聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(1)

2013年、8月。

再び、魂の再会があった。
そして、今回の再会は、ママのヒプノに大きな影響を与える
ことになる。

事の起こりはこんな感じ。

ある日、ママがパソコンを立ち上げ、メールをチェックしようと
したら、「石の教室」という広告が目に付いた。

ママはクリスタルに興味がないわけではないが、わざわざ
勉強したいというほどでもなかった。にも関わらず、何故か、
その広告をクリックして、内容を見てしまった。

そして、主宰者の女性の写真を見た時、どうしても参加しな
ければいけないような気がした。
3日後の日曜日、数時間だけの教室で、場所もさほど遠く
ない。参加しようと思えば可能である。

ママは迷ったが、「行かなければいけない」という気持ちを
拭い去ることができない。
何かあるのかな?
結局、申込みをした。

そして、当日。
教室の参加者は4人だった。
自己紹介のとき、「ヒプノとレイキをやってます」と言うと、次
の人が、「私もヒプノとレイキを・・・」と。
それがマチ子さんだった。

実はマチ子さんとは、教室が始まる前に既に顔を合わせて
いた。
ママが教室の場所(マンションの一室)が分からなくて、建
物前でウロウロしていたところへ、遅れてきたマチ子さんが
タクシーで乗り付けてきたのだ。

車から降りてきたマチ子さんを見た瞬間、ママは、「あ、この
人、見たことある」と思った。
どこでだったかは思い出せなかったんだけど。

休憩時間に、どこでヒプノを習ったのかを聞いてみると、
なんと、ママが最初に習っていた教室。

わ~、奇遇だね、ということで盛り上がり、その日の帰りに
お茶をして、その際に、マチ子さんが、ここのところずっと
得体の知れないモヤモヤした気分が続いているのだと
言った。

私:得体の知れないモヤモヤ?ママの出番だね。 (笑)

ママ:(笑) そうなの。じゃあ、ヒプノやってあげるよ!って。

でも、その前にもうひとりセッションを行うことになった。
石の教室の先生である。

先生が、ちょっと否定的な雰囲気でこう聞いてきた。
「ヒプノって、過去世退行でしょ?」って。

それで、ママが、
「過去世だけじゃないです。瞑想みたいなものです。自分の
潜在意識につながって、いろんなことを聞いたりもします。
この間来たクライアントさんは仕事のガイドさんと話して、
今後のことを具体的に教えてもらったりしてました」
って答えた。

すると、先生が即座に、「そうなの?わたし、ヒプノを勘違い
してたわ。ちょうど来月から新しい講座を開くので、そのこ
とを聞いてみたいから、予約するわ」って。
「場所はどこへ行けばいいの?」って聞かれて、ママは
「あの・・・・、ここ(教室の場所)でやった方がいいみたい
です」って言った。

私:なんでそう言ったの?

ママ:そこの教室はね、3部屋位あったかな。どの部屋にも
  石がたくさん置いてあったんだけどね、その石たちが、
  なんだか話したいことがあるみたいだったの。

そんな気がしただけである。

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魂の交信(2)

先生は素敵だった。
どこが?って、まるで「石」そのもののような人だった。

ママ:石の精霊というか、石の化身というか、 うまく表現
  できないけど、ああ、この人、「石」 なんだなあ、って。
  
「石は地球の中の愛のかたまり。人の役に立ちたいという
気持ちが強い。だから、人間に愛情をもらうと、より強く働き
始める」

先生がそう言ったとき、まるで石の化身である先生が
「石の意識」で語っているような錯覚さえ覚えた。

教室では、石(水晶)の種類とか、扱い方とかを説明してく
れたけど、ママは、そういったことよりも、先生の石に対する
愛情に心打たれていた。

ママ:たとえばね、石はいつも人間のために一生懸命働い
   てくれているでしょう?
   だから、新月の夜とかに、窓辺にきれいに並べて、ア
   ロマの良い香りと、クラシックのような心地よい音楽で
   ねぎらってあげる、とかね。
   時々、石をぎゅっと抱きしめて愛情を注いであげてね、
   とか。

そして、先生が水晶の種類を、実物を見せながら順番に
説明していたときのこと。

「これは、”レムリアンシード”といって、古代レムリアの記憶
を持つ石といわれています」と言って、側面にバーコードの
ような模様がある細長い石を見せてくれた。

続けて、「何故かこの石が気に入って、値札をはずし(売り
物から除外して)、ヒーリングのときに使っているの」と
先生が言った瞬間、ママは、「あ、この先生、レムリア人
だったんだ」と思った。

その後・・・・。
先生の後ろに白い服を着た女の人が現れた。

古代っぽい服装。
頭に髪飾りをつけている。
それが、先生がその日、頭に付けていたカチューシャとよく
似ていて、ママは不思議な気持ちで見つめていた。
その人が、レムリア人だという確信はある。

ママ:あのぉ~。

ママは思い切って言った。
「先生はレムリア人だったことがあるみたいです」

すると、先生があっさりと言った。
「以前、他の人にも言われたことがあるわ。ああ、あなた、
レムリア人だったのね、って」

ママはちょっとほっとした。
良かった。思い違いじゃなくって。

私:その現れた人は、先生の過去世ってこと?

ママ:うん。

この時、ママには、このレムリア人が先生に何かを伝えた
いのだということがわかっていた。

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魂の交信(3)

セッションをやるのは、2週間後と決まった。

2週間の間、ママの脳裏に何度も浮かんでくるものがあった。

石の教室の部屋に置かれていたソファである。

ママ:そのソファのカバーが赤だったの。教室に行ったとき
   は全然気にならなかったのに、帰ってきてから、幾度
   となくそのソファのことが思い出されて。
   「赤」っていうのが気になってしようがないの。
   なんだか、その部屋の中で、赤い色がそぐわないとい
   うか・・・。浮いちゃってる感じなんだよね。

セッション当日。

部屋には大小様々な石がたくさんある。
ひときわ大きい石を、彼女は「校長先生」と呼んでいた。

ママは、石の教室を受講したとき、石が先生と話したがって
いるような気がしたが、それがどの石なのか特定できなか
った。
とりあえず、セッションのとき、校長先生をそばに置くことを
提案した。
すると、先生が、占いで使われているような丸い水晶玉を
持ってきて、「ここ2、3日、この子が主張してくるのよね」と
言った。

そう、先生は、石と会話ができるのだ。

「じゃあ、セッションのとき、頭のそばにこの水晶玉を置いて、
校長先生は少し離れたところから見ていてもらうことにしま
しょうか?」って、ママは言った。

そして、セッション開始。

ママは、まず、レムリア人の過去世の人、校長先生、丸い
水晶玉(この時は、”丸玉さん”と呼ぶことにした)、仕事の
ガイドを呼び出した。
それ以外にも、先生の今のご家族や、インナーチャイルド、
イルカなどが自らやってきて、賑やかなセッションになった。

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魂の交信(4)

先生はすご~くよく視える人だった。
それもそのはずで、精神世界の勉強も沢山していたし、瞑
想歴も15年位あって、潜在意識に繋がることには長けて
いたのである。

催眠下に入らずとも、普通に石と意思の疎通を図れる人
だったし。

ただ、このとき、ママは先生のプロフィールを全く知らなかっ
たので、こんなに視えるなんてすごいなあって感心しなが
らセッションをやっていた。

最初に校長先生に質問した。
彼女に何か伝えたいことがありますか?って。
そしたら、「レムリアの時代を知って欲しい」という答えがきた。
「そこに、すごく鍵があるよ」って。

ママ:私が今日ここに来るように仕向けたのは、あなた
   ですか?

先生:(呼んだのは)丸玉みたいです。

ママ:なぜ、私を呼んだの?

先生:だって、私はずっと丸玉をいっぱい使っていたから、
   私に一番必要なのは丸玉だって(本人が)言ってます。
   すごく大切なのよ、って、主張してます。

   でも、私にとっては、(丸玉のことを)嫌に思ってる過去
   もあるみたい。
   なんだか、魔女的な感じのイメージが浮かぶ。
 
ママは、丸玉に、何度も先生と一緒に人生を歩んできたの?
と聞いてみた。

先生から、そうだという答えが返ってきた。

ママ:その中で悲しい過去とか、クリアにしたい過去があり
   ますか?

先生:(丸玉は)いつも純粋に良き仕事をしようとしていたん
   だけど、私自身がそれ(丸玉を使って仕事をすること)を
   良く評価しないことが一度あったみたい。
   そういう(良くない)想いを残しちゃった、って(丸玉が
   言ってる)。

ママ:丸玉さんにお聞きします。先生は、その想いを解き
   放ったほうがいいですか?

先生:はい、解き放って欲しいです。

そこで、ママはその感情を解き放つべき過去世へと誘導
した。

髪を結いあげ、ドレスを着た、身分の高そうな女性が出て
きた。誇り高い、女王様気質の人だという。

オカルト的な能力があり、丸玉を使って占いをやっていたが、
領主に裏切られ、牢に閉じ込められてしまった。

そして、そういうオカルト的な能力があるのは、頭がおかし
いからだという理由で、最後は処刑されてしまう。

彼女が閉じ込められ、処刑されるように仕向けたのが、
「領主」で、彼は今生も生まれ変わって、彼女の身近に存
在している。

彼女は、領主のことを、「私を裏切った。憎い」と言った。
処刑されるとき、「呪いをかけながら死んでいってます」と。

その領主は先生の人生に何度も登場しているようだった。

そこで、彼の魂と話をしてみた。

先生:ああ、彼は、ダークシャドー的役割で、いつの世も、
   私にハードルを持ってくる人です。

ママが、その人生を書き換えたいですか?と聞くと、

先生:いいえ。(彼の役割がわかったので)もう何も引きず
  る感情はないです。彼の愛を感じます。

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魂の交信(5)

親子でも、兄弟でも、職場でも、恋人や夫婦、友人でも、
人間関係で悩んでいるときって、「どうして?」って、ことさら
相手への不満ばかりを募らせてしまいがちだけど、
こんな風にヒプノでその理由がわかると、「ああ、そうだった
のか」って、ネガティブな想いが解けて楽になる。

そして、相手に対する気持ちが変わるので、結果的に悩み
もなくなる。

「だって、みんな不満を持つのは、この人はなんでこんな
言動をするの?とか、なんでこんな風にしか考えられない
んだろう?とか、そういうところでしょ?
そして、怒りとか憎しみを持ってしまう。
それが自分を成長させてくれるための役柄を演じてくれて
いたと分かった時には、感謝さえ生まれることもあるわけ
だし」って、ママが言った。

「でも、もちろん、1回ヒプノで見ただけで、すぐ感謝を感じる
のは難しいと思うし、だからこそ、人間は輪廻転生するの
だということや、毎回テーマを持って生まれてきて、そのテ
ーマをクリアするために、あらかじめ自分の周りにいろんな
人をキャスティングしてあることなどを知ること(思い出すこ
と)は、とても重要だと思う」

先生の場合はそういったことを既に知っていたので、感情
解放も、「気づき」も早かったのだろう。
「彼の愛を感じます」と言った後に、「魂レベルでの愛ってす
ごいんだ・・・」って呟いていた。

私: 水晶の丸玉さんは、その過去世に行って、満足したの
   かな?

ママ:うん。先生がその過去世を見に行ってる間、「自分の
   魂の中心に丸玉を感じる」とか、「一体の気がする」っ
   て言ってたの。

  (その過去世でも)丸玉は純粋に伝えるべきことを伝え
  彼女は人々のためにそれを敢えて言葉にしてた。
  それなのに、幽閉され、処刑されたでしょ?
  で、彼女は「なんで?」って思った。
  「丸玉から伝わってくることを、ただみんなに伝えてた
  だけなのに」って。
  別に丸玉に不信感を持ったわけではないんだけど。
  でも、その思いが丸玉と彼女の間に溝を作ってしまった。

  で、丸玉はその気持ちを払拭して欲しかったんだよね。
  
私:何のために?

ママ:それは、エフちゃん、先生は今生も石を使って仕事を
   しているわけだから、石に対する信頼感は、99%より
   も100%の方がいいでしょ?
   100%になることで、もっともっといい仕事ができる
   じゃない?

   たとえば、教師が生徒に勉強を教えるときに、この子
   なら絶対できる、っていう気持ちで教えるのと、一生
   懸命教えてるんだけど、心のどこかで、「本当に大丈
   夫かな」と思っているのとでは、信頼関係が違って
   来るし、自分は同じように教えてるつもりでも結果は
   違ってくるかもしれないしね。

過去世で感情を解放した後に、丸玉に、先生へ何か言い
たいことがあるか聞いてみた。

先生:自分(丸玉)をもっと使って欲しいみたいです。
   たとえば、私はリーディングとかチャネリングがもっと
   深くできるようになるにはどうしたらいいの?って思っ
   てたんだけど、丸玉が
   「私がそうよ。私を使い慣れてるでしょ?私をもっと
    使えばいいのよ」って。

丸玉がその役割を担っているらしい。

丸玉はさらに、校長先生の役割は、サロンの流れを作るこ
とだと教えてくれた。来る者と去る者の交通整理をしている
のだと。

レムリアのことはレーザークリスタル(細く長い棒状の水晶)
に聞くのがいいということも。

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魂の交信(6)

ママは、丸玉との対話が終わると、タンジェリンという別の
石に声をかけた。
「あなたの言いたいことは?」

タンジェリンはセッションが始まってすぐに、自ら出てきたの
で、きっと何か言いたいことがあるはずだった。

先生:(タンジェリンが)私はおしゃべりなんだけど、今まで
   じ~っと潜んでた。今、やっと自分が働けるタイミング
   がきた、って言ってます。

ママ:どんな風に扱って欲しいですか?

先生:まず、売ろうとしてたみたいだけど、絶対に売っては
   駄目って言ってます。
(注:先生のサロンでは、先生が自ら買い付けてきた石を
売っている)

先生:自分は集客をするからって。自分の周りには人が
   集まってくる、そういう石なので、そういう意識で使っ
   て下さい、って。
 
ママ:じゃあ、あなたがサロンの中で、この部屋のこの場所
   に置いて欲しい、っていうのはある?

先生:パーソナルクリスタルとして、もうサロンから引き揚げ
   てもいいんだって。サロンではなくて、自宅で使っても
   いいって。居間? 居間だったら、家族みんなのため
   に働けるって。

次に、インナーチャイルドと話をした。
3歳位の女の子だった。
その子の気持ちを聞いて癒したあと、イルカとも話し、
いよいよ核心であるレムリアの過去世の人に話しかけた。

ママ:今日、あなたとお話しをしてもいいですか?
   
先生:是非、話したいんだけど、って言ってます。

ママ:私がこの間、サロンに伺ったとき、先生のそばにいま
  したよね?何を言いたかったの?

