聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第14章~6人の謎(1)

ママがT.Iさんのおじいさんと対話をするようになってから3ヶ月ほど経った頃。

それはちょうど(最初の)ヒプノの教室を卒業してからも3ヶ月目、12月のことだった。

1年近く毎週のように顔を会わせてワクワクしていた仲間だったので、 会えなくなって寂しい気持ちもあった。

ママはその時既に榊先生の教室に通ってヒプノの勉強を続けていたけれども、 最初の教室の仲間は特別の存在だった。

「何が、って言われるとうまく説明できないんだけど、何かこう、他の人達とは 違う親近感というか、う~ん、なんだろうなぁ・・・・」

そんな折、誰からともなく忘年会の話しが持ち上がった。

同時期に学んでいた人達に声を掛けて、集まったのは6人。

「ねぇ、エフちゃん、たまたま都合の合った6人が参加したんだと、普通は思うでしょ?」

違ったの?

「違ったの。最初から6人しか集まらないようになってたの。
というか、6人が集まるように決まってたみたいの」

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第14章~6人の謎(2)

そんなこと、決まってたの?

「うん。それも遠い遠い昔に決めたみたいなの」

何故6人だったの?

「ねぇ、不思議だよね・・・・」

6人と決められていた理由。
それは後にセッションを通じて明らかになっていく。

もちろん、ママはこの時点でそんなことは露程も知らなかったので、
ヒプノの教室で出会ったからには何か過去世で縁があったのだろう位にしか 思っていなかった。

だから忘年会の前にミミさんとセッションを行った時にもそれを聞いてみたのだ。

「私とミミさんはどこで縁がありましたか?」って。

催眠状態のミミさんはつぶやくように、
「エジプト・・・・」と言った。

エジプトかぁ。
ママは昔からエジプトに行ってみたいなと思っていたので、
「だからなんだな」と思ったんだって。

自分が行ってみたいと思う国には大抵、そこでの過去世がある。
潜在意識に刻まれた記憶がその国を懐かしく思わせるのか、理由はわからないけれども・・・。

面白いことに、行きたいと思う国に行くことで、過去世でフリーズされた感情解放が起きたりすることもよくあるらしい。

ママがそんな事を考えていると、ミミさんの口から衝撃的な言葉が飛び出した。

「私たちは二人とも巫女だった・・・・。
あの時は人柱で生きたまま埋められて、苦しかったよね・・・・」

ママは背筋がぞおっとした。

「他にも、古代ギリシャとか・・・・いろんな所で会ってるよ・・・・」

では、今生、出会ったのは何故ですか?ってママが聞いたら、
ミミさんは、
「一緒に会おうね、って決めてきたから」と答えた。

「どこで決めてきたんですか?」

答えは 、「空の上で」だった。

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第14章~6人の謎(3)

ミミさんは6人の中のひとりなの?

「うん。そうだよ」

他には?

「美帆さん、美加さん、Hiroさん、うららちゃん」

その年の暮れ、12月31日にママは美加さんとセッションの練習をした。

「今見るべき過去世へ」と誘導してもらうと、
見えてきたのは綺麗なお花畑。

なんだかとても平和でのどかで次元の高い星のような気がする。

白いワンピースをひらひらさせながら
楽しそうにたわむれている妖精のような女の子達。

そこへ、一人の女の子がかけてきた。
「ねえ、見て、見て!」

手にはチラシのようなものを持っている。

「なあに? なあに?」と女の子達が集まってきて、その紙を覗き込んだ。

「地球使節団だって!
今後の地球の変革期に合わせて、お手伝いに行く人を募集してるの」

「へえ!それ、良いことじゃない!」

みんなは顔を見合わせる。

「行こうか?」

「うん!行こう、行こう!」

あ、待って! そんな軽いノリで決めないで!大変なことなんだから!と、ママは催眠下で慌てている。

が、彼女達はたちまちぴょ~ん!と地球に飛び降りた・・・・・。

チラシを持ってきたのはミミさんだった。

そして集まってきたのは他の5人のメンバーである。

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第14章~6人の謎(4)

アハハハ・・・・。
ママ、それってウソっぽいよね?

「アハハ・・・エフちゃんもそう思う?」ってママは一緒に笑っていたけど、 1ヶ月もしない内に意外な事実を知らされた。

ママたち6人は忘年会の席で、月に1度は集まって勉強をしたり、情報交換をしようと決めた。

そして、年が明けて1月に第1回目の勉強会を開いたときのこと。

ママはミミさんのセッションを行った。

その時に、「なぜ、この6人で集まることになったのですか?」と聞いてみたのだ。

ミミさんのハイヤーセルフは
「あなた達は6人で一人前」と言った。

ママは咄嗟に6等分されたピザを思い浮かべたんだって。

6人集まってやっと1人前ってこと?

