
私は何のために生まれてきたの?
私がやりたいことは何なの?
ママは長い長い間、そう思ってきたと言った。
日々の生活の中で、時折そのことが頭をもたげ、
また日常に埋没し、そして再び浮上する・・・、
その繰り返し。
そして常に何かしら満たされぬ思い・・・・
一体何をやれば心から満足感が得られるのだろうと、
ママはずーっとそれがわからなかったと言った。
だから、ヒプノセラピーに辿りついて、
まさにこれこそが今生の目的だったとわかったときの
ママの喜びと興奮ぶりはすごかった。


そもそも人間は自分の人生の目的を決めて生まれてくる。
でも、生まれた時にはすでにその記憶がないので
多くの人がママのように、悩むことになる。
大抵の人は、あらかじめ自分で決めておいた時期がくると、
その目的に出会うようになっている 。
なぜ、「全員」ではなくて、「大抵の人」なのかというと、
人間には「自由意思」があるので、たとえ筋書きを決めてきた
人生であっても、途中で変えたり、変わったりすることがあるからだ。
ママの場合は人生の半分近くを苦しみや悩みの多い人生に
設定しておいて、ある程度の人生経験を積んだ時点で
ヒプノセラピーと出会うように決めてきていた。
だから、ヒプノの勉強を始めたばかりの頃、
セッションの練習で初めてハイヤーセルフ(高次の自己)と会った時に
「ようやくここまで来ましたね」と言われたときは、泣きそうだったと言っていた。
そして、
「これが私の人生の目的でしたか?」と聞いてみた。
にっこりうなずくハイヤーセルフに、おそるおそる
「今までの苦しみも全部このため(ヒプノセラピーの糧とするため)でしたか?」
と聞くと、
「そうですよ、あなたが(自分で)決めてきましたね?」と言われたそう。
「ああ・・・、そうだったんだ」
ママはこの言葉を聞いた瞬間、すべての苦労が報われた気がしたそうだ。
そう、人生のハードルもあらかじめ自分が設定してきている。
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