先生:いつもいつも呼んでいたのに、やっと気づいてくれた
  って、言ってます。今生の私とすごく深く繋がってるそう
  です。

ママは「石の教室」のときに、先生が見せてくれたワンド
(気に入って、ヒーリングに使っていると言った石)のことを
聞いてみた。

ママ:ワンドは、レムリアの時代にも、あなたと一緒だった?
   そして、今生、一緒に転生してきましたか?

先生:私たちは、とにかく、石のスピリットにはたくさん囲ま
   れてる。一体となって働いてる。昔は、みんなそうでし
   た。

ママ:じゃあ、レムリアの時代を見に行ってもいいですか?

先生:はい。石に魂があることを伝えなければならないって。

ママはレムリアの過去世へと誘導した。

先生:植物のいい匂いがします。

え?匂いまでするの?
ママは驚いた。

先生:裾の長い服を着てます。変わった形の靴を履いて。

ママ:服の色は?

先生:白です。ベルトをしてる。たっぷりした布の服。
    額に何か飾りをつけてる。すごく背が高い。
    現代人よりもすごく背が高い!(驚いている様子)
    肌は浅黒い。髪の色は黒っぽい。肩まであるけど、
    ときどき編んだりしてるみたい。
    エキゾチックな顔立ちをしてる。

ママがサロンで見た人と特徴が似ていた。
背が高くて、黒っぽい髪、白いたっぷりした服に、細いベルト。

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魂の交信(7)

ママ:その世界では、石とどんな風に関わっているんですか?

先生:あれ? インディアンの過去世の人が割り込んでくる
   んですけど・・・。世界がダブルになっていて・・。

ふたつの過去世が同時に出てきているらしい。

ママはインディアンの人に話しかけた。
「何か言いたいことがあるの?」

先生:「私も強く関係あるから」って言ってます。

ママは、後で話しをするから、今は取りあえず戻って下さい
とお願いをした。

先生:戻りました・・・。
   水晶は、レーザーのような形、丸い形、両方(ある)。

ママ:そこでは、石と普通に会話をしてるの?

先生:はい。(嬉しそうに)ものすごく石が生き生きしてる。

ママ:普段の生活では、石とどんな風に関わっているんで
   すか?

先生:すごく巨大な、アースキーパーみたいな楕円のクリス
   タルがすごく光ってる。これ、エネルギーだ。
   すごい力を出してる。ああ、エネルギーの源です。

(注:アースキーパークリスタルとは、太古から地球の地下
で成長を続け、地球の様々な事象を記憶しているクリスタ
ルのこと)

ママ:じゃあ、そこへ行って、そのエネルギーをもらって下
   さい。あなたなりのやり方で。

先生:太陽の光みたいな感じです。ふうん?惑星のエネル
   ギ-も使えるんだ。そういうものと共存してたんだ。
   (感心したように)とっても科学的でもありますね。

ママは、その過去世の中で、現世の先生と関わる場面へ
と誘導した。

先生:家ですね・・・。 家の中です。白くてちょっと変わった
   家の形です。家族がいます。
   旦那さんと、子供が二人います。面白い!

過去世の家族の顔をみたら、自分の知っている人たち
だったので、面白かったらしい。(笑)

ママは、なぜこの場面へ行ったのかを聞いてみた。

先生:「想像の源」へ帰るって言ってます。

ママ:その意味がわかりますか?

先生:はい、わかります。

こういう場合、セラピストは「どういう意味ですか?」と聞か
ないことが重要だとママは思っている。
クライアントは他人に言いたくないこともあるし、本人が理解
できていればいいからである。

ママはこの後、レムリアの過去世の人に、先生が今やって
いるワークのことについてアドバイスを求めた。
すると、「私が手伝う。初めから決めてたから」という答えが
返ってきた。

そして、先生が「何か質問したいときは、このレムリアの家
にいつでも戻ってこれるの?」と呟いた次の瞬間、
「ああ、(私が所有している)レムリアンクリスタルが出て
きました。それと一緒に瞑想をすればいいよ、って」

レムリア時代で一通り必要なことを見た後、ママは疑問に
思っていたことを校長先生に聞いてみた。

ソファのカバーの色のこと。
「今は赤ですけど、あなたのお勧めの色がありますか?」
って。

先生:ブルーが良いって言ってる。

一概にブルーと言っても、いろんな色がある。
ママは、「今ここで、先生にその色を見せてあげて下さい」
とお願いをした。

すると、
先生:落ち着いた紺のような色が見えます。私のラッキー
   カラーだって。そして、テーブルクロスの色も変える。
   うん、落ち着いた色に。

ママは、石の教室に参加後、突然、ソファの色が気になり
始めたのは、校長先生がブルーに変えさせようとして、ママ
を使ったんだな、と思った。

ちなみに、セッションの最初にハイヤーセルフを呼んだら、
ドレスを着た女性が現れたが、そのドレスの色がまさに
先生が見た紺色と同じ色だったのだという。

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魂の交信(8)

さて、ママはかねがね疑問に思っていたことを聞いてみる
ことにした。

ママ:丸玉さんに質問なんですが・・・。

   昔から 占い師さんとかは、あなたのような丸い水晶
   玉を使うでしょう?それは、どうして?  
   
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ママの質問を聞いて、先生が大笑いした。

でも、すぐに答えを受け取ってくれた。

先生:魂に似てるから。魂そのものに共鳴しやすいんだって。

   (魂って)本当に真ん中にいるもの。

   魂って、すごくクリアで、(自分を中心に)、すべての方
   向にぱ~って光を放ってる。

   「玉」っていうのは「魂」です、って言ってる。

   だから、魂の中の無限の可能性のフィールドと一番
   共鳴しやすい。

   水晶じゃなくても、光の玉、たとえば丸い電球とか、
   そういうのもすごくいいんだって言ってる。
 

へえ、そうだったんだ・・・。

ヒプノで良く見える人って、こんな風に何にでも答えられる
ので、本当に面白い。

ママはこんなことも聞いてみた。
「私とはどこで縁があったの?」って。

先生:レムリアって言ってますけど?

ママは驚いた。

ママ:私もレムリアにいたの?

アトランティスにいたのは知っていたけど、レムリアにも
いたんだ・・・・。

先生:はい、いました。

  思い出した方がいいです、って。

  そうすると、自分の能力が深まるって言ってる。


そうなんだ。いつかレムリアの過去世を見に行こう、と
ママは思った。

ママ:そのときは、友達だったの?
   ちょっとその場面を見にいってみて。 3,2,1。


先生:うん、一緒に笑ってますよ。
  ご近所さん、って感じです。 (笑)


先生が、レムリアでどうして死んじゃったのか、その最後を知
りたいと言ったので、その場面へと誘導する。


先生:・・・・・・・・。

  ああ、ものすごい地震!
  崖が崩れ落ちて来てる!ものすごい地震!

ママ:じゃあ、あなた
だけじゃなくて、たくさんの人が亡くなっ
  たの?


先生:たくさんの人が亡くなったし、津波があった。
   殆どの人が死んじゃったんだ・・・・。

   すごいね・・・レムリアの最後かな、これ。

   なんか、街自体が沈んじゃってる。
   すごい・・・・
   一気になくなっちゃった・・・・・。


ママ:生き残った人たちもいたの?


先生:奇跡的に生き残った人たちもいた。

   みんなで集まって・・・・。
   どうしようって、話し合ってる。

   ああ、やっぱりクリスタルに情報を入れてる。


ママ:? ??

先生:レムリアにはすごい叡智があって、といっても、魂自
  体の叡智の話なんだけど、生き残った人たちがその
  叡智をどうやって残そうかと話し合って・・・。

  レムリア人はクリスタルに叡智を込めることにしたの。


ああ、じゃあ、「レムリア水晶」の横縞のバーコードは、レム
リア人の叡智や記憶が刻み込まれたものだといわれてい
るらしいけど、それは本当だったんだ。
  

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  その時、先生が、

 「でも、なんでだろう・・・・。富士山を感じる。
  どうしてかわからないけど」と言った。

それで、ママは、「富士山との関わりが分かる場面へ」と
誘導した。


先生:ああ、わかった。富士山にも(叡智を)託したの。

   すごい。富士山の中心に丸玉みたいなのがある。

   そして、富士山はその叡智を必要とする人に、情報を
   流してる。


富士山からいろんなインスピレーションを感じる人がいる、
ということらしい。

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魂の交信(9)

レムリア文明ととクリスタル(石)は、切っても切れない関係
のようだ。

ん?まてよ? 
ママは疑問に思った。

ママ:あの~、先生はクリスタルと一緒に転生して、レムリ
   アの時の叡智をみんなに伝えていますが、私は
   どうして(クリスタルではなくて)ヒプノだったの?
   同じレムリアにいたのに?

先生:あなたは潜在意識と繋がることがとても得意だったの。
   とっても好きだった。
  「意識」に焦点があるの。
  (石とかの)媒体を使うよりも、ダイレクトに潜在意識に
  働きかけるのが好きだった。

ああ、すごく納得、ってママは思った。
アロマや石やその他の媒体を使うことよりも、ヒプノが楽しく
て、興味深くて仕方がないから。

先生:だけど、あなたをすごく助けてくれるクリスタルがあ
   るから、それを活用するといいわ。

そして、先生は具体的なことを教えてくれた。


さて、こんな感じでセッションは終了したんだけど、すごいの
は、ここからである。

ママは帰宅後、大変なことを思い出した。

せっかくインディアンの過去世が出てきたのに、「あとで
話しを聞くから」と言って、すっかり忘れていたのだ。

慌てて先生にメールをした。
すぐに返信が来て、ママはその内容に仰天した。

セッション後、先生に素晴らしいことが起きていたのだ。

まず、今後の仕事に関するアイディアが次から次へと湧き
出てきて書き留めるのが大変なくらいだということ。

インディアンの過去世、そして、それとは別にインド人の過
去生も出てきて、先生と統合したこと。

その他、いろいろ。

最後に、丸玉が、「マサコさんはあなたの中のとても大切な
ものを開花させてくれたのだ」と教えてくれたことが書いて
あって、ママは胸が熱くなった。

自分が媒体となって役に立てたのなら、こんな嬉しいこと
はない。

それにしても、先生、すごい人だった・・・。

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魂の交信(10)

さて、そして、マチ子さんのセッションである。
実はこの時から、ママは「魂の交信」を始めるんだけど、
3か月後まで全く気付かずにいた。

マチ子さんに、「何か気になることがある?」って聞いてみる。

マチ子:う~ん・・・、自分に自信がないこと、何かを思いつ
   いても行動に移せないこと。あ、それから、英語を習い
   たいんだけど、それはね、英語を話せないことにすご
   くコンプレックスがあるからなの。

ママ:仕事で英語を使うとか?

マチ子:ううん、普段の生活には全然必要ない。

ママ:それなのに、話せない、っていうコンプレックスがある
   の?

マチ子:うん。ず~っと、コンプレックス。

ふうん?これは何か理由がありそう、ってママは思った。

マチ子:それから、なんでヒプノセラピーとか、ヒーリングの
   勉強を始めたのか、知りたい。

ママ:わかった。

たくさんのことを一度にやるには、「副人格」のセッションが
最適。ママはついでにマチ子さんのお母さんのことも聞い
てみようと思った。

私:お母さん?

ママ:うん。お母さんが20年近く、うつ病なんだって。
   20年もだよ? うつになった理由を聞いたら、たぶん
   子供たち(マチ子さんを含めて3人)がみんな独立して
   「空の巣症候群」みたいになったんじゃないか、って。

   「空の巣症候群」っていうのはね、子育てが終わって
   子供が家を出て巣立っていくと出てくる抑うつ症状なの。
   急に胸にポッカリ穴があいたようになっちゃうらしいの。
 
でもな~・・・、それで20年って・・・う~ん・・・・なんか、気に
なるなあ・・・・。

それに、マチ子さんはもっと気になることを言った。

ママ:あのね、お母さんのマチ子さんに対する執着心が異
  常なんだって。
  今は実家のそばに住んでいて、ときどき実家に行くらし
  いんだけど、帰るときなんて、玄関でマチ子さんにしが
  みついて、頭を撫でまわさんばかりにして、”マチ子が
  帰ってしまう~、マチ子が~”って、別れを嫌がるんだっ
  て。
  いくら娘がかわいくても、ちょっと行動が普通じゃない気
  がしない?

というわけで、ママはお母さんのことをセッションで聞くこと
にしたんだけど、まさかの展開になった。

ママは、お母さんの魂を呼んで話しをしてみた。

お母さんは、まち子さんに、
「いつも迷惑をかけてごめんね。悪いとは思うけど、おまえ
だけが頼りなんだよ・・・」と言った。

ここまでは、まともだった。
問題は、その後。

ママが、「なぜうつになったの?」って聞いたら、
お母さんは、「さびしかっった。振り向いて欲しかった。子離
れしないといけないんだけど・・・」と答えた。

ママ:そして、こう言ったの。
  「ああ、お前の魂を引き寄せたい!誰にも渡したくない!
  お前を私だけのものにしたい!」って。 

  ⇒「魂の交信(11)」へ続く

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魂の交信(11)

私:それって・・・・・。過去世?

ママ:うん。こういうときは、だいたい過去世からきてるよね。

お母さんは、自分とマチ子さんはかつて恋人同士だったの
だと言った。
「愛してたのに」・・・:とすすり泣きするお母さんを見て、
ママは、これは何か深いわけがありそうだと思った。

こうして親子で生まれ変わり、再会していても、お母さんは
当時の気持ちを引きずったままのようだ。

ママは、「その気持ちを解放したいですか?」って聞いて
みる。

お母さん:(泣きながら)解放して欲しい・・・・・。

今はマチ子さんのセッションを行っている最中だけど、ママ
は、お母さんの過去世を見にいくことにした。

その解放すべき過去世へと誘導すると・・・・。

いきなり、お母さんが、
「私は殺される・・・・!」と言った。

ママ:誰に?

お母さん:彼に。

「彼」というのは、過去世のマチ子さんらしい。

ママ;どうして?