でも、この時はそのことに考えを巡らす時間はなかった。

ミミさんが催眠下でわっと泣き出したからだ。

それはママが美帆さんの腰や首、肩の痛みの原因をミミさんのハイヤーセルフに聞いた直後のことだった。

美帆さんは忘年会の席で突然腰痛が始まり、その痛みはやがて首や肩にまで広がり、 この日もやっとの思いで参加しに来ていた。

(病院に行ってもこれという原因が見当たらず、従って対処の方法もなく 困り果てていた。)

ミミさんは、
「首が・・・・・・首がない・・・・・首を捜して・・・・」と泣きながら言った。

首がない???

ママは背筋が凍りつきそうになったんだって。

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第14章~6人の謎(5)

過去世での病気や怪我の痛みが、今生でも影響を与える場合がある。

実は美帆さんは古代ギリシャで、崖から海に身を投げた過去世がある。

しかもヒプノの教室で学んでいた約1年間の間、その過去世は繰り返し繰り返し出てきた。

たとえ他の過去世を見ていたとしても、
美帆さんが「むなしい」という言葉を口にすると、たちまち場面は古代ギリシャの その崖の上へと飛んでしまう。

この時の過去世が今生の人生にかなり濃い影響を与えているからだと思う。

ミミさんは、「首を捜して・・・」と泣き続ける。

ママは、「それはヒプノで過去世に行けばいいのですか?」と聞いてみる。

きっと、あの崖の過去世だと思いながら。

ミミさんはこくんと頷いた。

「それでは、なるべく早いうちにセッションをやりますから、今日はもう戻ってきて下さい」
(注:覚醒して下さい、と言う意味)

ママは解催眠の誘導をしようと思ったのだが、
ミミさんは、「早く・・・・早く探さないと・・・・早く・・・・・・」と泣きながら言い続ける。

その状況にママもただならぬものを感じた。

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第14章~6人の謎(6)

美帆さんもきっと同じように感じていたのだと思う。
ママと目が合った。

時間はある?と小声で聞いてみる。

美帆さんが頷いたので、ミミさんに
「それでは今日これからすぐにセッションをやりますから
もう戻ってきてください」と言った。

そして、
「セッションはミミさんがやればいいですか?」と付け加えた。

「マサコさんがやって」とミミさん。

ママは一瞬躊躇した。
窓の外に目をやると、中庭のしゃらの木が、
「3人でやりなさい」と言った。
(注:勉強会は我が家の3F、窓の外に姫しゃらの木が見える部屋で行っている)

なんで「ちゅうちょ」したの?

「だって・・・。首を捜す過去世なんて恐くって・・・」

でも、美帆さんのセッションを始めてすぐにわかったんだけど、
ミミさんにはセラピスト役をやれない理由があった。

「あのね、エフちゃん、ミミさんはね、その過去世に登場していたの」

ええっ!?

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第14章~6人の謎(7)

「首や肩の痛みの原因がわかる過去世へ」と誘導すると、美帆さんは やはりあの古代ギリシャの過去世へ行った。

そして、崖の上から海へと身を投げた。

肉体から離れて魂だけの存在になった美帆さんに
「そこから自分の肉体を見下ろして下さい」と言うと

「ふん!ぼろ雑巾みたい」とまるでひとごとのような答えが返ってきた。

肉体は崖下の岩場にあるようだ。

ママがおそるおそる、「首はありますか?」と聞くと

「首? ない」と美帆さん。

そんなことはどうでもいいような感じ。

首を見つけなければ美帆さんの痛みが改善しないと思ったママは、
「首はどこにありますか」と聞いてみるが、
「さあ?」と気のない返事。

飛び降りた際に強風に煽られて岩に叩きつけられ、
首が折れたらしいのだが・・・。

首の在り処をどんなに聞いても
「どうでもいい」という答えしか返ってこない。

ママが困っていると、ママの隣にぴったり寄り添っていたミミさんが
「”そこの砂浜を見て”って言って」と耳打ちしてきた。

(そこの砂浜?ミミさんは美帆さんが見ている映像と同じものが見えている?)

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第14章~6人の謎(8)

ママはびっくりしたが、驚いている暇などなかった。

ママがその通りに言うと、美帆さんは
「砂浜?」とつぶやいて、どうやらその場面を見ているようだった。

「”そこに泣きながら首を捜している女の子がいるでしょう?”って言って」と、 再びミミさんが耳打ちしてきた。

しばらくすると美帆さんが
「馬鹿みたい・・・・私のことなんか探して・・・」と涙声になった。

「”首が見つかるまで、その女の子はずっと捜し続ける”って言って」と、ミミさん。

その言葉に突然美帆さんの態度が変わった。

はらはらと涙を流しながら、
「後ろの岩の間に挟まってる」と素直に教えてくれた。

そして、ようやく首が見つかった。

美帆さんが海に身を投げた時、ミミさんはたまたまそれを目撃していた。

あわてて駆けつけたが、首がなかったので、必死で探し回っていたのだという。

ミミさんは当時、美帆さんの幼なじみだったんだって。

「じゃあ、その時の首は今生になってやっと見つかった、ってこと?」

「うん。たぶんね・・・。」

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第14章~6人の謎(9)

ママは、
「一番びっくりしたのは、首を見つけた後に美帆さんの ハイヤーセルフに言われたことなの」と言った。

好奇心一杯のママはなぜ、この日に急にこんな展開になったんだろうと 不思議に思ったんだって。

それで、美帆さんのハイヤーセルフに聞いてみたのだそう。

「あの~、今日、この場でミミさんのセッションをやって、それがきっかけで 美帆さんのセッションをやることになるのは最初から決まっていたことなんですか?」

すると・・・・。

なんて? (ハイヤーセルフは)なんて言ったの?

