの時も、あの時も・・・・いつも一緒だったね」


そして、自身の過去世に思いを馳せている。


あるときはママはインディアンだった。


日が落ちると村人達は木の周りに車座になって座る。
空には満点の星空。
誰もが、空や、風や植物、動物、鳥たちと会話を交わすことができる。


その頃はそれが当たり前だったのだ。


自然と人間は共生していた。
全てのものはひとつに繋がっていた。


「面白かったのは、過去世の中の自分が、過去を回想しているところ」とママは言った。

つまり、「過去世の自分」は過去の記憶があり、転生することも知っていたのだ。


この時に見た「木」は半年後、再び、セッションで現れる。


「そしてね、、この木の意味がわかったの!」
ママは嬉しそうに、そう言った。

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第10章~植物と話す(5)

その時セッションで見たのは不思議な光景だったという。


広場がある。
中央に幾つかの箱がピラミッド状に積み上げられている。
広場の端っこには大きな大きな木がある。
ママはその木のそばに立っている。


セラピストが「どうしたいですか?」と聞いてくれる。


「一番上の箱に入りたい」
この時、ママは小さな女の子だった。
箱に駆け寄り、昇って行って、てっぺんの箱に入る。


箱の中は白い光がきらきらと満ち溢れている空間だった。
5~6人の小さな女の子達がきゃっきゃっとはしゃぎながら
楽しそうに踊っている。
なんだか天使のようだ。


ママにはすぐわかった。
この子達は自分の仲間だ!
嬉しくて嬉しくてワクワクする。


それなのに・・・・・・。
ママだけが肉体をまとい、人間の格好をしているのだ・・・。


それでもみんなと一緒に楽しく踊っていると・・・。


上空に円盤型の宇宙船が現れ、箱の真上でぴたっと止まった。


それを見た瞬間、ママは悲しくなったという。
「だって、みんなが行ってしまうってわかったから。
でも、ママは肉体があるから一緒に行けないことも知ってたの」


しばらくすると、宇宙船の底部から箱に向けてぱあっと光が照射された。
すると、天使たちが吸い上げられるかのように、その光の中を宇宙船へむかって 昇って行った。


一人ぼっちになったママは、悲しみのあまり
大きな木に抱きついてワンワン泣くのだった。


「そしたらね、びっくり!
木の中が透けて見えるの。と言うかそこは異次元なの。
宇宙になってるの」

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第10章~植物と話す(6)

ママは郷愁の思いが募り、涙が止まらない。


すると、その宇宙空間からは、
「使命」「任務」という言葉が降ってきた。


そして、その大木からは(無言だけれど)励まされているのを感じた。
あたたかい愛を感じた。


「それで、突然わかったの」
初めてヒプノを受けた時にママが見た大きな木も、
イギリスの過去世で見た木も、同じ木だってこと。


何百年も何千年も生きている木は、人が変わり、時代が変わり、 歴史が動いていくのを不動で見つめ続けている。


ママは転生する度にこの木と出会い、会話を交わし、見守られてきたのだ。


まさに、ママにとっての「聖なる樹」だった。


じゃあ、その木は今もどこかにあるってこと?


「うん。そんな気がする。イギリスにあるような気がするんだけど・・・・。
いつか会いたいな」


1年位後に、ミミさんのセッションの中で、ママは聞いてみた。
「私が植物にいろいろと助けられているのは何故ですか?」


高次の存在はこう言った。
「すべてはつながっている。植物も宇宙の一部です。私たちのエネルギーとつながっているのは 何も人間だけではありません。」


ママ: 「私は過去世の中で、私を助けてくれた大きな聖なる樹に何度も出会いましたが、それは今でも地球上にありますか?」


「あるといえばある。ないといえばない。あなたが探し出さなければならないところにあるのかもしれない。
でも常にあなたの中には大きな樹を感じ取っていてください」

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第10章~植物と話す(7)

ある日、ママがヒプノの教室から帰ってくると、テーブルの上に1冊の本が置いてあった。

『植物の力』 (内野 久美子著)


みつるお兄ちゃんが、
「これ、すごいよ。読んでるだけで癒される感じ」と言った。
お兄ちゃんが図書館で何気なく目に付いて借りてきたのだとか。


内容は潜在意識に関するもの。
人は植物の力によって生かされているのだということ、
植物の力は、「場」を通して私たち人間の無意識(注:潜在意識)に作用しているのだということなどを 著書の生活の中での体験も交えながら語っているのだが、
その語り口が優しく柔らかで、写真も美しく、本当に1冊読み終わる頃には 心がほんわかしてくる。


そして、こんなことも書かれていた。


「人間にとって植物は無意識を体験できる場を与えてくれます。
私たちは日頃、意識が主役と思い、無意識の行動を軽くみてしまっていますが、 追い詰められたり、大きな決断をした時は、いつも無意識が働き、次の道を示してくれることの方が多いのです」