お母さん:お家の問題があって・・・。
    私には毒を盛る使命がある。

場所は中国。
お母さんは城に仕える侍女。
彼は殿様の護衛役のひとり。

実は、お母さんは、殿様に毒を盛る刺客として城に送り込
まれていた。
そして、その秘密を隠したまま、彼と恋に落ちてしまった。

しかし、その情報が漏れて、護衛たちの知るところとなり、
彼女を始末することになったとき、彼は悩み苦しみながらも、
他の人の手にかけられるぐらいなら・・・・と、自らの手で
お母さんを殺してしまったのだ。

ママは泣き続けるお母さんに聞いた。
「どうなりたかった?」って。

お母さん:一緒になりたかった。でも、ふたりで逃げても
    きっと追手に捕まって殺されるから・・・。

ママの脳裏に「書き換え」が閃いた。

お母さんもそれを希望し、ふたりが城を出るところから
新しい場面が展開した。

お母さん:城を出ました・・・・。
   月明かりが足元を照らしています。

ママは、光の存在が二人に手を貸してくれるので、城の誰
にも気づかれることなく逃げおおせることができるから、
大丈夫だよ、って言った。

お母さん:(安心したように)はい・・。

やがて、ふたりは山を越え、人里離れた地まで逃げ切った。
そして、その地で幸せに暮らした。

そこまでの書き換えが終わると、お母さんははらはらと涙を
流し、何度も何度も「ありがとう」と呟いた。

私:わ~、良かったね。感動的。

ママ:すごいのはね、1か月後にマチ子さんからお母さんの
   変化を聞いたの。
   マチ子さんが実家に行って、帰るときになったらね、
   いつものように玄関まで送ってきたお母さんが、
   「じゃあね」だけ言って、くるりと背を向け、居間に戻っ
   て行っちゃたんだって。
   マチ子さんが拍子抜けして、居間に見に行ったら、
   お母さんが涙を浮かべて、一生懸命(マチ子さんに
   対する)自分の気持ちを抑えてる感じだったって。

その後もお母さんは少しずつ変化を遂げて、だんだんマチ
コさんに執着しなくなったし、うつの症状も軽くなってきたの
だとか。

「今では、私の顔を見るたびに、誰かいい人いないの?」っ
てうるさくなっちゃった」ってマチ子さんはぼやいている。
(笑)

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魂の交信(12)

その日のマチ子さんのセッションで興味深かったのは、
「英語を話せないコンプレックス」を持つサブパーソナリティ
だった。

人は自身の中に、「いろいろな自分」がいて、それをヒプノ
では「サブパーソナリティ」とか「副人格」と呼ぶことがある。

たとえば、「待ち合わせをしても、いつもぎりぎりになって
しまう」とか、「やるべきことをつい後回しにしてしまう」とか
ね、そういう癖を持つ人格が自分の中にいるわけで、潜在
意識下ではその人格と対話をすることができる。

対話をすることで、いつその人格が自分の中に芽生えたの
か、何がきっかけだったのかを知ることもできる。

ママが、「英語を話せないコンプレックスさん、出て来てくだ
さい」と言うと、よれよれのおじいさんが現れた。

「いつからマチ子さんの中にいるの?」と聞くと、「ずっと前
から」という答えが返ってきた。

ママ:ずっと前?・・・・過去世からですか?

おじいさんが頷いた。

その過去世へと誘導する。

おじいさん:山がたくさん見える。丘の上にいます。
     わたしは修道士です。
     前の宗教団体から抜けて改宗した。
     そしてこの土地(での布教)を任された。
     新しい土地。新しい人たち・・・。
     でも、私はこの村の言葉をあまり話せない。
     だからコミュニケーションがうまくとれない。

次の場面へと進む。

おじいさん:ひとりで寂しくしています。

ママ:何があったんですか?

おじいさん:村人のひとりとケンカになって・・・・。
    言葉の行き違いです。
    それを説明したくても、私には十分な会話力がない。
    村人はみんな私を避けるようになりました。
    私は・・・・ひとりぼっちです。

誤解が解けることもなく、そのままひとり寂しく年老いて
死んでしまった。

思うように布教活動が出来なくて心残りだという修道士に、
この人生の書き換えをしたいか聞いてみる。

「是非」という返事を受けて、誘導をする。

おじいさん:村人とのケンカの場面に戻りました。
      私は一生懸命説明しています。
      頼むから、わかってくれ・・・・。

      ・・・・。ああ・・・、わかってもらえました。
     お互い、笑顔になりました。

次の場面を見に行くと、修道士は村人たちと仲良く暮らして
いた。たくさんの村人が修道士の元を訪れ、彼の話に耳を
傾けていた。

修道士は泣きながら、「これで思い残すことはない。ありが
とう」とママに言った。

ママが、「もうマチ子さんのサブパーソナリティでいる必要は
ないから、光の世界に帰りますか?」と聞くと、「帰りたい」と。

それで、ママは修道士が光の世界へ帰るように誘導した。

私:光の世界へ帰っちゃった、ということは、もうマチ子さん
  の中から、英語を話せないというコンプレックスがなくな
  るということ?

ママ:と、思うよ。

まさか、英語を話せないというコンプレックスが、
過去世のこんな状況からきているとは思いもしなかった。

「魂って、本当に不思議」って、ママは言った。
輪廻転生を繰り返す中で心残りがあると、
こんな 形で後世に影響を及ぼすなんて・・・。

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魂の交信(13)

修道士が、自分の生まれ変わりであるマチ子さんに影響
を与えているのは、これだけではなかった。

ママ:その日のセッションの最初に、マチ子さんが、なぜ
  (今生) ヒプノセラピーとか、ヒーリングの 勉強をしてい
  るのか知りたい、って言ってたでしょう?

私:それも修道士が関係してたの?

ママ:そうなの!
   過去世で、存分に布教活動ができなかったでしょう?
   「自分はやり残してる」という気持ちを引きずってたの。
   だから、今生ではヒーリングとかをすることでみんなの
   役に立って欲しい、って。

そして、やがて「絵」に繋げて行って欲しいと言った。
マチ子さんは美大で絵を勉強していたのだけれど、修道士
は、「いろんな色を使って、いろんな絵を描いて、そうする
ことで人を癒して欲しい」と言った。

「自然と、絵を描く方向に行くようになる。人が癒されるよう
な絵を描いて欲しい」と。

マチ子さんがほかに気になっていた、「自分に自信がない」
「何かを思いついても行動に移せない」の原因は、幼児期
にあった。
幼児期退行をやった後に、ママはハイヤーセルフにこんな
ことを聞いてみた。

ママ:マチ子さんが「石の教室」に参加したのは何故ですか?

ハイヤーセルフ:あなたと会うため。

ママ:(え?ふたりが出会うため?)

ハイヤーセルフは、石の勉強も必要だと言った。石はいろ
んなエネルギーを与えてくれるし、心の充電もしてくれる。
石は大地の恵みだから、人はもっと石を活用した方がいい。

ママは、なぜ自分たちが(敢えて)あの石の先生のところに
行ったのかを聞いてみた。

ハイヤーセルフ:彼女は石のことをよ~く知っている。
    だから、彼女に教われば間違いない。彼女は石を
    とても愛している。何代も何代も、彼女はいつも石と
    一緒にいる。だから石のことは良く知っている。

うん、うん、本当にその通りだと頷きながら、ママは昔読ん
だ本のことを思い出していた。

もう20年以上も前のことである。
『サンリオの奇跡』という本だ。

㈱サンリオといえば、言わずと知れた「ハローキティ」などの
キャラクターグッズで有名な会社である。
その社長の辻信太郎氏を中心として、創業から昭和55年
頃までの急成長ぶりが描かれた本なんだけど、途中で
不思議な話しが出てくる。

それは、創業メンバー3人のうち、専務の荻須照之さんと
社長との、初めての出会いの場面。
当時、荻須さんは商社マンを経て、グリーティングカードの
ビジネスを日本で展開しようとしていたが、カードの習慣が
ない日本では定着せず、苦戦していた。

そんなある日、会ったこともない占い師の女性からいきなり
電話がかかってきて、
「明日の午後1時半に、銀座の○○という喫茶店へ来て下
さい。ぜひ会わせたい人がいますから」と言われる。

一方、社長にも同じ女性から電話がかかってきて、
「あなたのために役に立つ人をご紹介しましょう」と言い、
荻須さんに告げたのと同じ日時と場所を指定する。

当日、喫茶店にはその女性(夏の暑い日なのに、手首も
足首も隠れるほど袖と裾の長い真っ黒なドレスを着ていた)が
来ていて、ふたりを引き合わせると、では、あたくしはこれで、
と、帰って行ってしまう。この女性とはそれっきりになる。

ママにはこの部分がとても印象的だった。
ビジネス書なのに、こんな非現実的なことが出てくるところが。
それに、もちろん事実なのだと思うけど、そんなこと、現実
に有り得るの?って。

今だったら、わかる。
この占い師の人が媒体となって、ふたりを引き合わせる役
目をしていたんだろうな、って。

そして、きっと多くの人が、こんな風に目に見えない糸に導
かれながら、「出会い」を経験しているのだと思う。

マチ子さんとママの出会いとて例外ではなかった。





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魂の交信(14)

さて、セッションが終わると、マチ子さんがおもむろに、
「ねえ、マサコさん、ヒプノは教えてないの? 」と聞いてきた。

ママはヒプノのセッションをやるのも、教えるのも大好きで
ある。
「楽しくて、楽しくてたまらない」って、いつも言ってるし、
セッションや教室がある日は、朝からワクワクしている。

「ただ、今は日時が不規則になっちゃうんだけど・・・」って
ママが答えると、マチ子さんが、「私も仕事の時間が不規
則だから大丈夫!」って。

そして、以前ヒプノを習っていた先生が九州に引っ越しして
しまって、授業が途中までになってしまったんだけど、どうし
てもヒプノをもっと勉強したくて、他の教室を探そうかと思っ
ていたのだと言った。

「今、マサコさんのセッションを受けたら、”習うのなら、この
人しかいない!”って思ったの」

ママ:ねえ、エフちゃん、”この人しかいない”とか、”ピンと
  きた”とかっていうときは、たいてい、あらかじめシナリオ
  で決まってるときなんだよ。 (笑)

というわけで、ママとマチ子さんはお互い都合のいい日時
をその都度決めながら、勉強をすることになった。

ママはそのことを、内心すごく驚いていた。

だって、1か月前から、毎日神様にお願いをしていたのだ。
「神様、一緒にヒプノの探究をする仲間が必要なんです。
どうか、そういう人に出会わせて下さい」って。

今まで一緒に勉強していた仲間がみんなそれぞれに忙しく
なって、なかなかセッションをする時間がとれなくなっていた。

自分もヒプノを受けたいし、探究したいこともたくさんある。
だから、ちょくちょく会える仲間が必要なんだけど、全くの
初心者では無理だし、かといって、勉強した内容がママと
かけ離れていても難しい。
マチ子さんの場合は、ママが最初に通っていた教室で習っ
ていて同じ講義を受けているから、セッションをし合うには
もってこいの相手だった。

マチ子さんがまだ勉強していないセッションや、知らない部
分を基礎コースで教えるから、修了したら、一緒に探究を
しましょう、ということになった。


その夜。

ママが、「う~ん・・・・」と首を傾げている。

私:ママ、どうしたの?

ママ:なんかね・・・。もうひとり習う人がいるような気がする
  んだよね。生徒さんがふたり、っていう感じがするんだ
  けどなあ・・・。

その感覚が数日続いたので、ママはブログに「受講生受
付中」って、載せてみた。
1回目の教室の日まで1週間もなかったんだけど。

結局、二人目は現れず、マチ子さんひとりで教室はスタート
した。

でも、ママの勘が正しかったことは、すぐに証明されること
になる。

そう、スタートから1か月後に。


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魂の交信(15)

マチ子さんとの1回目の教室のとき。

「石の教室」に参加したときに作ったブレスレットの効果が
すごいという話になった。

マチ子さん自身、石と相性がいいのだろう。
石を触ると、「ビビビッ」と(石の)波動を感じたりするし、「もっ
と勉強したい」と言っていた。

ママは石の先生の過去世を見た時から、マチ子さんにも
レムリアの過去世があるような気がしていたので、それを
見にいかない?と聞いた。

マチ子さんはピンときていないようだったけど、ママはこん
なに石が好きなんだから間違いないと思った。

案の定だった。

マチ子:女性です。白い、裾の長い服に皮のベルトをしてる。

石の先生やママが見たのと同じ服装だ。

次の場面へ進むと・・・。

マチ子:私は小さい女の子です。
    険しい山を裸足でもくもくと登っています。
    何かを掘りに行こうとしているみたい。

ママ:何を掘るの?

マチ子:え~っと・・・。きれいな石?
    あ! クリスタルです!掘って、喜んでる。

ママは、その先を見て下さい、と促した。

マチ子:クリスタルを家に持ち帰って遊んでます。

ママ:(石と遊んでる?)どうやって?

神秘的な遊び方だった。

マチ子:小さいクリスタルの固まりを、浅く水を引いたお盆に
   乗せてます。石の波動を感じる・・・。
   クリスタルから、黄色のような、金色のような光が立ち
   込めてきて、クリスタルの周囲がどんどん明るくなって
   いきます。
   そうすると、エネルギーが伝わってきて、光に包まれて
   いるのを感じて、ワクワクします。

そんな風にクリスタルの波動を楽しむ遊びをしているのだと
いう。

ママ:ほかの子供たちもみんな、そういう遊びをするの?

レムリアの子供たちの遊びなのかな?って思ったので、
そう聞いてみた。

マチ子:いいえ。
    お母さんに、あんまりやってはダメよって言われます。

彼女にしかできない遊びのようだ。
やっぱりこの頃から石とは深く繋がっていたらしい。

ママは、2013年のマチ子さんに関わる場面へ、と誘導した。

マチ子:(今生の)私は子どもの頃から石が好きだったけど、
   その使い方を知らなかった。でも、もう石の使い方を
   知るとき(がきている)。

ママ:石の先生とは(レムリアの時代に)知り合いだったの?

マチ子:彼女は近所に住むお姉さんでした。

ママ:ふうん?私とは?

マチ子:友達です。いろんなことを教えてもらった。
  私は引っ込み思案だったから、マサコさんがいつも
  元気付けてくれた。
  マサコさんは人の心を読むのが得意だった。

ママ:2013年に再会することを決めていたの?

マチ子:そう。一緒に人を癒すことができたらいいね、って。
   
ママ:(あなたの生まれ変わりの)マチ子さんは、今、ヒプノ
  の勉強をしているけど、そのことについて何かある?

マチ子:ヒプノはすばらしい。これからあなた(マチ子さん)
  がやっていくことは、すごく役に立つ。いろんなことに繋
  がる。

ママ:私からヒプノを習っているのは、何故?

マチ子さんのハイヤーセルフが答えた。
「私が巡り合わせました」

そうだったんだ・・・。

ママはレムリア時代の能力を今生の自分に統合しようと
思いついた。
あの、アトランティスのオリハルコンのように。

それで、「レムリアのエネルギーを、叡智を、2013年の私
たちに統合してもらえますか?」とお願いした。

しばらく待っていると、マチ子さんが、「光が降りてくる!」と
言った。

マチ子:光の中から、二つの玉が出てきました。ひとつは
   私に。もうひとつはマサコさんに。
   マサコさん、玉を受け取って。

ママは咄嗟に、両手で玉を受け取る仕草をした。
そして、どうしたものか考えていると、マチ子さんが、
「胸の中に入れて」と指示してきた。

それで、今度は自分のハートに入れるような仕草をしてみた。

ちょっと間があって、マチ子さんが、
「ああ、どんどん広がっていく・・・。どんどん広がって、胸が
暖かくなってきた。すごい!目の前が明るくなった感じ!」
って言った。

ママは何も変化を感じなかったので焦ったが、そのとき、
頭の中に、ポンッ!と言葉が降ってきた。

私:なんて?