「当たり前だ」って!

へえ・・・・・・!

「そんな事は最初から決まっていた」って!

・・・・・・・・。

全ては必然で起きている。

その後、毎月の勉強会を重ねる内に
ママはそのことを思い知らされるようになる。

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第14章~6人の謎(10)

美帆さんはこの時の過去世で、人生にむなしさを感じ、
そのネガティブなエネルギーを今生にまで引きずってしまっているようだった。

その影響力が大きすぎて、何度も何度も再体験しないとクリアできないらしく、 ハイヤーセルフにも年内一杯はかかると言われた。

「でも、不思議なんだけどね、クライアントさんも、ある問題をクリアするのに 例えば、あと5、6回はセッションが必要と言われたとするでしょう?
ところが、1回のセッションの後に浄化が早く進むと、次に来た時には
回数が減っていて、あと2回でいいよ、って言われたりするの。
個人差はあるんだけどね」

浄化が進むって?

「よくわからないんだけど、その人の潜在意識の中で変化が起きているんだと思う」

美帆さんの場合は、日頃からヒプノをやったり、それ以外のツールでも潜在意識に繋がるような機会が多いからだろうか、
最初に言われた回数よりも早いスピードでクリアしていった。

そして、8ヵ月後には突然終わりを迎える。

「これが最後である」とハイヤーセルフに言われたときの驚きと感動。

突然終わっちゃったの?

「うん。予期しない形で」

その時、ママははセッションで「過去世の書き換え」を行ったのだという。

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第14章~6人の謎(11)

まあ、それはまた今度話すね。
それより、ママにはセッションで特定の高次の存在は現れないけど、ミミさんと Hiroさんには面白い存在が出てきたって言ったでしょう?」

うん。

「それは翌月に2回目の勉強会をやったときに起きたの」

ママはT.Iさんのセッションに出てくる高次のおじいさんと対話をするようになっていたので、 「集合的無意識」はワンネスの世界であることを何となくわかりかけていた。

そして、そのことをみんなにも体験して欲しいと思った。

そこで、1回目の勉強会でミミさんのセッション中にハイヤーセルフが出てきた時、 こう説明したのだ。


「みんなの潜在意識は深いところで繋がってるの。
だから、AさんのセッションでBさんやCさんのことを聞いても 答えられるし、BさんのセッションでAさんやCさんのことを聞いても答えられるの」と説明した。

今まで教室ではハイヤーセルフや超意識といわれる高次の存在に 話しかけても、自分に対するアドバイスしか求めたことがなかったので 、みんなは意外そうな顔をした。

「(ミミさんのハイヤーセルフに)何でも聞いてみて」と、ママ。

美加さんがおそるおそる、自分が立ち上げようと思っている事業の屋号について 聞いてみた。
「○○という名前はどうでしょう?」と。

途端に、「そんな名前は駄目!」という答えが返ってきた。
その後の理由が面白くて思わずみんな笑ってしまったんだけど。

各々が質問を投げかけて、それに対してちゃんと答えが返ってきた。

ママはとても嬉しかった。

ヒプノの世界は奥が深い。
まだまだいろんな可能性が秘められているに違いないと思ったから。

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第14章~6人の謎(12)

さて、2回目の勉強会。

みんなは、他人のセッションからも自分に対するアドバイスがもらえるとわかったので、あらかじめ質問を用意してきていた。

この時もクライアント役はミミさんだった。

美加さんは新しい屋号を考えてきていて、(ミミさんのハイヤーセルフから)今度はOKだと言われた。

「ただし、色には気をつけて」と言われて、
美加さんが「はい」とだけ返事をして終わらせてしまいそうになったので、 ママがあわてて「どんな色がいいですか?」と聞いた。

高次の存在は得てして、くどくどとは説明しないことが多い。

だから(ママの場合)、知りたいことはこちらからどんどん聞いていく。

美帆さんはまだ体の痛みが完全には取れていなかったので、そのことを質問した。

セッションがあと何回必要なのか、それはどのくらいのペースでやっていけばよいのかも 教えてもらった。

その時、ママはふと思いついてこんな質問をした。
「美帆さんの心が落ち込みそうになった時に、支えとなる石がありますか?」

すると・・・・。

「ラピスラズリ。5センチくらいの三角形に近い形」という答えが。

ママ: 「それは、どこで手に入れたらいいんですか?」

「友達が知っている」

ママ: 「ミミさんはどうでしょう?」
(注:ミミさんは仕事で石を扱っている)

「うん、いいかもね」

ママ:「それを身につけておいたほうがいいんですね?」

「常に持っていて欲しい」

ママ:「身につけていたほうがいい色はありますか?もしくは避けた方がいい洋服の
色はありますか?」

「赤はだめ」

ママ:「どんな色をつけていると彼女にいい波動を与えますか?」

「紫と青」

ママ:「髪の毛は今のままでいいですか?」

「大丈夫」

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第14章~6人の謎(13)

なんで髪の毛なんて聞いたの?