確かに著者の体験を読んでいると、植物との関わりが深く、 一般的には「偶然」「シンクロ」「運が良い」といわれるようなことがごく自然な流れで次々と起きていて、 それはきっとこの著者にそういう力があるからだろうとママは思っていた。


だけど!
ママにもそんな事が起きた。


ガジュマルたちとコミュニケーションをとり始めてから半年後のこと。


ママは引越し先を探していた。


不動産屋に行く前、住宅地の中の小さな公園のベンチに座っていたママは、
「ああ、そうだ、植物にお願いをしてみよう」と思ったんだって。


「それはね、氏神様のことを思いついたからなの」

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第10章~植物と話す(8)

ママは2年くらい前から近所の氏神様に、ことあるごとにお参りしていた。。


氏神様と言うのは、住んでいる土地の神様なんだって。
厳密に言うとその土地に入植した氏族の守護神のことらしいが、今では 同一視されてしまっているらしい) 。


ある日、ノリちゃんがことあるごとにお参りしているというのを聞いてから、ママもお参りするようになった。


祈願のためではなくて、普段から日々の出来事の報告をしたり、良いことがあれば感謝を告げにいったりする。

そして、その時に「今の私に必要なメッセージを下さい」と言って おみくじを引くのだと教えてもらった。
 

おみくじの言葉がメッセージなのだそう。


転居する際には今までのお礼をいい、転居先の神様への取り計らいをお願いするのだとか。


「そうすると、氏神様が”今度そっちにマサコという人が行くから宜しく!”って、行く先の氏神様に伝えてくれるんだって」と、ママは言った。


「神様は上で全部つながってるんだって」


ママは突然それを思い出し、
「そうだ!植物だってつながってるはず!」と思ったらしい。


それで、早速、公園で目に付く木々にお願いをした。


「これから不動産屋さんに行くから、住む家がどこにあるか、みんなに呼びかけて教えてね。 私をそこに連れて行ってね」って。


そうしたら!
本当に奇跡が起きた!


ワンちゃんもいるし、お兄ちゃんは楽器も弾くし、セッションルームだって欲しいし、 出来れば都心で・・・・って、そんな希望をぜ~んぶ叶えてくれる物件の所に 植物が連れて行ってくれた。


なぜ、植物が連れて行ってくれたってわかるの?


「だってね・・・・」
ママはその時のことを思い出すかのように中庭の木を見つめた。

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第10章~植物と話す(9)

そう、その家には小さな中庭があって、そこに沙羅の木が1本植わっていた。
細い幹がすら~っと3階まで伸びている。


不動産屋さんとその家に入ったとき、ママは3階の窓の高さに 沙羅の木が枝を広げ、青々とした葉を茂らせているのを見て感動した。


それは素敵な光景だった。


3階の窓の外一面に沙羅の葉が広がっている。


ママは、思わず(心の中で)「こんにちは」って言ったんだって。


その瞬間だった。


太い、響くような声がはっきりと聞こえた。
「よく来たね」


ママは、驚いた。


胸が震えた。


確かに、聞こえた・・・・。


涙が出てきた。


ママは不動産屋さんに気付かれないように、汗をふくフリをして涙をそっと拭った。
そして、即決でその家を借りることにした。


その物件は前日の夜にネットに掲載したばかりで、見に来たのは ママが一人目だったという。


「ここに来ることになってたんだ」ってママは思ったんだって。


その通りだった。


この時点ではまだ知らなかったけど、 沙羅の木はいろんなメッセージをくれたり、セッション中にはアドバイスをくれたりと、ママにとって、なくてはならない存在になるのだから。

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第10章~植物と話す(10)

「ほんとだよ、エフちゃん!
本当に”よく来たね”って言ったんだよ」


ママはその日一日中、興奮しながら「信じられない」を連発していた。


でも、その「信じられない」ことは頻繁に起こるようになった。


まずは、引越してきた日。
ママが「これから宜しくね」と挨拶をすると、「ここを出発の地にしなさい」と返事が返って きたのだ。


ママは沙羅の木が見える3階の部屋をセッションルームとして使うことに決めた。


その部屋に置くために、みつるお兄ちゃんが近くのホームセンターでガジュマルの木を買ってきた。


翌日、たまたまママが同じお店に行き、観葉植物売場の前を通った時のこと。
「ああ、ここで買ったのね」と足を止めて、ガジュマルを見ていたら、 「昨日仲間がひとり、そっちに行っただろ」と言う声が・・・・・。


突然のことに、ママはきょろきょろと周りを見回した。
誰もいない・・。
ママは思わずくすっと笑ってしまった。


こんなことが続き、やがて「信じられないこと」は、ママの中で「ごく普通のこと」になっていった。


ママは姫沙羅の木を「しゃらちゃん」と名付けた。


しゃらちゃんはすぐにママにとってかけがえのない存在となった。


セッションのときはいつでもママを見守り、アドバイスをくれる。
「気負わないでやりなさい」
「それでいいよ」
「インナーチャイルド(をやりなさい)」
「もっとゆっくり、クライアントさんのペースで」等等・・・・・。


セッション以外でも、ママが問いかけると、大抵はメッセージをくれる。


「○○さんにこういうことが起きたのは何故ですか?」
しゃら:「警告」
というように単語がぽん!とふってくる場合もあるし、 長いメッセージの場合もある。


ねえ、ママ、それってすごいよね?