ママ:「復活」


最後に、ママが、「私のハイヤーセルフから何かメッセージ
がありますか?」って聞くと、急にマチ子さんが泣き出した。

マチ子:あなたの、いっぱい人を救いたいという勇敢な魂に
  心打たれます。

ママ:私が残りの人生でやりたいことはそれです。
  私にできるでしょうか?

マチ子:はい。あなたは過去世で、とってもとっても大変な
  ことがあった。つらいこともいっぱいあって。
  だから、今生では、そういうつらい目にあっている人たち
  を助けるという目的を選んで生まれてきました。

ママ:(え~っ? そうだったの?知らなかった・・・・)

そして、「大変なこと」って何だろうなあ、ってちょっとだけ
思った。


教室が終わって、駅まで送っていく途中、ママは言葉に
ならないほどの幸せな感覚に襲われた。
今生、マチ子さんと再会したことが嬉しくて、嬉しくて、飛び
跳ねたいくらい。
「一体なんだろう?この昂揚感は?」
自分で自分の興奮を抑えられないほど嬉しくて、幸せでし
ようがない。
そう、まさに魂が踊らんばかりに喜んでいるといった感じ。

ママ:二人目の生徒さんが入ってきたときに、その謎が
  解けたんだけどね。 (笑)

人生って、本当にすばらしいしくみになっているらしい。

でも、その前に、マチ子さんにはショッキングなセッションが
待ち受けていた。

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魂の交信(16)

それは、マチコさんとの2回目の教室でのこと。

その日は「幼児期退行」の勉強だった。

説明が終わって、ママがデモをやってみせることに。

最初に、子供の頃の楽しい場面を二つほど見に行った。

その後、「今のマチ子さんに影響を与えている子供の頃の
場面へ」と誘導する。

「家にいます」と、マチ子さんが言った。

マチ子:二階で、ひとりでお昼寝しています。家族はみんな
   一階にいます。

ママ:あなたは何歳?

マチ子:4歳。

そして、急に、「時計が怖いの!」と言った。

マチ子:大きなボンボン時計。
   時計が時を刻む音が怖い!
   コチコチコチコチ・・・・って!
   あの音を聞くと不安になる!
   永遠に時が続くような恐怖感・・・。
   コチコチコチコチって、時を刻む音が怖い!

ママが、「時計に意識を向けて下さい」と言うと、

マチ子:時計が、「私を見て」って言ってる!

ママ:では、時計に話しかけてみて?
   私に何か言いたいことがあるの?って。

だが、時計の答えはなかった。

なんだか嫌な予感がした。

ママ:(時計に向かって)話しをしたいのは、誰?

マチ子:時計の魂。

ママ:時計の「精」のような人? それとも他の魂ですか?

すると。

マチ子:古い魂・・・。古い時代、ずっと昔からいる。

古い魂?
ママは背筋がぞぉ~っとした。

その「古い魂」に話しかけてみる。

古い魂:私は彼女(マチ子さん)を見ている。

ママ:どうして時計の中にいるの?

古い魂:念が残って、閉じ込められている。

聞けば、江戸時代の、浮かばれない女性の魂だという。
殺されて水の中に投げ込まれたらしい。
そして、彼女の魂が、マチ子さんの家にも影響を及ぼしてい
ると言う。
どんな影響なのかと尋ねると、「母親をうつにしている」と
言った。
「(自分の存在に)気がついて欲しいから」

あっ!そうだったんだ・・・。
お母さんは過去世の影響だけではなく、この時計の中に
いる魂の影響も受けていたんだ。
ママは、そういうこともあるのかと驚いた。

ママ:あなたは光の世界に帰りたいでしょう?

古い魂:(涙ぐんで)帰りたい!

うん、うん、そうだよね。

どういう風にして光の世界に帰りたいのかを尋ねる。
そして、本人が望む通りに、雲に乗って帰してあげることに
した。
古い魂が、「あ、誰かが上から迎えに来てくれた。おじいさ
んのような人」と言った。

お別れをすると、その魂は、「ありがとう。これでやっと離れ
られる」と言って、泣きながら光に帰って行った。

覚醒後、マチ子さんが、「ざんばら髪に白装束みたいな白い
着物を着た女の人だった」と言った。
それって、よく物語の挿絵に出てくる幽霊の姿みたい・・・。
「そういえば、実家の辺りは昔は沼地だったって聞いたこと
がある。そこを埋め立てて、今は住宅地になってるけど」

そして、「ああ、だからあの時計、どうしても捨てられなかっ
ったんだ~」って。
「もう壊れてて、家の大掃除の度に、捨てようか?っていう
話しになるんだけど、私がいつも”捨てないで!”って言っ
て、自分の部屋に置いてたの」

私:でも、どうしてマチ子さんだったのかな?

ママ:うん。きっと、マチ子さんは、普通の人よりも波長が
  繋がりやすいって(霊が)わかってたんじゃないかな?


後日、マチ子さんが興味深いことを言った。

「あのセッションの日、夜寝る前に瞑想をしてたら、光に
帰ったあの魂から”ありがとう”っていう声が聞こえてきたの。
それでね、マサコさんが、”江戸時代から何百年もずっと
(光に帰るのを)待ってたんだね、って言ってたでしょう?
そんなこと、ないんだって。
”すぐだった”って言うの。時計に入って、そして、すぐに光
に帰ったって」

どういうことだろう・・・。
つまり、魂にとっては、この三次元のような「時間」は存在
してないってことか・・・。

う~ん・・・、やっぱり時間の概念は難しい。




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魂の交信(17)

マチ子さんと勉強を開始してから1か月後。(10月)
ひとみさんがやってきた。
クライアントとして。

若くて、とてもきれいな人だった。

ママのブログを読んで予約を入れてくれたそうなんだけど、
そのいきさつがちょっと変わっていた。

8月に青森の
木村藤子先生のところへ行ってきたのだと
いう。
離婚をして、精神的にとても参っていたときに、お姉さんが
「木村先生の予約が取れた」と連絡をくれて、一緒に行って
きたのだとか。

ママは驚いて、「よく予約がとれたね」って言った。
いつ電話をかけても話し中で繋がらないっていう噂なのに、
なんと、1回で繋がったのだとか。

「それで、どうだったの?」って聞いたら、
「それが、元夫のことは、”この人はいい人”って言って、
私のことはもうボロクソで・・・・」

離婚の原因は彼の女癖の悪さだった。ひとみさんはそのこ
とで悩み苦しんだのに、彼には非がないと言い、なぜか彼
女のことだけを悪く言われたのだそう。

ひとみさんはショックのあまり、部屋に閉じこもってしまった。

それを心配したお姉さんが、木村先生はなぜあんなことを
言ったのだろうと、ネットで検索をしたら、ママのブログに
辿り着いたのだとか。

「”ねえねえ、あなたみたいに木村先生から叱られた人
のブログがあるから、読んでみて”って言われて読んだら、
面白くって、他のところも読んでいくうちに、だんだん考えが
変わってきたんです。そして一晩で元気になったんです!」
と、ひとみさん。

ママの方が「へえっ?」って驚いた。
「考え方が変わったの?」って思わず質問した。

「はい! 元夫のこと、あんなに憎んでいたのに、一晩で
感謝に変わったんです!」

ママは、ブログが何らかの形で人の役に立てばいいなと思
って書いているので、こうやって一人でも元気になってくれ
たことがとても嬉しかった。

カウンセリングを初めて30分も経たないうちに、ひとみさん
が、「あの~、教室はやってないんですか?」って聞いてきた。

「教室? 今、ひとりに教えてるけど、まだ、始まったばかり
だから合流できるけど、ヒプノを習いたいの?」って
尋ねると、「はい!習いたいです!」って、ひとみさん。

その瞬間、ママの口から出た言葉は、
「ああ! あなただったのね、もう一人の人!」

それにしても、ひとみさんはヒプノのセッションも受けたこと
がないのに、既に習うことを決めてきていたのが不思議
だった。

「ブログを読んで、始めてこういう(スピリチュアルな)世界
のことを知ったんですけど、今、もっと勉強したくてしかたが
ないんです」

そして、面白いことを言った。
「母に電話して、マサコさんのブログを読んで元気になった
から、大丈夫だよ、って言ったら、母もその後ブログを読ん
だみたいで、”今、生徒を募集してるから、あなた、習った
ら?”って言われたんです」

「え?お母さんが?」って、ママ。
「なんで?」

「なんか、私も初めて聞いたんですけど、前からこういう世
界のこと、興味があったらしいです」

へえ・・・・。

というわけで、お姉さんがブログを見つけ、お母さんがヒプノ
を習うように背中を押して、ひとみさんが一緒に勉強をする
ことになった。

ママとマチ子さんとひとみさんの、3人の不思議な世界が
ここから始まる。


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魂の交信(18)

マチ子さんに一緒に学ぶ仲間がもうひとり増えたよ、って
報告すると、彼女はすごく喜んだ。

その喜び方が普通じゃないように思えたんだけど、今に
なって考えると、ひとみさんとの再会を魂が喜んでいたの
かもしれない。

そして、初顔合わせの日。

その日はインナーチャイルドの勉強をした。

休憩時間にママがお茶の支度をしていると、ふたりの楽し
そうな笑い声が聞こえてきた。

「あれ?このふたり、姉妹だったことがあるのかも?」
って、ママは思った。
確信はなかったんだけど。

ママ:そのことを何気なく言ったんだよね。
  そしたら、ひとみさんは気になったのか、たまたま覚え 
  ていたのかわからないけど、次の教室のときに確認し
  たの。

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魂の交信(19)

ママ:教室のスケジュールからいうと、「次」は、サブパーソ
  ナリティとか、ハイヤーセルフとか、そういうのを教える
  予定だったの。
  だけど、ふたりが初めて会ったとき、「次は過去世をやろ
  うね」って言ったの。
  なぜか、過去世をやらなくちゃ、って思ったんだよね。

私:出た~!!
  「なぜかわからないけど」っていうときは、必然なんでし
  ょう?

ママ:(笑) 潜在意識からメッセージが来たときの特徴だ
  よね。「何故かそう思った」とか、「なんとなく」とか、「ピ
  ンときた」とかね。

そういうわけで、過去世の勉強をした。

説明の後、マチ子さんとひとみさんで練習をした。
リラクゼーションをやって、過去世を見て、中間世に行く。
中間世のときは肉体を離れて魂だけの存在になっている
ので、全知全能、何でもわかる。
(瞑想の世界と同じ)

ひとみさんがセラピスト役の番のとき、中間世の場面で、マ
チ子さんに突然質問をした。
私と(マチ子さんと)は、どこで縁があったんですか?って。

すると。

マチ子:ヨーロッパ・・・・。イギリスで一緒だった。
  私たちは姉妹だった。あなたは妹・・・・。

ひとみさんがびっくりした顔でママの方を見た。

マチ子:小さなお城に住んでいた。
   あなたは若くしてお嫁にいって・・・。10代ぐらい。
  父親が決めた政略結婚だった。

マチ子さんは視覚派なので、ビジョンがとてもよく視える。
金髪の髪をこんな風に結って、こんなドレスを着ていて、
と詳細に語ってくれた。

マチ子:お嫁に行く日、(ひとみさんは)、両手でドレスの左
  右を軽く摘まんで、膝を屈めて挨拶をしてる・・・。

マチ子さんの目にうっすらと涙が浮かんだ。
顕在意識ではママたちと会話をしているけど、潜在意識は
その時代に戻っているので、妹と別れる寂しさを魂が再体
験している。

今回、どうして一緒にヒプノを習うことになったの?
ってママが聞いた。

マチ子:若いときに離れ離れになってしまって、あまり
  一緒に過ごす時間がなかったから、生まれ変わったら
  一緒に学びたいね、って話してた。

このとき、ママには「一緒に学ぶ」の意味がわからなかった。
「一緒に習い事をする」っていう意味かな?それが、たまた
まヒプノだったのかな?ぐらいに思っていた。

ママ:今になって考えれば、意味もなくスピリチュアルなこ
  とを勉強するわけがないんだけど、そのときはそんなこ
  と、思いつかなかったの。 (笑)

そうなのだ。
生きていくうえで、必ずしもスピリチュアルな知識が必要と
いうわけではない。
今回の人生ではそういう世界に全く関わらない人だって
たくさんいる。

ママだって、レイキやヒプノに関わり始めたころ、ネット検索
をして驚いた。
出てくる、出てくる・・・・。
本屋に行っても、スピリチュアルな本がずらりと並んでいる。
ちょっと目を向ければ、自分の周りにこんなにも情報がひし
めいていたのに、微塵も気付かずに暮らしていたなんて・・。

ママ:目には留まっていたけど、興味がなかった、っていう
  のならわかる。でも、目にすら留まらないって、不思議
  だよね?

自分の人生に、スピリチュアルな世界の情報が入る隙間
なんてこれぽっちもなかったのだ。
必要のないときには、そんな風になっているのかもしれない。

そして、出会うべきタイミングが(予定通り)訪れて、その
世界に一歩足を踏み入れると、
そこには、たくさんの人たち、
たくさんの書籍や雑誌、
たくさんのネットの情報やブログ、
たくさんのセミナーや講演会、
そういったものが溢れていて、こんな世界があったのかと
驚嘆し、魅了されてしまう。

ママ:そりゃあそうだよね。(笑)
  いままで「顕在意識の世界」だけで生きて来て、それが
 「人生というもの」だったのに、突然、目の前に見たことも
 聞いたこともない「潜在意識の世界」が出現するんだから。

それに、その世界は「偶然」現れるわけではない。
自分の生まれる前に決めてきたシナリオ通りのタイミング
で、シナリオ通りの方法で現れる。

だから、マチ子さんとひとみさんが理由もなく、たまたま
ヒプノを勉強することなどあり得なかった。



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魂の交信(20)

マチ子さんが、ひとみさんと姉妹だった過去世を見ている
とき、ママはふと、自分はこのふたりとどこで縁があったの
かな?と思った。

それで、割り込んで聞いた。
「私もそこにいるんですか?」って。

そしたら!

マチ子:マサコさんは、私たちのお母さん。

再び、ひとみさんがびっくりした顔でママの方を見た。

マチ子:いろんなことを教えてくれるお母さん。

(「いろんなこと」の意味は後々わかる)

ママが、「西暦でいうと、いつぐらいですか?」って聞いた。

マチ子:798年・・・・・・・・。830年までの間・・・。

すごい。マチ子さんは本当に良く見える人だ。

セッションの練習が終わった後に、マチ子さんが
「小さいお城で、庭には薔薇がいっぱい咲いてた。
ローズガーデン(薔薇園)があった」と言った。

3人で顔を見合わせた。
「私たち、親子だったんだね・・・・」
みんな歓喜に満ちた表情を浮かべていた。

ママ:ねえ、エフちゃん、やっぱり魂が覚えているんだよね。

私:久しぶりの再会だもんね!