「だって、エフちゃん、ほら・・・」

あっ、そうか!

ママはかつて高次の存在に言われて髪をばっさり切った経緯がある。

それはある日、T.Iさんに会った時に、
「マサコさんの夢を見たよ」と言われたことに始まる。

「後姿だったんだけど、マサコさん?って呼んだら振り向いて、
なんと髪がショートカットだったの!」って言われたのだ。

ママは、「ふうん」って、その時は気にも留めなかった。

だけど1ヵ月後にT.Iさんに会ったら
「一昨日、またあの夢を見たよ!」と言われた。

どうもママに会う直前に見るらしい。

ママは今までの人生でショートにしたことがなかったから、切るのは絶対に 嫌だと思ったんだけど、T.Iさんはその夢が気になるからセッションで聞いて欲しいと言う。

で?何かわかったの?

「うん。あの雲の上のおじいさんが出てきて教えてくれた」

「髪を切るとあなたが軽くなる」って。

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第14章~6人の謎(14)

どういう意味だろう?

「あのね、エフちゃん、髪の毛の1本1本にいろんなものが入ってるんだって」

いろんなもの、って?

「髪には念がこもりやすいんじゃないかな。
つらいことや苦しいことがあったときの気持ちとか感情とか、そんなのが 入りこんでるんだと思う。
だからそれを切り落とすことで厄払いになるというか、 古い自分を捨て去る、みたいな感じなのかな?」

じゃあ、失恋した人が髪を切るのも理にかなってるんだ?

「ああ!そうかもね!
失恋の痛みを味わってる自分を髪と共にばっさり切り捨てて、 新しい自分になるのかも!」

苦しみと共にあるのは、絶望、憎悪、怨念などよくない感情ばかり。
それが髪の毛に入り込んでいるということは、いつまでも自分がそれを身に着けていることになる。

そういえば、テレビに出てくる幽霊とかお化けはみんな髪が長い。
さっぱりとしたショートカットのお化けは見たことがないような気がする。(笑)

彼らは逆に怨念の入り込んだ髪をなが~く伸ばしてその想いを強く
保っているのかな?

髪には魂が篭ると聞いたことがある。

どうやら不思議な力が宿っているらしい。

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第14章~6人の謎(15)

というわけで、ママは2ヶ月ばかり迷ったが、結局髪を切った。

そしたら!

本当に軽くなってしまった。

ママ曰く、
「いろんなことがもうどうでもよくなったの」

ショートにして似合おうが似合うまいが、
どうでもいいや、と思っちゃったし、
過去のいろんなことにも囚われなくなったし、
面白いことに、いろんな事への(変な)こだわりがなくなってきて、
人生がすっごく楽になってしまったのだという。

もちろん、これは人による。

ママの場合は特に髪に自分の「想い」が入りやすい体質なんだと思う。

「それにさ~、T.Iさんが不思議なことを言ったの。
”髪を短くして、両耳を出さなくちゃ駄目”」って。

理由を聞いても、
「なぜでも」としか言わなかったから、多分彼女も理由まではわからなかったんだと思う。

「直感で言ってるからね」

でも、「直感」って、潜在意識からきてるんでしょ?

「うん。そうだよ」

耳を出す理由は、すぐにわかった。

霊感の強い友人とお茶をしていたときに、彼女が
「あっ! 今、マサコさんの両耳の上で青い光がパッ、パッ、って光った!」と言ったから。

その後何度か同じことが起きた。

きっと、耳で「見えない世界」からのメッセージをキャッチするんだろうとママは思ったんだって。

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第14章~6人の謎(16)

「話がそれちゃったけど、とにかく美帆さんに関して言えば、そのロングの髪を切る必要はなかったの」
とママは言った。

この時、美加さんが(セッションを邪魔しないように)ママに向かって、身振り手振りで 自分に必要な石も聞いて、と言ったので、
ママはついでに全員のことを聞いてみようと思ったんだって。

波動を上げるために最適な石を。

「美加さんの波動をあげたり、彼女自身の支えとなる石は?」

ミミさんのハイヤーセルフは
「ローズクオーツ。ネックレスにしていつも身につけておきなさい」
と言った。

「大きさは関係ない。自分で存在感のあるものを感じ取って。
いつもハートのあたりにローズクオーツをさげているといい」

ミミさんには「青い石」。
「彼女は(すでに、腕に)してるからいい」

ママがミミさんの腕を見ると、青い石の入ったブレスレットをしていた。
さすがである。

Hiroさんには「シトリン」。
「大きな珠をひとつ、身につけておけばいいです」

うららちゃんには「ブルームーンストーン」のブレスレット。

ママには?

「インカローズ」って言われたの。
しかも、「置石」って。

置石?