「うん!でもね、エフちゃん、誰でも植物と話せるんだよ」


どうやって?

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第10章~植物と話す(11)

名前で呼ぶのだとママは言った。


「犬やネコだって飼うときは名前をつけるでしょ?
植物も同じなの。家族として迎え入れるのだから、名前をつけて呼ぶの」


といっても、ママは結構安易な名前の付け方をしていて、
ガジュマル→ガジュちゃん
カネノナルキ→カネナルちゃん
シクラメン→シクちゃん
といった具合なんだけど。 (笑)


そしてもうひとつのポイントは、感謝の言葉で沢山話しかけるんだって。


そういえば、ママはいつも
「シクちゃん、おはよう。綺麗な色だね」
「我が家に来てくれてありがとう」
「ガジュちゃん、緑にとっても癒される。ありがとね」
なんて話しかけている。


みんな植物とコミュニケーションがとれるなんて考えもしないから話しかけないけど、
そういう思い込みをはずしてドンドン話しかけてみる。
そうすると、ある時、ふっと聞こえるのだ。
「ありがとう」って。


毎日ほめたり、お礼を言ったりしていると、植物はとても喜んで返事をしてくれる。
というか、おそらくその都度返事をしてくれているんだろうけど、こちらがキャッチできずにいるのかもしれない。


とにかくある時ふっと波長が合って、聞き取れる。


一度キャッチできると、その回数が増えていく。


本当に?


「本当だよ。だって教えてあげた友達、何人も話せるようになったよ」

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第10章~植物と話す(12)

最初、ママは話しかけてみて、としか言わなかったんだって。


でも、みんなはいつまでたってもコミュニケーションが取れないという。


そこで、はたと気付いたんだって。


「ねえ、みんな、それぞれの植物に名前をつけて呼びかけてあげて」


そしたら!


1ヵ月後、ミミさんも、美加さんも、Hiroさんも全員が「話せた!」と報告してくれた。


Sさんも、「早速名前をつけて話しかけたら、枯れかけてたのが、翌日には元気になっててびっくりした」って。


他にも、「葉っぱがどんどん出てきた」とか、嬉しい報告を聞くようになった。


そして、ママがこのことを榊先生の教室で話していたときのこと。

「名前をつけるのがポイントなの。自分の固有の名前で呼ばれるのが嬉しいみたい」と言ったら、
ママの正面に座っていた先生が、
「ほんとだ!嬉しいって言ってる」と言った。


先生の視線の先はママの後ろにある棚の上。
振り向くと、そこに観葉植物の鉢が置いてあった。


ママが名前を付ける話をした時、その植物が反応したらしい。
(先生はそういうことがわかる)


ちなみに、ママが先生の教室を始めて訪れた時のこと。


窓の外に沢山の木があったので、
「こんにちは。これから半年間通ってくるので宜しくね」と心の中で挨拶をしたら、
「よく来たね。(ヒプノセラピーの)仕上げだね」と返事が返ってきた。


それでママはとっても嬉しかったんだって。


(ある教室で)ヒプノを1年間学び終わる頃に、たまたま参加した榊先生のお話会で、
「この先生って、なんて愛のある人だろう。どうしてもこの先生からヒプノを学びたい」と ママは強く思ったんだって。


でも、当初は開始時期や曜日が合わず、一度はあきらめかけたそう。
ところが、全てが都合よく変更されて、ママの予定にぴったりはまったのだ。


「きっと、ここで学ぶことになってたんだ」と思った矢先に 、木が「仕上げだね」とその通りのことを言ってくれて、ママの喜びもひとしおだった。

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第10章~植物と話す(13)

引越ししてすぐのこと。


ある日、お風呂に入ってぼんやりしていたら、
ママは何だか自分が木になっているイメージがしたんだって。


太い幹。沢山の枝が伸び、葉っぱがついている。
「あれ?私、木?」
自分が「木」だという意識がある。


その頃、通勤で山の手線に乗ると、原宿駅付近でママはいつもそわそわするようになった。
「何だか明治神宮から呼ばれているような気がして・・・・」


それが2週間も続くので、ママは明治神宮へ行ってみた。


鳥居をくぐり本殿敷地内に入ると、御社殿手前に大きな木がある。
そして、その木は絵馬を掛ける板でぐるりと囲まれている。


ママはこの木を見た途端、胸の奥がぎゅっと熱くなった。


参拝のあと、再び木のそばに戻ってきてしばらく見上げていたら、
突然、響くような声が。
「忘れないで。あなたは私たちの仲間だった」


「・・・・・・・・」


私、木だったの?


ママ、それって何を意味するのかな?


「さあ・・・・?」


いつか知るべき時に答えは来るのかもしれない。

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