ママ:ほんと、「久しぶり」。(笑)

引き寄せられるように「石の教室」に参加して、マチ子さんと
出会ったことも、ひとみさんがママのブログをみてヒプノを習い
に来たことも、全部「シナリオ通り」で、こうして親子3人、
再会することが決まっていたなんて。

マチ子さんがヒプノを習いたいと言ったとき、もうひとり習いに
くるよような気がしたのも、ママの魂が、「もう一人の娘(ひと
みさん)」との再会を知っていたからだろう。

ママ:でもさ、ここまでだと、ああ、親子だったんだね、で話は
  終わっちゃうでしょう?
  面白いのはここからなの!

1週間後の教室の時間。

マチ子さんがこんなことを言った。
「そういえば、あの日の夜に瞑想をしていたら、あのイギリスの
時のマサコさんが出てきたの」
(マチ子さんは毎日瞑想をしている)

ママ:私が?

マチ子:うん。あの過去世が出てきた。マサコさんが燭台を
   持って、窓の方へ高く掲げながら、”ママ、ママ”って。
   なんか、おばあちゃんの魂と話をしたかったみたい。

おばあちゃんというのは、当時のママのお母さんのことで
ある。マチ子さんが過去世を見た時には、「おばあちゃん」な
る人物は登場していないので、不思議といえば不思議なん
だけど、ママはさほど気にしなかった。

ところが、その後、1週間経ち、2週間経つ間に、だんだん
気になり始めた。

とうとう、ママは好奇心も手伝って、「そのイギリスの過去世
が本当かどうか」確かめに行くことにした。

マチ子さんのセッションから1か月後のことである。

そして、信じられないことを告げられる。

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魂の交信(21)

ママはマチ子さんが見たイギリスの過去世を、自分も見にい
くことにした。

私:それって、可能なの?

ママ:うん。ほら、だって、以前、教室で習っていたとき、生徒
  同士で同じ過去世
を見たことがあったでしょう?
 それに、仲間と毎月勉強会をしていたときも、実験をしたこ
 とがあったし。

そう、そう。
3年前、ミミさんが見た過去世を、ママも見に行けるかなって、
実験をしたっけ。

ミミさんが見た過去世は・・・・。
古いイギリスの時代。
小高い丘の上に立つ建物。
そこは超能力を持つ子供たちが集められて暮らしている。

ミミ:私だけじゃなくて、マサコさんも、美帆さんもいる・・・。

その言葉を聞いて、ママと美帆さんが顔を見合わせたっけ。
あの頃は、誰かの過去世に自分が登場しているだけで、驚
き、感動し、ワクワクしたものだった。

ミミ:丘の下には湖が広がってる。
  湖には月が映ってる。

そうだ。そして、その月からメッセージをもらったんだっけ。

そして、後日。
ママは美帆さんに頼んで、同じ過去世へと誘導してもらった。


ママ:暗い湖に月が映ってるのが見える。
  すぐそばの小高い丘の上に施設のような建物がある。
(ここまではミミさんが見たビジョンと同じ)

ママ:白い服、青い目、ブロンドの髪の女の子のイメージが
  浮かぶ・・・。
  ベッドの上で楽しそうにはしゃいでる、友達と。
  ああ・・・、たぶん、夜、消灯の時間なのに、寝ないで
  はしゃいでるんだ・・・。
  廊下を巡回してる女の人がいる。この人、たぶん、ミミ
  さん! 「みんな、ちゃんと寝てるかしら?」って部屋を
  覗いて確認してる。
  私はその足音が聞こえると、寝てるフリをしてる。(笑)
  息をひそめて。

美帆:あなたはお部屋にひとり?

ママ:ううん。同じ部屋に何人かいる。1人部屋ではない。
   あ! 部屋の中に金魚鉢があって、赤い金魚がいるん
   んだけど、その金魚が、「もう寝た方がいいよ」って。
   ああ!金魚と話せるんだ・・・。
   その金魚がね、ミミさんが見回りに来ると、教えてくれ  
   るの。 (笑)
 
   部屋の窓の外には木がたくさんあって、ああ、この施設
   は、木立ちの中にあるの。
   (笑) 窓の外の木も、ミミさんがくると教えてくれる。
   木も動物も、みんな話せるの。

美帆:あなたはそこの生活が楽しい?

ママ:わからない・・・・

美帆:毎日、どんなことをしているの?

ママ:大きいお姉さんたちが引率してくれて外(その木立ちと
  いうか、森の中)に出て、みんな自由に木とか鳥とか、木
  の実とか虫たちとお話ししてる。
  あ、ミミさんが引率してくれてる。 (笑)
  私たちはまだ6才くらいだから、そんな遊びのようなことを
  してるけど、だんだん大きくなると、もっと違うことをやって
  るみたい。

美帆さんが10年後の16歳へと誘導してくれる。

ママ:寝台の上に寝てる人がいて、その人に向かってヒーリ
   ングのようなことをやってる。

美帆:あなたが?

ママ:みんな順番にやるんだけど。

美帆:どんなヒーリング?

ママ:レイキ整体みたいな感じ。(人の頭のてっぺんから足の
  先まで、順々に手をかざしてヒーリングをしていく)
  ただのヒーリングではなくて、もっと深いことをやってるみ  
  たい。体をスキャンしながらヒーリングしてる。
  「医療」とまではいかないけど。

美帆:その(寝台に寝ている)人は病気なんですか?

ママ:そうみたい。私たちが練習してるみたい。

美帆:ほかにはどんなことを?

ママ:私はときどき、頬杖をついて、自分の部屋の窓から
  月を見上げて、「なんでこんなことをしてるの?」って
  問いかけてる。

美帆:お月様は何か答えてくれてるの?

ママ:「今にわかる」って。

美帆:あなたはそこでそういうことをしているのが、嬉しくない
  の?

ママ:う~ん・・・、なんでこういうことをしているのかが、わか
  らない。

美帆さんがその理由がわかる場面へと誘導してくれた。

ママ:「あなたが望みましたね」って。
  私は古代ギリシャの時代に、そういう
仕事を放棄したので、
  そのことをずっと後悔していて、だから同じことをやってい 
  るみたいです。ヒーリングをして、人を治す。
  でも、自分ではそれを覚えてないから、「なんでこんなこと
  やってるのかな?」って思ってる。

美帆:ヒーリングをして、人を治すのは、喜びですか?

ママ:そこでやってるのは、単に能力開発というか、だから
  「練習」という感じ
  みんなその施設でいろんなことを訓練している。
  ヒーリングはその訓練の中のひとつ。

美帆:いつかその施設を出る時がくるの?

ママ:この施設は自分の意志で入って、自分の意志で出て
   いくような所ではないの。
  何かの機関の下に属する組織、何かの目的があって、
  そういう訓練をしてるんだと思う。
  だから、「なんでこんなことしてるのかな」って、よくわかっ
  てない





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魂の交信(22)

私:ミミさんが見たのと同じ過去世へ行ったんだね?

ママ:うん。

誰かと同じ過去世を見に行くのは面白い。
時代背景とか、家族とか、シチュエーションはほぼ同じ。
出てくる場面は共通のものもあれば、異なるものもある。

ママ:同じジグソーパズルを見ている感じ。
  完成品は見えないけれど、垣間見える部分から推測す
  ると、どうやら同じ作品らしいとわかる。
  ただ、一個一個のピースに関しては、AさんとBさんとでは
  見えるものが違ったりする。

私:AさんとBさんが見たものを繋ぎ合わせると、作品がさらに
  完成に近づく?

ママ:うん、そうだね。ピースの数が増えるわけだから。
   全貌が見えるわけではないけど。

私:そっかあ・・・。過去世のストーリーがより詳しくわかるん
  だね。

「そういえば」、って、ママが続けた。

ママ:そのセッションは、ちょっと不思議だったの。

過去世へ誘導してもらったとき、最初に見えたのは、浜辺に
佇む親子だったのだという。
母親と小さい女の子。手をつないでいる。
その女の子がママ(の過去世)だった。

ママ:だから、内心、「あれ?ミミさんと同じ過去世へ行けな
  かったのかな?」って思ったの。
  でも、「次の場面へ」って言われたら、湖と月が見えてきて。
  そこからはミミさんが見たのと同じ過去世だった。
  だけど、美帆さんが、最後に、「その(イギリスの)人生で
  の重要な場面へ」って誘導してくれたら、またその浜辺の
  シーンに戻ったの。

そして、お母さんが、小さい女の子にこう言った。
「今、見たのは、あなたのちょっと先の未来よ」って。

私: ???

ママ:来世か、来来世かわからないけど、少し先にこういう
  人生を送ることになるよ、っていう意味だよね?
  
私:ああ! 近未来の人生を見せられた?

ママ:うん。
  浜辺に立って、海を見てると、そこに巨大スクリンーンが
  現れて、自分の未来世を映画のように見せられて、ふと
  我に返ると、浜辺に戻っていた、みたいな。

美帆さんが、「その人はあなたのお母さんなの?」と聞いて
きた。

ママ:お母さんは・・・、「いつも一緒に居るお母さん」って
  言ってる。
  お母さんに「なんでそんな(イギリスの)人生を歩むの?」
  って聞いたら、
  「あなたは地球にくるときに、そういう人生を望みましたよ
  ね」って。
  あれ? まって。
  そのお母さんって、なんか人間じゃないみたい。
  たぶん上の世界の人。

なんとも不思議なセッションだったが、ともあれ、ママはミミ
さんと同じ過去世を見ることができた。

そして、今回はマチ子さんと同じ過去世を見に行くのだが、
ママはそれだけでは飽き足らず、後日、ひとみさんにも
見に行ってもらうことになる。
3人が同じ過去世を見にいけるのか、試してみたのだ。


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魂の交信(23)

そういうわけで、マチ子さんがイギリスの過去世を見てから
1 か月後。
ヒプノの教室が終わった後に、ママはマチ子さんに頼んで
セッションをやってもらった。

リラクゼーションが始まるや否や、目の前に暗い地下道の
ようなものが見えた。
階段が下へ向かって延々と続いている。
途中で折り返して、さらに下へ降りていく。

ママはその光景を客観的に見ている。

まるで、ガラスの水槽の中にできた蟻の巣を真横から観察し
ているかのようだ。

そして、地下階段を降り切ったところは・・・。
コンクリートの床。水が浅く溜まっている。

ママ:エフちゃん、そこにね、黒い服を着たお婆さんの水死体
  があったの。
  黒いとんがり帽に、長いローブ。
  物語に出てくる魔法使いのお婆さんの出で立ちで。
  うつ伏せでぷか~って、浮いてるの。

リラクゼーションの間中、ずっとそのビジョンが消えることは
なかった。

過去世の誘導になっても、同じ場面。

「さっきからずっとこの場面が見えてる」とママが言うと、
マチ子さんが、「そのお婆さんは(過去世の)マサコさん?」
って聞いた。

ママ:う~ん・・・、違うみたい。

自分だとは思えない。
誰だろう?

ふとマチ子さんの話がママの脳裏をよぎった。

(もしかして・・・・・。このおばあちゃんって、私たち3人がイギ
リスで親子だったときの、私のお母さん?
マチ子さんは、私が自分の母親と魂の交信をしたかったみた
いだと言ってたっけ)

ママは、マチ子さんに頼んで、
「3人が親子だった過去世へ」と、もう一度誘導してもらった。

マチ子:では、その過去世へ。3,2,1。

ママ:ああ!やっぱりそうです。母親は捉えられて、行方が
  わからなくなったの。それで、母親はどうなっちゃったんだ
  ろうって、すごく心配してたの。
  だから、夜に、燭台を持って、窓の外へ向かって、
  ”ママ! ママ!どこにいるの?”って懸命に呼びかけて
  たの。母親の魂と交信をしたくて。

  ああ・・・。母親が殺されたことを知らないんだ。
  役人に捉えられて地下牢へ入れられたことは知ってるん
  だけど、それっきっりどうなったのかがわからないんだ・・。

マチ子:おばあちゃんは、なぜ捉えられたの?

ママ:魂と交信ができるから。怪しいことをしてる、って。
   亡くなった魂とも交信できるから、変なことを口走ったり
   して、民衆に影響を与えるようになると困るって。
   で、抹殺されたの。

マチ子:あなたはどうしたいですか?

ママ:おばあちゃんを助けたい。
   ああ!(過去世を)書き換えればいいんだ。
   書き換えたいです!

ママはそう言いながら、(そっか、だから今日の教室では
「過去世の書き換え」を教えたのか)、と合点がいった。
やっぱり、すべては必然なんだ。


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魂の交信(24)

マチ子さんが習いたての知識を駆使して、書き換えたい場面
へと誘導してくれる。

ママ:おばあちゃんが町はずれの小屋にいます。
   目の前のテーブルの上には、丸い水晶玉がある。
   おばあちゃんは水晶玉を使って魂と交信ができるの。
   役人が5,6人来ました。
   なにやってるんだ?って。

マチ子:おばあちゃんを助けられそうですか?

ママ:なんかね・・・。
   おばあちゃんと役人たちが話をしてる。
   おばあちゃんがね、「魂を救ってるんだよ」って説明してる。
   そしたら、その役人たちが興味をもって、「どんなことが
   できるの?自分もやって欲しい」って、依頼してる。
   ああ・・・・、大丈夫です。
   捕まらなかった。(安堵)

書換えは成功したようだ。
前は、役人がいきなりどやどやと小屋に入って来て、有無を
言わさずおばあちゃんをひっ捕らえていった。
その後、地下牢へ続く階段の上から、おばあちゃんを
(背後から)蹴り落とした。
おばあちゃんは階段を転げ落ちて行って、ほぼ即死だったと
思う。

ママ:その先を見に行かなくちゃ・・・・。

数年後の場面。
ママ:うん、大丈夫です。あなたたちふたり(マチ子さんとひと
   みさん)も、頻繁におばあちゃんと会って、みんなで楽し
   くやってる。

   お城の中のリビングのような部屋が見える。
   おばあちゃんが広いテーブルの前に座っていて、
   テーブルの上には水晶玉がある。
   マチ子さんとひとみさん(ふたりともまだ小さい)が
   おばあちゃんの両側に立っていて、おばあちゃんの肩に
   手をかけてる。
   「私たちもそういうこと(魂の交信)ができるようになりた
   いな」って言いながら。
   私は、おばあちゃんの斜め後ろに立っていて、その様子
   を微笑ましく見ている。

   マチ子さんとひとみさんが、「ねえ、ねえ、おばあちゃん、
   私たちもできる?」って。
   おばあちゃんがにこにこしながら、「できるよ」って答え
   てる。「魂と、お話しをしなさい」って。
   「とても貴重な仕事だよ」って。

マチ子:そのおばあちゃんは、今生で知ってる人ですか?