「うん。3Fの部屋に置いておくといい、って」

もちろん、ママはこう聞いた。
「その石をこの部屋に置くと、どんな力を与えてくださるのでしょう?」

「あなただけではなく、皆にだけど、あなたの愛が減らないように
守ってくれる」

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第14章~6人の謎(17)

すごいね、ハイヤーセルフさんって何でも教えてくれるんだね!

「そうなの!ママなんて花粉症のことまで聞いちゃった!
花粉症が重症で苦しんでいるのですが、何か対策がありますか?って」

そんなことも教えてくれるの?

「教えてくれた!」

水分を取りなさい、そして何か汗を出す場所に行きなさい、って言われたのだとか。

汗を出すって、運動とか?

「ママもそう思って聞いたんだけど、そしたら”石の上に寝る所”って言われたの。
岩盤浴だと思った」

最初は1週間に1回位のペースで、自分が楽になるまで行けばいい、
水は最低2リットルは取るように。
体の中に毒素が溜まってるから、それを出すこと、と。

そして、そのうち体に出てくるから、そうしたら紫根をお風呂に溶かして入れなさい、と。

へえ!具体的だね!

「うん。面白かったのはミミさんから1週間後にメールが来てね、
”岩盤浴”という言葉が浮かんで、伝えなくちゃいけないと思ったんだけど、 意味わかる?って」

ミミさんは高次の存在と繋がった時に話したことは、覚醒後、殆ど覚えていない。

「不思議なんだよね。ヒプノのセッションの後、覚えてる人と覚えてない人がいるんだよね」

ちなみに、ママの場合はすべて覚えているのだとか。

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第14章~6人の謎(18)

ミミさんのハイヤーセルフが何でも答えてくれるので、いよいよママは核心に触れた。

「私は以前イメージをみました。この6人の仲間が他の星からこの地球のために やって来ました」

そして、ひと呼吸おいてから、恐る恐る、こう聞いた。

「それは真実ですか?」

「常に宇宙と魂はつながっている」

「はい・・・・、しかし私たち6人はみんな他の星にいて、そこから一緒に来たんですか?」

みんなは固唾を呑んで答えを待った。

「みんな同じ星から来ました」

その場に居た全員が顔を見合わせた。

誰も言葉が出なかった。

ママ: 「その星はとても次元が高い星だったように思いますが?」

「はい」

ママ:「地球の変革期に合わせてやってきましたか?」

「はい」

ママ:「そして6人はそれぞれ役割がありますか?」

「はい」

再び全員が顔を見合わせた。

その「役割とは?

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第14章~6人の謎(19)

そこで、ママは聞いてみた。
「ミミさんの役割は?」

「いろいろなことを伝え、引っ張っていく」

ママ:「彼女は未来も見えますよね?」

「ただ、まだわかってない。
みんなの力が・・・。みんなそれぞれ気が付いていないことが多い。
それを思い出すのは、この仲間同士が助け合わないと思い出せない」

ああ、だから6人が集まったんだ、とママは思った。

それぞれが自分の力を「思い出す」必要があるんだ。
そして、その為にはお互いに支えあわなければならないんだ。

ママ:「美帆さんは?」

「彼女は常に生と死を司っています」

ママ:「彼女は今後、ヒプノセラピストとして死に向き合った人たち、
そういった人たちを沢山助けるようになるでしょうか?」

「はい」

ママ:「私はどうですか?」

「あなたは常に人を導いていきます。
あなたは仲間のために喜びを与えて、
仲間のために喜ぶことが自分の喜びになっていく人です。」

ママはちょっと考えて、こう聞いた。

ママ:「その仲間というのはこの6人からもっと増えていくんですか?」

「はい」

突然、ママは思い出した。

あのレイキのアチューメントを受けた時。

「これから世の中は沢山のセラピスト(のような人)が必要となってくる。
あなたは沢山の、そういった人を育てなければならない」と言われたことを。

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第14章~6人の謎(20)

美帆さんがヒプノを通して「死に向き合った人達」を 支えていくのか?と聞いたのは、既に美帆さんがそういったセッションを 多く手がけていたからだった。

愛する我が子を亡くした人とか。

ママの場合には、それからほどなくしてセッションで、高次の存在から
「あなたの所にはこれから人を癒したり、そういう仕事をするようになる人が 多く訪れるだろう」と言われた。

そういえば、友達の紹介で来た人達も、 既に何らかの力を持っていたり、人の役に立ちたいと思っている人が殆どだった。

セッションを受けたり、話をすることで、その人達の中に封印されていた力が開花したり、 今生の目的に目覚めたりするのだろうか。

そのお手伝いができるのだとしたらワクワクする、とママは嬉しそうに言った。

ところで、Hiroさんの役割は何だったの?

「え~っとね、”彼女は常に仲間や人々に健康を与えていきます”って言われたの」

それはきっとHiroさんが、教室を卒業した後、「気」の勉強をしていることと 関係があるのだと思う。

案の定、「彼女はみんなにエネルギーの使い方を教えてくれるでしょう」とハイヤーセルフは言った。

教室でヒプノを一緒に勉強していたときから、ママはHiroさんのエネルギーの強さに気付いていた。

卒業後、「気」の勉強をしたり、レイキを極めていったHiroさんはどんどん頭角を表していった。

そして、うららちゃんは?