ママは誰か知ってる人の顔が浮かぶかなと待ってみるが、
わからなかった。

これ以上、この過去世を見る必要がないような気がしたので、
今度はハイヤーセルフと話しをしてみる。
ママは、なぜ今日、この過去世を見たのかを聞いてみたか
ったのだ。

おばあちゃんが水晶玉を見ている場面が浮かんだ。
この仕事をとても誇りに思っているのが伝わってきた。
すごく人を救える仕事だから、みんなでやっていってね、みた
いな・・・・。

ママは、おばあちゃんのサイキックな力を受け継ぎたいと思っ
たので、マチ子さんに即興でそういう誘導をやってみて、と
お願いした。

すると・・・。おばあちゃんが光の玉を3つ持って現れた。
マチ子さんがママとひとみさんと自分の、各々のハートの
チャクラへと入れるイメージ誘導をしてくれる。

そして、じゃあ、今日はここで終わりにしましょう、と解催眠に
入った時。
ママは、思わず、「あっ!」と声をあげて驚いてしまった。


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魂の交信(25)

不思議なビジョンが見えた。

セッションをやっているママの姿。
そのママとおばあちゃんが、ぴったり重なっている。

ママは茫然とした。

(私じゃなくて、おばあちゃんがセッションをやっていたの?)

ああ! だから!
謎が解けた。

私:謎?

ママ:マチ子さんとひとみさんと3人で勉強を始めてから、
   変だなあって、ずっと思ってたの。
   セッションをやるたびに、「クライアントさん以外の、誰か
   の魂と話す」展開が出て来るの。

ヒプノのコースでは、説明の後、台本に沿ってセッションの
練習をする。
みんな始めてだから、なるべく基本に忠実に行う。

それなのに、マチ子さんやひとみさんがセッションをやると、
何故か必ず複雑な内容になってしまって、ママが途中から対
応せざるを得なくなるのだった。
しかも、毎回と言っていいほど、セッションに登場する(クライ
アントでない)人たちの魂を癒す必要性が生じる。

「おかしいなあ、なんでだろう」って、ママはいつも不思議に
思っていた。

あるとき、ママはマチ子さんのセッション中、ハイヤーセルフに
聞いたこともあった。
「なぜ、最近、セッションのたびに、魂と話すシチュエーション
になるの?」って。

私:そのときは何て言われたの?

ママ:魂と交信をすれば、(目の前の)クライアントを癒すだけ
  ではなくて、そのクライアントの身近な人も同時に癒せる。
  1回のセッションで複数の人を癒せるって、言われた。

「みんな、こわがってそれをやらない。
でも、あなたはそのやり方を良く知っている。
そのことに長けている」と。

ママは、正直、戸惑っていた。
マチ子さんやひとみさんが現れた途端に、何故こんな展開に
なったのか、わからなかったし。

なるほど、おばあちゃんが背後で操っていたのか・・・。

ママが、「セッションをやってたのは、私じゃなくて、おばあ
ちゃんだった」と言うと、ふたりも驚いていた。

家族三世代が千年以上のときを経て、集結しているのだった。

そしてみんなで「魂の癒し」を行っている。


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魂の交信(26)

解催眠後、ママはマチ子さんにお願いをした。
「私が今見た場面を、確かめに行ってくれない?」って。

マチ子さんは普段、瞑想をやっているので、軽い誘導だけで
すぐに過去世に入ることができる。

ママは、こんな風に言った。
「今、私が見た黒い服を着た魔女の人に会いに行きます」

しばらくすると、マチ子さんが、(魔女が)出てきた、と呟いた。

ママ:その人に聞いて・・・・。
  あなたは魂と交信が出来る方でしたか?

魔女:私はたくさんの魂を救ったよ。
  だけど、それを理解してもらえなかった。

ママ:あなたはいつも水晶玉を使ってやってたの?

魔女:(頷く)。私の大事な道具。

ママ:どんな風に交信していたの?
  水晶玉に魂が映るんですか?

魔女:水晶玉にその人の魂が映る。
  その魂と話をする。

ママ:あなたには家族がいましたか?
  (答えを待つ間、ママは不安と期待でドキドキした)

魔女:2人の娘がいた。
  ひとりは小さいうちに死んだ。遠い昔のことだけどね・・・。

ママ:もう一人は?

魔女:ちゃんと生きてたよ。

ママ:あの・・・・。
  その人は、結婚してふたりの娘を授かりましたか?

魔女:ああ、かわいい孫、二人だよ。

ママ:あなたが住んでいたのはイギリスなの?

魔女:イギリスの南部。

ママ:西暦でいうと、どのあたり?

魔女:800・・・・。

ママ:では、おばあちゃん、お願い。
  今度は光の視点から見て下さい。
 (時間と空間を超えたところから見渡してもらう)

  あなたの娘とかわいい孫ふたりは・・・・、
  生まれ変わって、今ここ(の部屋に)にいますか?

返事をもらうまでの数秒間が、とても長く感じられた。

魔女:(私は)守ってる・・・・。

ママ:私と、マチ子さんとひとみさんがそうなの?

魔女:ここ(この部屋)にみんないる。

やっぱり間違いなかったんだ。
みんな、家族だったんだ。

ママ:どうして今日、この過去世を見せてくれたの?

魔女:あなたが魂を呼ぶことを心配してるから。
  説明しに来たの。

ママ:問題ないよ、って?

魔女:そう。いろいろ救えるから問題ない。心配いらない。
 
ママがヒプノをやっていて感心するのは、こういうときである。
何かで悩んでいると、こんな風に答えをくれるとき。



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魂の交信(27)

私:ママは、何かで悩んでたの?

ママ:悩んでた、ってわけじゃないんだけど、最近、セッション
  中に登場人物の魂と話すことが多くなってたでしょう?
  そのことを仲間のミミさんに話したら、「気を付けた方がい
  い」って言われたの。

ミミさんはこう言った。
「魂と直接話しができれば、、癒しが早い。
だけど、その人の魂を呼んで話すということは、本人の肉体
から魂が抜けているわけだから、慎重に、本人に害のない
ように、守りながらやらないと」って。

そっか。
魂だけを呼び寄せるということは、本人は、いわば幽体離脱
状態になるわけか。
ママは急に心配になった。

ママ:エフちゃん、幽体離脱っていうのは、人間の肉体から
  意識だけが抜け出す現象なの。
  眠っているときならともかく、起きてるときに意識が抜けた
  ら、心配だよね?

そういうわけで、ミミさんの忠告を聞いてから、ママの心に
迷いが生まれた。

それで、ママは実験をしようと思いついた。

教室でのセッションの練習のとき。
マチ子さんのセッションをやりながら、ひとみさんの魂を呼びだ
してみた。
「ひとみさんの魂、出て来て下さい」って。
(もちろん、呼び出す前にはハイヤーセルフの許可を得て、
大丈夫かどうかを確認している)

ママは誘導しながら、同じ部屋の中にいるひとみさんに
注目した。

ママが魂を呼んだ瞬間、ひとみさんが小声で、「あっ!」と
言った。
「今ね、なにか、胸の辺りから、ぽん!って抜けたような気が
した」

(え~っ・・・!)
それを聞いて、ママはますます心配になった。

魂との交信って、やってもいいのかな・・・・?

私:ママがそんな風に心配してたから、魔女のおばあちゃん
  が、大丈夫だよ、って言いに来たの?

ママ:うん、エフちゃん、そういうことだよね?

そして、単に、心配いらないよっていうだけではなくて、
ちゃんとやり方も説明してくれた。

ママ:そのやり方っていうのが、また意外な方法なんだよね。
  だけど、とっても安全な方法だから、セラピスト養成コース
  のカリキュラムに組み込んでいこうと思ってるの。

 

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魂の交信(28)

ママが見た魔女のおばあちゃんとの過去世を、マチ子さんに
確認してもらった話の続き。

ママはこう聞いた。

ママ:最近、私がセッションで魂を扱っているとき、おばあ
  ちゃん、いつも私を助けてくれていましたよね?
  そうなんでしょう?
  (だって、誘導している私の姿が透明になって、代わりに
  ぴったり重なったおばあちゃんの姿があったもの)

魔女:(ニコニコしながら)見守ってた。
  だけど、殆どあなたの力よ。
  私はちょっと手を貸しているだけ。
  頼もしいわねえ、これでこそ私の娘だわ。
  嬉しいねえ・・・・。

ママ:(おばあちゃんが役人に連れて行かれて)会え
  なくなったとき、すごく心配で・・・。(泣)

切ない感情が、ママの中に蘇ってきた。

魔女:私もびっくりしちゃったよ~。
  連れて行かれちゃったから。
  あなたは私の魂を探してたよね。

ママ:(頷く)。探してた。

魔女:(居場所を)伝えたかったんだけどねえ、どうに
  もこうにもねえ・・・・。

ママ:やっと、今日、探し出せたの。

  でも、おばあちゃん、見てたでしょう?
  私たちみんなで(おばあちゃんの過去世の)書き
  換えをしました。

魔女:うん

ママ:そうすると、おばあちゃんはどうなるの?
  もともとあったもうひとつの人生(書き換え後の
  人生)にシフトしたの?

(ママが以前、過去世の書き換えを経験したとき
書き換え前の人生が本物で、書き換え後の人生は、
フィクションなの?と質問したことがある。
そのときは、どちらも本物の人生だと言われた。
もともとどちらの人生も存在していると)

ママの好奇心は止まらない。

ママ:どんな感じ?
  捕えられた人生もあって、捕えられなかった人生
  もあって、「書き換える」って、結局、もうひとつの
  人生にスポットを当てることですか?

魔女:もうひとりの私がいる。書き換えた時点で。
  でも、書き換えることになってた。

ママ:???
  それは・・・、もともとパラレルで(両方の人生が)
  存在していたの?
  それとも、書き換えた時に、もうひとつの人生が
   出来上がるの?

魔女:同時。

ママ:同時?

魔女:どう説明したらいいんだろうねえ・・・。

ママ:書き換えた時点で存在してたことになる、って
  こと?

魔女:書き換えることになってたし、書き換えた時に
    存在している。すべて同時に起きている。

ママ:(あああ・・、ちんぷんかんぷん。時間の概念は
  何度聞いても理解できない)

いつだったか、高次の存在に、
「三次元のあなたたちにわかるように説明するのは
難しすぎる」と言われたけど、本当にその通り。


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魂の交信(29)

ママ:それでも、ちょっとだけわかることはね・・・。
  「過去世を書き換える」ってことは、フォーカスする
  過去世が変わるってこと。

  たとえば、こんな感じ。
  夜、懐中電灯を持って、書庫へ行く。
  扉を開けると、懐中電灯に照らされた先に、
  『№1』っていうタイトルの本が見えたとするでしょう?
  それが、今、見た過去世だとする。

  で、今度は懐中電灯を他の方向へ向ける。
  すると、『『№2』というタイトルの本が照らされる。

私:それが、書き換え後の過去世?

ママ:うん。つまり、書庫には最初から本がぎっしりあ
  るの。でも、暗くて見えない。
  だから、たまたま懐中電灯で照らされた1冊を
  唯一の「過去世」だと思ってる。
  でも、別の場所を照らしてみると、他の過去世も
  ちゃんと同時存在してるわけ。

「それに」と、ママは続けた。

ママ:セッションで見える過去世が変わるだけじゃな
  くて、自分への影響が変わる、っていうのがすご 
  い点なんだよね。

私:それって、よくわからないな~?

ママ:う~ん、すっごい短絡的な表現をすると、
  さっきまで、ここにあったのは梅干し入りおにぎり
  だったのに、いつのまにか、鮭入りおにぎりに替
  わってた、みたいな。

私:おにぎりの具が入れ替わってる? 

ママ:うん。自分では同じおにぎりだと思ってるのに、
  食べると、味が違う。(笑)

  だから、正確に言うなら、過去世を「書き換え」て
  いるのではなくて、もうひとつ別の過去世を見に
  行ってるんだよね。

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魂の交信(30)

マチ子さんが見たイギリスの過去世を、ママが見に
行って、再びマチ子さんに検証してもらって、さらに
1か月後には、ひとみさんにも見に行ってもらった。
2013年の暮れのことである。


ママ:ねえ、エフちゃん、マチ子さんが過去世を検証し
  てくれたときに、魔女のおばあちゃんが、娘二人
  のうち、ひとりは幼いときに亡くなった
、って言った
  でしょう?

ママもマチ子さんも、そこは(ふうん、そうなんだ~)
ってスルーした。

それなのに、ひとみさんだけは妙にそのことを気に
していた。
「娘がもうひとりいるって言ってましたよね?子供の
ころに亡くなったって」

ママ:うん。そうだね。

ひとみ:その人も生まれ変わって、今、日本にいるのかな?

ママとマチ子さんが顔を見合わせた。
「さあ?」
特段気にならなかった。

ひとみ:これから出会うのかな?だって、家族でしょう?

ママ:そうだけど・・・・。

ママには、ひとみさんが何故それを気にしているのかが
わからない。

ひとみ:だとしたら・・・・・。

ママ:?

ひとみ:みなちゃん・・・?

ママは「あっ!」と思った。

みなちゃんは、ひとみさんの大学時代からの友人である。

ひとみさんと「幼児期退行」の勉強をした時に、
「幼児期退行はとっても大事だから、誰か練習台になって
くれる人がいたらお願いしてみてね」って、ママが言った。

生徒同士だと練習しても上手くいくことが多い(ヒプノを習おう
と思う人は、たいていよく視えるから)ので、なるべく生徒以外
の人で練習して、ママがその場でアドバイスをした方がより
実践的だから。

その話しをした時点で、ひとみさんの頭には既にみなちゃんの
名前が浮かんでいたのだと思う。

ひとみさんがスピリチュアルな世界にぐいぐいと引っ張られ
ていったのは、わずか4か月前のことである。
今まで自分が全く知らなった世界のことを、これまで付き合っ
てきた友人たちに話しても、なかなか理解を得られないことが
多い。
そんな中、みなちゃんは色メガネなしで理解してくれる数少な
い友人のひとりなのだと、ひとみさんは言っていた。



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魂の交信(31)

そういう訳で、ひとみさんは幼児期退行の練習台として、みな
ちゃんを連れてきた。

ママは、部屋に入ってきたみなちゃんを見た瞬間、
(うわ~! 巫女さんだ!)と思った。

私:巫女さん?

ママ:うん。実はね、過去世退行の練習をしたときに、ひとみ
  さんが見たのがね、日本で巫女さんだったときの過去世
  だったの。

それは、西暦1100年ぐらい、中国地方のとある神社だった。

最初に見えたのは、10代か20代の長い黒髪の女性だった。

ひとみ:白い袴をはいています。
   建物の屋根が見えます。木造です。
   私はその建物の中に座っている。
   なにか・・・・儀式?が始まるのを待っています。
   稲穂のようなものが見えます。
   ああ、ここは神社です。私は巫女さんみたい。

その10年後の場面では、
ひとみ:儀式のお手伝いをしています。
   榊のようなものを持って(左右に)振りながら行うのだ
   けれど、私はやっていません。
   祈祷をしている人を見ているだけです。

次の場面では40代になっていた。
ひとみ:今度は私が中心になってやっています。

どんな気持ちなのかと聞くと、
ひとみ:自分がやるべき使命をやっている気持ち。
   集中しています。
   周りには、白い服をきた修行僧たちもいます。

今のひとみさんに影響を与えている場面へ進むと、
ひとみ:60代です。畳の部屋で布団に寝かされている。
   白い着物を着て・・・。血を吐いています。
   自分の使命を全うしたなあって思っています。

ママ:何か残念だったことがありますか?

ひとみ:家族に会いたかった・・・・。  
   みんな、どうしてるかなぁ・・・・。

セッションの途中で、ひとみさんが「気になる映像が出てきた」
と言ったときがあった。

ひとみ:洞窟が見える。すごく気になる・・・・・。

しばらくすると、
ひとみ:ああ、鳥居がいっぱい並んでいて、その先に洞窟が
   ある。そこはとても神聖な場所。
   その洞窟の中に祠がある。
   私はときどきそこへ行って、家族が元気でありますよう  
   に、ってお祈りをしたりしている。
と言った。

ひとみさんは巫女になるため、子供のころに親元を離れて、
神社で暮らしていた。
家族の元へは一度も帰ることがなかった。
だから、家族のことを思い出すたびにその祠へいき、遠くから
家族の健康を願っていたのだった。

そして、死を前にして思うのも、やはり家族のことだった。

その人生が終わって中間世へ行ったとき、ひとみさんは
「一途に頑張ってきたなあって思う。でも、親元を離れて寂し
かったから、今度生まれ変わったら、結婚して、家族を持ち
たい」と言った。

ママは、その過去世のときの、「家族に会いたかった」という
思いを叶えてあげようと思った。

それで、その時の家族を呼んでみた。

ひとみ:3人出てきました。

「あなたが知っている人ですか?」ってママが聞いた。

私:つまり、生まれ変わって、今生で周りにいる人ですか?
  っていう意味だよね?

ママ:そうそう。

ひとみ:あっ! お姉ちゃんと、甥っ子(お姉さんの子供)と、
  もうひとりは・・・・。あれ~??? なんで?

ひとみ:・・・・・・・・。
  なんでだろう・・・・。
  最近知り合ったばかりの人なんですけど?

ソウルメイトの一人なのだろうとママは思った。
(実際、この後、ひとみさんと彼のドラマチックな人間模様が
展開されていく)

過去世退行の醍醐味のひとつは、こんな風に過去世に登場
する人が、今生自分の知っている人に生まれ変わっている
のを見ることによって、人間が輪廻転生するのだというこを
認識できる点にある。
(と、ママは思っている)

ママ:ひとみさんの過去世の中で、修行僧たちがいたでしょう?
  その中のひとりが、今生の「元彼」だったんだって。

ひとみさんは、そのことを
「当時は恋愛が出来なかったから、今生で成就させてくれた
のかなあ?」って言った。

巫女仲間にはひとみさんのおばあちゃんもいた。
そして、みなちゃんも。


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魂の交信(32)

私:みなちゃんも巫女さんだったんだ?

ママ:うん。みなちゃんはそのことをひとみさんから聞かされ
   て、とても喜んでいたんだって。

つい最近もふたりで一緒に伊勢神宮に行ったばかりで、みな
ちゃんは「(その過去世が)伊勢神宮の巫女さんだったらい
いなあ」と言っていたのだとか。

私:だから、みなちゃんを初めてみたとき、ママは「巫女さん
  だ」って思ったのかな?

ママ:それはね、なんていうか、うまく言えないんだけど、
  部屋に入って来たとき、みなちゃんと巫女さんが重なって
  見えたというか・・・。
みなちゃんの体を借りて、巫女さんがやってきたような感じ
  というか・・・。
  みなちゃんの中の「巫女さん」の魂が、自分の過去世を
  見たくて来たんだなあ、って思った。

でも、一応、幼児期退行の練習台ということで来てもらった
ので、ひとみさんに「何のセッションにする?」って聞いてみた。

ひとみさんが「幼児期」と答えたので、ママは何も言わなかった。

ところが、セッションを開始すると、みなちゃんは何も見えな
い。「紫色を感じる」というだけで、場面が全く展開しない。

ひとみさんは一抹の不安を感じたようだった。
もしかしたら、みなちゃんはヒプノで見えにくい人なのかも、
って。

そして、救いを求めるような顔でママの方を見たので、ママは、
「そのまま、過去世へ誘導してみて?」と言った。

ひとみさんは意外そうな顔をした。
普通、幼児期退行で見えない人は、過去世なんてなおさら
見えないことが多いので。

ところが、過去世誘導に切り替えると、みなちゃんはすんなり
と、過去世へ入って行った。
それどころか、視覚でばっちり見えるタイプだった。

私:へぇ~? じゃあ、なんで幼児期は見えなかったんだろう?

ママ:(笑)最初から幼児期を見るつもりはなかったからじゃ
  ない? 巫女のときの過去世を見るのが目的だったから。

私:ってことは、練習台として来ることも決まっていた?

ママ:もちろん。
   ほら、ヒプノを教室で教える時も、順番を早めて過去世
   退行を先に
教えたでしょう?

私;そして、ひとみさんが巫女時代の過去世を見て、それを
  みなちゃんに話して、みなちゃんは自分もそれを見たいと
  思っていた矢先に、ママが「幼児期の練習台」の話を持ち
  出した?

ママ:うん。しかも、みなちゃんが来る予定の日の朝に、
  教室の準備をしながら、突然、「みなちゃんもアロマ講習
  に来ればいいのに」って思ったんだよね。何故かわから
  ないけど。

マチ子さんとひとみさんがアロマを勉強したいと言ったので、
ママが基礎の基礎ぐらいなら教えられるよ、ということで
日にちを設定していたのだった。

そして、まだみなちゃんに会ったこともないのに、そのアロマ
講習に来たらいいんじゃないかな、って思ったのだという。

もちろん、その意味は、あとでセッションをやってわかるんだ
けど。

みなちゃんは、まるで待ち望んでいたかのように、瞬時に
巫女時代の過去世へと入って行った。

日本の中国地方にある神社。
その神社は伊勢神宮と繋がりがあるのだという。

みな:白い袴に、長い黒髪。
   私は21歳か22歳ぐらいです。
   神社の境内を掃除しています。
   5、6歳ぐらいからずっとここで暮らしています。

ひとみさんが「何故ですか?」と聞くと、「選ばれたから」という
答えが返ってきた。

5年後の場面へ進むと、
みな:困っている人たちを助けています。悩みを聞いて助言
   しています。

ママが口を挟んで聞いた。
「それは、あなたが自分で考えて助言しているんですか?
それとも、他の存在の人がやっているの?」

みな:私ではないです。神様みたいな、上の方の人が、私を
  通して相手に伝えています。

(ああ、やっぱり・・・)って、ママは思った。
こういう仕事って、たいてい人間の役目は「媒体」なんだ。

このあと、みなちゃんの巫女人生は波乱万丈だった。


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魂の交信(33)

助言の内容を逆恨みされて村人に刺されたり、
晩年にはその能力を妬まれて神社の裏庭で胸を刺されて
命を落としたりしている。

彼女はそんなときも、「使命でこういう仕事をしているから
仕方がない」と淡々と語っていた。

ママ:でね、そのときに刺した二人は、みなちゃんが今勤めて
  いる会社の同僚と、上司なんだって!

みなちゃんはその上司は苦手だし、同僚は仲良くしているけ
ど、なんとなく恐いのだと言っていた。

私:ああ、そっか! 自分を刺した相手だもんね。

ママは、その同僚の魂と話しをしてみた。
そして、なぜ今生、同じ職場で働くことを選択したのかと聞い
てみた。

彼女は、今度は一緒に仲良く過ごしたいと思って来たのだと
言った。
でも、今までも輪廻転生する中で、何度も何度も謝りたかっ
たけど、いつも出来ずじまいだったのだと。
「私はきっと恨まれているに違いない」と言った。

ママは、「今この場で謝ることができますよ?」と促した。
彼女は謝り、みなちゃんは、「ちっとも恨んでなかった」と
言った。

すると、彼女は泣きながら、「罪悪感に苛まれてきたけど、よ
うやく解放された」と言った。

中間世に行ったときに、ママが、なぜ今日この過去世を見た
のかと聞くと、みなちゃんは、「過去の問題を解決するため」
だと答えた。

ママ:それともうひとつ。いつも女性で、使命を全うするため
  だけに働く人生が多かったから、今生は結婚して、子供
  も産んで、という人生設計を立てていたらしいの。
  ところが、やっぱり仕事に忙殺される日々を送っているか
  ら、ある意味、「警告」というか、そのテーマを思い出させ
  るためというか、そういうのもあったみたい。

私:ひとみさんはその過去世に登場していたの?

ママ:うん、いたんだって。

覚醒後、みなちゃんとひとみさんは、きゃあきゃあと盛り上がっ
ていた。
お互いの見たものに共通点が多かったのだ。
西暦もほぼ同じだった。

ひとみ:すごい山の中にある神社じゃなかった?

みな:うん、そうそう!

ひとみ:ほこらがあったでしょう?

みな:うん、あった!

ひとみ:私がこんな風に(と身振り手振りで)榊を振って。

みな;あ、そうそう! ひとみ、そんな風に振ってたよ!

てな具合に。 (笑)

ママ:子供の頃から神社で暮らしていたのも同じだったの。
  5歳ぐらいのときにね、誰かが家にやってきて、彼女の使
  命を伝えて、これからは神社で暮らすことになると説明し
  たんだって。
  ご両親は「誇りに思う」ってにこにこしてたらしいんだけど、
  彼女が寝静まったあと、泣いてたって。

その時のお母さんは、みなちゃんの今生のお母さんに生まれ
変わっている。

私:で、「アロマ」は何だったの?

ママ:ああ。ハイヤーセルフに、みなちゃんが今後勉強した方
  がいいものがありますか?って聞いたら、「香り」って言わ
  れたの。

私:へえ!
  セッションをやる前から、「アロマ講習」に参加すればいい
  のに、って思ってたのは、そういうわけなんだ。

もちろん、後日、みなちゃんをアロマ講習に招いたのは
いうまでもない。



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魂の交信(34)

こういう経緯があって、ひとみさんはイギリスの過去世にも
みなちゃんが関係しているのではないかと思ったらしい。

ママ:それに、巫女さんの過去世を見たときに、みなちゃんが
  今生はひとみさんのやるべきことをサポートするために
  再会している、って言ってたしね。

私:そうなんだ!

さて、ひとみさんが見たイギリスの過去世は、こんな感じ。

最初の場面。

ひとみ:白いタイツに、ちょうちん袖のワンピースを着た白人の
  女の子です。金髪でウエーブのかかった長い髪に、青い
  目をしています。
  年は・・・13~14才かな。

ママ:周りを見て下さい。何が見えますか?

ひとみ:辺りは一面、緑・・。
  赤い家に向かって、誰かと一緒に歩いてる。
  お母さん・・・かな? つば付きの帽子を被ってる。

ママは、緊張しながら、こう言った。
「顔を見て下さい。あなたの知っている人ですか?」

ひとみ:う~ん・・・。つばが広くて、顔が見えない。

そこで、ママは夕飯の場面へと進めた。
一家団欒の場面なら、家族全員を見ることができるので。

ひとみ:お父さんと、お母さんと、お姉ちゃんがいる。
  お姉ちゃんは、マチ子さんのような気がする。
  しっかりしていて、頼りになる感じ。
  お母さんは・・・。ニコニコしていて、優しい感じ。
  マサコさんみたいです。

(やっぱり!)
ママはなんだか嬉しくなった。

どんなものを食べているか、聞いてみる。

ひとみ:白いスープ・・・。生クリームのシチューみたいな。

一口食べてもらうと、「美味しい!」と言った。

(いいなあ・・・)
ママは、ヒプノでは、常に客観的しか見えないので、食卓を
見ることはできても、こんな風に味わうことはできない。

重要な場面へ進むと、ひとみさんが面白いことを言った。


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魂の交信(35)

ひとみ:私は10代後半です。
  森の中で、湖を覗いています。

ママ:湖を覗くと、どうなるの?

ひとみ:水面に自分の顔が映って、その横におばあちゃん
  らしき人の顔が映っています。

おばあちゃんというのは、魔女のおばあちゃんである。

ひとみさんは、水面に映ったおばあちゃんの魂と会話をして
いるのだと言った。

ママ:どんな話をするの?

ひとみ:日常のこととか、いろいろ。
  おばあちゃんと話すと、安心するの。

その湖は家からさほど遠くない場所にあるのだという。
おばあちゃんと話をしたいときは、その湖へ行って覗きこむと、
顔が現れるのだとか。

私:なんか、すごい神秘的だね~。

ママ:うん、さすが魔女、って感じだよね。 (笑)
  おばあちゃんは一緒には暮らしていないから、孫と会話が
  必要なときは、そうやって話してたんだね。

ひとみ:おばあちゃんが、白い玉を出してきた。
  「この玉を持っていきなさい」って。
  私を守ってくれるんだって。
  私の胸に押し込みました。

ママはマチ子さんが妹は10代の後半ぐらいでお嫁に行った
と言っていたのを思い出した。

ママ:あなたがお嫁に行ったのは、何歳のとき?

ひとみ:17歳。
  お嫁に行く、っていう意味がよくわかっていない。
  お姉ちゃんは寂しそうな顔をしている。
  「いつでも戻ってきていいよ」って。
  私はまだ幼くて、現実がわかっていない。

そばで聞いていたマチ子さんが、「うん、うん、(私が見た時も)
そんな感じだった」と言って頷いた。

だから、おばあちゃんはお嫁に行くときに白い玉を持たせた
んだ。

「今のひとみさんに影響を与えている場面」を見に行くと、
ひとみ:お姉ちゃんと私が、お母さんからエネルギーの使い
  方を教わってる。

ママ:ふうん? どんな風に?

ひとみ:手と手の間から、ピリピリした光のようなものが出て
  いて、それを感じとる練習をしてる。

(へえ? レイキのような感じなのかな?)

ママ:それは、どんなことに使うの?

ひとみ:活力とか、治癒力とか、人のために役に立つ。

ママは聞きながら、不思議な気がした。
当時はエネルギーの使い方を娘たちに教え、今生は再会し
て、ヒプノを教えている。
1人ずつではなく、3人一緒にワープして、当時の世界を垣間
見ることができたら、どんなに興奮することだろう。

その過去世でのひとみさんは、40歳ぐらいで生涯を閉じた。

ひとみ:ベッドに寝ています。そばに小さい子供がいる。
  私は体が弱くて・・・・。

息を引き取った時、「ああ!おばあちゃんが迎えにきてくれ
た!」と言った。

中間世で、
「なぜ、今日、この過去世を見たの?」って聞くと、
「見るべき時が来た」のだと言った。

そして、ママやマチ子さんと再会したのは、「一緒にやるべき
ことがあるから」だと。

ママ:それはね、「みんなで一緒にあがっていくこと」なんだって。

私:上がって行く?

ママ:うん。意識を上げるのかな。

私:みなちゃんのことは聞いたの?