「彼女の役割は、”癒し”だって」

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第14章~6人の謎(21)

ママは対話をしながら、これだけのことを教えてくれているのは、
本当にミミさんのハイヤーセルフなんだろうかと疑問に思った。

教室ではハイヤーセルフは、「高次の自己」という位置づけで習った。

つまり、自分の中の「叡智の部分」?

だとしたら、本人のことについては詳しく語ってくれるかもしれないが、
他人のこともこんなにわかるものなのだろうか?

現に、友人のセッションで出てきたハイヤーセルフにいろいろと質問をしても、 「自分のことしかわからない」というケースも時々ある。

そこで、ママはミミさんのハイヤーセルフに聞いてみた。

「あなたはどなたか、教えていただいても宜しいですか?」

「私ですか?」

「はい」

「私は太陽のエネルギー」

(! ! !・・・・・・。 太陽のエネルギー?)
ママは驚いた。

「いつもミミさんを守ってくださっている存在の方ですか?」

「違う・・・。全員。みんなを見てる。常にみんなの傍にいる」

ママはT.Iさんのセッションに出てくるおじいさんの言葉を思い出した。

私たちの周りには、目には見えないけれども沢山の波動があって、
必要なときに必要な波動に繋がるのだと、おじいさんは言った。

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第14章~6人の謎(22)

その時、突然、太陽のエネルギーが話し始めた。

「みんなに言いたいです 。

いい人になりすぎることはありません。

ただ、人を傷つけないように言葉だけは選びましょう。

常に人は鏡です。

あなたが傷つけば相手も傷つき、 相手を傷つければ自分も傷つくのです。

あなたが、笑えば相手が笑い、 相手が笑えば自分も笑う 、

自分が泣いたら相手は泣いていると言うことを忘れないように。

私たちは常にみんな平等に見守っている、それだけは忘れないで。」

ママは思い切って、こう聞いた。

私たち6人は全員ヒプノセラピストをめざして集まった仲間なんですか?

「違います。

ここは、この出会った場所は、ひとつの通り道です。

人のためになりたい、人のためになる仕事は変わりませんが、
ヒプノに限らず、あなたたちの導かれるままに進んでいけばいいです。

何か間違ってやっているのかと不安になることはなく、あなた方のやりたいように進んでいけばいいのです」

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第14章~6人の謎(23)

そして、ママはある人の対人関係について質問した。

すると、

「どんな人にも、愛を与えることのみが大切だと思いこんではいけません。

愛を与えないこともひとつの愛だと知ることが必要です。

断ち切ることも愛です」

という答えが返ってきた。

ママは、
「その言葉は目から鱗だった」と言った。

「人の役に立ちたいと願う人の中にはどんな人にも与えることが愛なのだと 思っている人は多いんじゃないかな?

誰にでも平等に、って。

むしろ、救わなくちゃ、と思って断ち切れなくて、自身がストレスを抱える事だってあるでしょう?」

ママはこんなことも聞いてみた。

「このように、人の心の中にある叡智の部分からいろんな アドバイスをいただくことができますが、これは私たちが三次元でいう所の ”依存していること”とは違うのでしょうか?」

「だって、エフちゃん、ヒプノで答えてもらえるのなら 、何でも聞いちゃおう!ってなっちゃうかも。それは依存にならないのかなって思って」

その答えはこうだった。

「それは違います。

依存しているならば、こういう仕事はありえません。

人と人はつながっているということ、叡智は全ての中にあるということ、 神はエネルギーだということ、それを伝えなければならないというところに あなたたちがただ居るだけです」

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第14章~6人の謎(24)

「何で依存って聞いたかというとね、ほら、ワンちゃんの尿漏れが治ったでしょ?」

ああ!

そうだった。

ワンちゃんは避妊手術をしたあと、1年後から尿漏れが始まって、 大きな病院でも検査をしたし、薬も服用したけど、治らなくって、 理由がわからないまま、6年もその状態が続いていた。

床が濡れるのはいいとして、可愛そうなのはワンちゃんだった。

自分の意志とは関係なく尿が出るので悲しそうな顔をするのだった。

それに甘えん坊なので、家ではいつもママにべったり。
勉強会でみんなが集まると当然一緒に居る事になる。

ママは防水のカーペットを買ったり、工夫をこらしていたが、 ちょうどその頃、T.Iさんのセッションがあったので、何気なくおじいさんに聞いてみたのだった。

すると、
「すぐに病院に連れて行きなさい」

「え?でも、病院には以前連れて行って・・・」

「すぐに病院に連れて行きなさい!」

有無を言わさぬ口調だった。

ママはすぐに直感で病院を探して、ワンちゃんを連れて行った。

一通り検査をしたが、やはりどこにも異常はなかった。

が、獣医さんはこう言った。
「飲み水を制限してみましょう」

そして、こう付け加えた。
「それで治るかもしれませんよ」

ママは半信半疑だった。

だけど!

本当にその日から尿漏れはぴたりとなくなったのだった。

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第14章~6人の謎(25)

ママが足がすごく冷えるので、どうしたらいいかと聞いた時も、

「あなたは内臓を冷さないようにしなさい。冷えはそこからきているから」
と教えてくれたりもした。

「ヒプノって便利!」と喜んでいたママだが、ふと、
「ねえ、これって依存なのかな?」って気になったのだった。

それで、ミミさんのハイヤーセルフに聞いてみたという訳だ。

でも、依存ではないって言われて良かったね。

「うん、その先があってね、
依存ではないのだろうかって不安に思うことが良くないって言われたの。
その不安が不安を呼ぶんだって」

ママはよく「恐れ」や「不安」を手離しなさいといわれる。

「恐れ」は恐れるようなことを引き寄せ、
「不安」は不安になるようなことを引き寄せるから。

頭ではわかっていても、現実にはなかなか難しいしとママは言う。

「だって、気がつくと、何かを心配してたり、不安に思ってたり、ってよくあるよね?」

そういうのは、どうすればいいの?

「ヒプノでそういう、思いぐせの原因になったところを見に行くのは手っ取り早い方法だと思うし、 他にもいろんなツールはあると思うけど」

でも、必要性が出てきた時に、必要なことをひとつずつやっていけばいいんじゃないかな、とママは言った。

人間って、そんな、一度で極端に変われるわけじゃないし。

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第14章~6人の謎(26)

そっかあ・・・。

それにしても、ママ、ミミさんってすごいね。
太陽のエネルギーと繋がるなんて。

「うん。Hiroさんもすごいよ。
3回目の勉強会のときね、Hiroさんは月のエネルギーと繋がったの」

月?

「うん。セッションをやって、普通にハイヤーセルフと繋がったんだけどね、
ハイヤーセルフからどんなエネルギーを感じますか?って聞いたら、
”月の光のようなエネルギー。 以前に一度会ったことがある”って答えたの」

以前にも会ったことがあるの?

「うん。だから、今までは”ハイヤーセルフさん、出てきて下さい”って言った時には、 常にハイヤーセルフが出てると思い込んでいたから、わざわざ確認しなかったけど、
実際はその都度いろんな波動に繋がっていたってことだよね」

この後、半年位すると、ママはもっと面白いことに気付くようになる。

催眠に入ったとき、映像で見えるタイプの人は、
ハイヤーセルフなどの存在を視ているわけだけど、
自分では毎回同じ人が出てきていると思っても、実際は違う場合もあるようだということ。

ママはT.Iさんのセッションのときに、
「あ、いつものおじいさんが出てきた」と言うのを聞いて、ずっと同一人物だと思い込んでいた。

一度は「あなたは前回出てきた人と同じ人ですか?」と聞いたこともある。

その時は、YESだった。

でも、ある時、質問に対するおじいさんの答えの内容が、何だか感覚的にいつもと違うような気がした。

T.Iさんの周囲にいる人物のことを相談した時に、しょうがない奴だといわんばかりの表現をしたのだ。

榊先生は、高次の存在は大きな視点から答えをくれることが多いといった。

例えば、「今、私がすべきことは?」と聞いたときに、「人を愛しなさい」みたいな。
そんな、普遍的な言葉が多かったりする。

だから、私たち三次元の人間の感情に寄り添う言葉を言ったとしたら、その場合には、人間に近いハイヤーセルフが出ている可能性があると考えられる。

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第14章~6人の謎(27)

でも、ママ、T.Iさんはいつもと同じおじいさんが視えた、って言ったんでしょ?

「うん。だけど、エフちゃん、前にも言ったように、実際はおじいさんはいないわけだからさ。
波動だから目にはみえないわけでしょ?
自分の中で、”叡智の存在”が、おじいさんという象徴で現れてるだけだから。
一度その形で視ると、固定観念が出来て、次からも同じ形で視てるかもしれないよね?」

ああ、なるほど・・・・。
なぜ、その都度、違う人に繋がるのかな?

「ママもよくわからないけど、例えば、小学1年生に足し算、引き算を教えるのに、 わざわざ大学生が教えなくても、小学校高学年の子供だって、中学生だって教えられるじゃない?
そうやって、そのときに必要な人が出てくるんじゃないかな」

そして、ママはちょっと考えてこう言った。

「それから、その人の魂の高さ、霊格っていうのかな?
それにも拠るのかも」

「やっぱり、その人の持ってる波動が高いほど、高い存在と繋がることができるような気がするんだよね・・・」

よく、童話とかで、綺麗な心の持ち主に幸運が訪れたりする、あんな感じ?

「そうかも。
心清く正しく、人にも優しく生きている主人公って、ちゃんと神様(高次の存在)がみて らっしゃる、みたいなね」

ふうん・・・・。

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第14章~6人の謎(28)

Hiroさんのセッションでは、この日はたまたま月のエネルギーが出てきたけれども、 いつもその存在というわけではない。

「だって、観音様のような存在が出てきた時もあったし、守護神が出てきたこともあったしね」

そうなんだ・・・。

それで、月のエネルギーさんはどんなことを教えてくれたの?

ママはふふっ・・、と笑ってこう言った。

「いろんなことを聞いたんだけど、また6人の事も聞いてみたの。
どんな星から来たんですか?って」

へえ? そしたら?

「空気が澄んでいる・・・・・・青い光の中に・・・」って。

ママ: 「青い光の中に、光の存在としていたんですか?」

「そう」

ママ: 「そこは肉体はない世界だったんですか?」

「ない・・・・そう・・・ない・・・」

ママ: 「そして今この地球の、日本の、変革期に合わせて遠い昔に やってきたんですか?」

「そう・・・・」

そのあと、月のエネルギーは面白いことを言った。

「あなた達は、いつも一緒になったり、離れたりしている・・・」

ママ: 「私たち6人が?」

「そう・・・それぞれ光になって飛んでいたり、ひとつの光になったり」

ママ: 「では、光として一緒になったり、ばらばらになったり、そういうことを繰り返しながら 今回は6つの肉体をもって、出会って、一緒に勉強をしているんですか?」

「そう」

「いずれまた、みんなひとつの光になる・・・・」

ママ: 「それはいつですか?」

「100年後」

ママ: 「100年後?」

「大きな光になる・・・・」

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第14章~6人の謎(29)

ママ、一緒になったり、離れたりする、ってどういうことなのかな?

「うん、その言葉を聞いたときね、以前に読んだ江原啓之さんの本を思い出したの。

確か、”類魂の法則”っていう説明だったと思うんだけどね、
誰にでも、”魂の家族(=グループ・ソウル)”があるんだって。

例えば、その家族をコップの水、ひとりひとりの人間の魂を1滴の水だとするでしょう?」

うん。

「現世を終えて肉体を脱ぎ捨て、魂だけの存在に戻った時、
その1滴の水はコップの中に帰るんだって」

え? でも、そしたら、コップの中の水と混ざっちゃう!

「そうなの。混ざっちゃうの。そのことに意味があるんだって。
例えば、ママが現世でいろんなことを経験して、学ぶでしょ?
そして、いずれコップの中に戻るでしょ?
そうすると、他の水と混ざることによって、ママが学んだことをみんなが共有できるの。
つまり、それぞれの人間が学んできたことが、家族全体の叡智になっていくんだって」

へえ!

「これを繰り返すみたいなの。
そのうち、また1敵の水になってコップから出て行くでしょ?
そして、沢山のことを学んで、再び戻ってくる。
そしたら、他の水と混ざって、その学びがみんなの叡智となる」

そっかあ・・・・。
じゃあ、6人はみんな同じコップの中の人達?

「かもしれないよね」

あ! 確かT.Iさんも300年位前に同じグループに居たって(おじいさんが) 言ってたから、同じコップの人なんだね?

「ああ、そうかも・・・」

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第14章~6人の謎(30)

あれ?
でも、ママ、それってさぁ・・・・。
う~ん・・・・ちょっと変?

コップの中に戻って他の水と混ざっちゃったら、次に生まれてくる時、 ママはどうやって、元の1滴の水になるの?

「ん?どういうこと? 」

だってさあ、人間って、輪廻転生するんでしょう?
ママは何度も何度も生まれ変わるんでしょう?
ママの魂が他の魂と混ざっちゃったら、 どうやって、ママの魂だけを区別して、そこから取り出せるのかなぁ・・・。

(私の頭の中にはパンの生地が浮かんできた。
パンを作る時、小麦粉をこねて1つの生地の塊を作る。
仮にその一部を手でちぎったとする。
でも、それををまた塊にくっつけてコネコネしたとしたら・・・・。
元の1つの塊に戻るけど、
もう一度ちぎった場合には、最初にちぎった部分とは違うところが
ちぎれてくるでしょう?
同じ場所をちぎりとるなんで不可能だもん)

「エフちゃん、ママもそこを悩んだの!

でもあるときね、越智啓子先生(注:精神科医)の本に面白いことが 書いてあったの!」

なんて?

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第14章~6人の謎(31)

越智先生の過去世に、
明治時代にイギリスから横浜に来たメアリーさんという人と、
タイタニック号に乗って亡くなったアメリカ人の男性がいるんだけど、
その二人の生きていた年代が重なるんだって。

えっ? どういうこと?

「自分の過去世がふたり同時に、別の場所で生きていたってこと」

へえ・・・・・・!
う~ん・・・・よくわかんない・・・・。

「ママもうまく説明できないんだけど、それを読んだ時に、
過去世の自分=100%今生の自分、ではないのかも、って思ったの」

つまり?

「つまり、100%同一人物の魂で輪廻転生を繰り返すわけではないのかもね・・・。

コップの中で混ざるのだとしたら、ママの魂は、幾つもの魂に分裂して
しまう可能性があるでしょう?」

ああ、そうか、そうしたら、複数の人間になって同じ時期に
生きるってことも有り得るんだ。

「うん。今度機会があったら、そのことを雲の上のおじいさんに聞いてみようと思う」

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