ママ:もちろん!

亡くなったママの姉妹のことを聞いた。

ママ:なぜ亡くなったの?病気か何か?

ひとみ:エネルギーが強すぎて。
  コントロールができなくて、小さい頃に死んじゃった。
  しようがなかった。

「その亡くなった魂から、ひとみさんへメッセージがあります
か?」ってママが聞くと、
「いつもそばにいて、見守ってるよ」と言った。

ひとみ:今生に生まれ変わってます。
  あ! みなちゃんです。

私:やっぱりそうだったんだね。
  だから、ひとみさんは気になってたんだね。
  ママとマチ子さんはスルーしたのに。 (笑)

ママは、同じ過去世をマチ子さんとひとみさんも見たことを
とても面白がっていて、
「次はみなちゃんの番だね」って、楽しそうに言った。

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魂の交信(36)

さて、今生でマチ子さん、ひとみさんと再会してから、「魂の
交信」が始まったこと、それを促していたのは、1000年前の
過去世のおばあちゃんであったことは前述の通り。

ママ:セッション中に、「魂と交信」をすることがとても多くなっ
  たって言ったでしょう? その話をするね。
  
マチ子さんのお母さんの過去世や、時計に宿った魂
  事例もそうなんだけど。
  まだまだ他にもあるの。

<魂の交信 その1 ~チベットのしゃれこうべ>

あるとき、ママが、マチ子さんに、
「ヒプノやろう! 最近、何か気になることはない?」って聞
いた。

マチ子:う~ん・・・・。気になること?
  何かあるかなあ・・・・。
  あ! そうだ! 私、チベットのしゃれこうべを持ってるの。

ママ:しゃれこうべ?

マチ子:うん。本物なの。
  カパラ(髑髏杯)っていって、人間のしゃれこうべに装飾を
  施した盃なの。
  聖水をいれて、儀式とかに使うんだったかな。
  昔、『芸術新潮』って言う本に載ってて、どうしても、どうし
  ても欲しくて、それを主人に言ったら
  「駅前の骨董屋に行ってみよう」って。

  そんなもの、この辺の骨董屋にあるはずない、って言った
  んだけど、主人が、「行ってみないとわからないじゃん」っ 
  て強引に連れて行かれて。
  そしたら、

ママ:え? あったの?

マチ子:そうなの! お店の10メートルぐらい手前まで来たら、
  もう店内にあるのがわかったの!
  店の奥のガラスケースの中にある、って。
  お店に入ったら、本当に奥にガラスケースがあって、その
  中に飾ってあったの。

ママ:(すごい・・・・)
  でも、なんでしゃれこうべなんて欲しくなったの?

マチ子:わからない。もう、どうしてもどうしても欲しくて。

ママは後日、実物をマチ子さん宅で拝見することになるん
だけど、あまりの生々しさに恐ろしくなった。

ちなみに、こんな感じ・・・。

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人間の頭がい骨を水に漬けて柔らかくした後、宗教的な装飾
を施すらしい。

マチ子さんが何故そのしゃれこうべを手に入れたかったのか、
ヒプノのセッションで聞いてみることにする。

すると、リラクゼーションの最中に、しゃれこうべがセッション
ルームの窓の外に浮かんでいた。

(ああ、やっぱり伝えたいことがあるんだ)って、ママは思った。

最近はヒプノのセッションの際に、窓の外、姫しゃらの木の
そばに、過去世の人物だったり、そのクライアントを見守って
いる存在だったりが姿を現すことが多くなった。


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魂の交信(37)

ママ:しゃれこうべさん、何かマチ子さんに伝えたいことが
  あるの?

しゃれこうべ:人は何回も生まれ変わる。
  それをヒプノを通して教えて欲しい。
  いろんな学びがある、ということを。

ママ:あなたは過去にマチ子さんとどういう関わりがあった人
  なの?

しゃれこうべ:(しゃがれた男の声で)友達じゃ。

ママ:友達だったの? チベットの時代に?

しゃれこうべ:(頷く)彼女はわかっている。

ママ:じゃあ、マチ子さんはお友達のしゃれこうべを、今、そば
  に置いているのね。再会しているのね?

しゃれこうべ:だから、何も心配はいらない。
  そばにいるだけで、わしは幸せじゃ。
  友と一緒にいる。

ママ:どうして「光の存在」とかじゃなくて、しゃれこうべという
  物の形でそばにいたかったの?

しゃれこうべ:彼女を見守っているというのを、教えたかった。
  そばで見守っているというのを。
  それを形で見せてあげるのが一番分かりやすかった。
  まだ、(彼女が、こういう)スピリチュアルを学ぶ前だった
  から。
  何か守ってくれる存在がいるということを、彼女に教え
  てあげたかった。

ママは、(そうかあ)と思った。
マチ子さんがしゃれこうべと出会ったのは、マチ子さんがスピ
リチュアルな世界を勉強する前のことである。
だから、「目に見えない存在」よりも、形ある存在の方が
「自分がここで見守ってるよ」というのを伝えやすかったのだ
ろう。

しゃれこうべ:その頃、彼女はとてもつらかった。
  だから、見守る存在として、私が形として現れた。
  しゃれこうべ自身は、私ではない。
  だが、中に入っているのは、私の魂。
  だから、彼女を骨董屋へ行かせ、それを買わせるようにした。

ママ:あなたは、チベット時代に、「僧」だったの?
  密教をやっていた方?

しゃれこうべ:共に修行をした。親友だった。

そうだったんだ・・・・。

ママは、好奇心からこんなことを質問してみた。

ママ:あなたが修行をしていた密教では、そのしゃれこうべの
  中に聖水をいれて、それを撒いたそうですけど、それには
  どういう意味があるんですか?

しゃれこうべ:お浄め。

ママ:普通のガラスの容器に聖水を入れるとか、いろんな方法
  があると思うんですけど、何故、人骨に入れるんですか?
  
しゃれこうべ:不慮の事故にあったりして、成仏できずにいる
  骨を使う。そして、聖水をいれてあげて、その魂を弔う。
  修行半ばに終えてしまった友たちと、一緒に修行をする。
  魂を少しでも高い方へ持っていくために。

つまり、一緒に修行をしている僧が志半ばにして亡くなると、
その僧のしゃれこうべを儀式の道具として用いることで、
修行を続けさせてあげるらしい。

セッションの後、マチ子さんが、
「へえ! そうだったんだ。雑誌にはそこまで書いてなかった
から驚いた」と言った。

そして、
「チベット時代の親友だったんだ・・・」と感慨深そうにしていた。

しゃれこうべと出会ったころ、マチ子さんは精神的にとても
つらい状況にあったのだという。
「だけど、しゃれこうべを見たり、手にとるだけで、すごい癒さ
れて、幸せな気持ちになれて、本当に心の支えだったの」と。

私:ふうん。ママ、すごいストーリーだねえ・・・。

ママ:ところがね、これで終わりではなかったの。

マチ子さんは、なぜしゃれこうべが欲しかったのか、理由が
わかって満足しているようだった。

だけど、ママには新たな疑問が湧いてきたのだ。

(しゃれこうべ自身は、自分のものではないって言ってたっけ。
なんで他人のしゃれこうべを借りてるんだろう?
全く関わりのないしゃれこうべが、マチ子さんの元へ来たり
するのかな?)って。

こんな風に、ママが疑問に思うこと自体、そもそも目に見えな
い存在の仕業だなんて、このときはちっとも気がつかなかった。

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魂の交信(38)

3週間後。

どうしてもしゃれこうべが気になるママは、再びマチ子さんの
セッションをやった。

そして、驚愕の事実を知らされる。

いや、「事実」かどうかはわからない。
そもそも、ママがセッションで見ている内容が事実か否かな
んて誰にもわからないのだから。

ママはいつもヒプノで「不思議な世界」を覗いて、驚いたり、
感動したりしているけど、それは現実社会の中にいて垣間
見ることのできる「非現実の世界」だからこそ面白いんだって
言っている。

ママ:だって、「神秘的」なものって、ワクワクするでしょう?

それに真偽の確かめようはないんだけど、それでも、謎が
解けたり、心が軽くなったり、意識が変わったりすることで、
人生を前向きに捉えられるようになったり、何より、せっかく
生まれてきた今生の人生を楽しむことができれば、それで
いいのだと思っている。

「見たものが本当かどうか」は、さして重要ではないって。

ママ:死んで、魂だけの存在になったら、真偽がわかるよね。
  ああ、これって、本当だったんだ、とかね。
  で、仲間の夢枕に立って、「ねえねえ、いろんなこと実験
  したけど、あれは・・・、これは・・・・真実はこうだったよ」って
  伝えたいなあ。

  でも、きっと、「ゆうべマサコさんが夢に現れて、こんなこと
  を教えてくれた」って、仲間が話しても、
  「へえ、面白い夢だね」で片づけられちゃうんだろうなあ・・・。

「しようがないよねぇ」って、ママはため息をついた。

なにしろ、目に見えない世界なんだから。

それでも、「今をよりよく生きる」ための助けになれば、それで
いい。

と、前置きはこんなところで、しゃれこうべの続き。

ママ:しゃれこうべさん、この間のセッションで出て来てくれて
  ありがとう。
  あなたの中には、チベット時代の修行僧で、マチ子さんの
  親友の方(の魂)がはいっていましたね。
  私はあなた自身のことがとても気になっているんですけど、
  あなたはどういう方ですか?
  マチ子さんと関わりのある方なの?
  肉体を持っていた時、マチ子さんと縁のある方だったの?
  それとも・・・・。
  (もしかして)マチ子さん自身(の過去世)だったの?

しばらくして、マチ子さんが口を開いた。

マチ子:祈りの念・・・。
  何だろう? 祈りの念が伝わってくる。
  祈りの波動が伝わってくる・・・・。

ママ:あなたはマチ子さんと一緒に修行をしていて、病気か
  何かで亡くなった方なの?

しゃれこうべ:わたしは、修行僧ではない。
  妻に死なれた。それで・・・。
  妻を弔うために・・・・、チベットまで辿り着いた。
  辿り着いたときには、もう、私は死んだ。
  それを無念に思ってくれたチベット僧が・・・・。
  (嗚咽)私を骸骨にして、一緒に弔ってくれた。

  妻の魂を弔うために、ずっと五体投地(ごたいとうち)をし
  ながらチベットまで行った。

 (五体投地というのは、両ひざ・両ひじを 地に着けて伏し、
 さらに合掌して頭を地につける拝礼の仕方)

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ママ:あなたは今、光の中で幸せにしているの?

しゃれこうべ:(泣き続ける)

ママ:まだなにか、無念な気持ちが残っていますか?

しゃれこうべ:(泣きながら)妻に会いたい・・・。

ママ:(亡くなって)光に帰って、奥さんとは会えていないの?

しゃれこうべ:(泣きながら)見つからない・・・・・。

ママ:では、今日、奥さんを探しましょうか・・・。

しゃれこうべ:(頷く)

ママは、「一度、大きく深呼吸をして下さい」と言った。
言いながら、次の言葉が閃くのを待った。

こういう場合はどんなにヒプノを勉強しても、台本には出てこな
いので、閃きに任せるしかない。

ママの口が動いた。
「あなたが心を無にすると、広い光の中で、一段と輝く場所が
目に浮かびますよ。3つ数えると、その場所がひときわ
光り輝きます。そこにあなたの奥さんがいますよ」
そして、「3,2,1」とカウントした。


<

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魂の交信(39)

(間)

しゃれこうべ:(妻が)遅かったね、って・・・。

ママ:会えましたか?

しゃれこうべ:やっと会えた。(泣く)
  やっと・・・会えた・・・。
  (妻は)優しい顔をしている・・・・。喜んでる。

ママ:あなたは奥様を弔うために、自分の命を犠牲にしてまで
  チベットへ辿り着きました。
  その愛の気持ちも、きっと奥様に伝わりますよ。
  奥様はずっと光の中から(あなたのその姿を)見ていたと
  思います。

しゃれこうべ:(妻が)ありがとう、って言ってる・・・・。

ママは、「もうこれからは、ずっとずっと一緒ですよ」と言った。

しゃれこうべは、声を押し殺して泣き続けた。

ママ:ほかに何か、お手伝いすることがありますか?

しゃれこうべ:大丈夫・・・・。

しばらくの後、しゃれこうべはこんなことを言った。
「この日のために・・・・、(私は)マチ子のもとへ行った」

ママはびっくりした。

ママ:あの~・・・、今日、ここでセッションをして奥様に会える
  のが、わかっていましたか?

しゃれこうべ:うん、だから、来た。
  ずっとずっと・・・・。きっと、祈りの念を伝えてくれる、って。

ママ:あなたが、私にコンタクトをとってきたの?

しゃれこうべ:ああ、そう・・・。お願いできるような気がした。
  ああ、繋がってる・・・。 みんなが、繋がってる。

ママ:あなた(のしゃれこうべ)を借りて、マチ子さんの親友も、
  マチ子さんの元へ来ました。
  そして、あなたはあなたで、救われたくて、今日、マチ子
  さんの元へ来たの?

しゃれこうべ:そう。「見つけた!」っていう感じで来た。
  救ってくれる人を見つけた、って感じ。

ママ:それは・・・・。

またもやママの好奇心がそそられた。

ママ:よかったら、教えて?
  それは、どんな風に、わかるの?
  「この人が救ってくれる」って。
  どんな風に、見つかるの?

しゃれこうべ:前に・・・。 彼女のだんなを通して・・・。
  彼がうち(の骨董屋に)来た。
  その彼を通して、彼女(マチ子さん)が見えた。
  ああ、この人が救ってくれるって、思った。
  そしたら、彼女の前世も(自分と同じ)チベットだった。
  彼女の守護霊も近くにいて、とても近しい存在だった。
  それで、きっとわかってくれると思った。

ママ:ふうん?  あなたがたには、そういうことがわかるん
  ですね?

しゃれこうべ:そばにいるガイドと相談して・・・・。
  (「ガイド」とは、しゃれこうべの中にいる、チベット時代の
  マチ子さんの親友のことらしい)
  彼女のご主人を使って、彼女を呼んでもらった。

ああ、だからマチ子さんのご主人が「駅前の骨董屋へ行って
みようよ」ってしつこく言ったのかあ・・・。

しゃれこうべ:案の定、彼女は、私を見てすごく気に入って
  くれた。

ママ:そして、この日が来るのを待っていたんですか?

しゃれこうべ:祈りだ、祈り。祈るのみ。

ママ:でも、この間のセッションのときには、しゃれこうべさんは
  出たきたけれども、あなたは出てこなかったでしょう?
  私はそれがとても気になっていて、今日もう1回セッション
  をやろうと思いました。
  そのコンタクトをとってきたのは、あなたですか?
  そういう風に、祈ったの?

ママはしゃれこうべさんが、ママに「気になるように」仕向けた
のかどうかを聞きたかったのだ。


しゃれこうべ:この間は、彼女のガイドを優先した。

ママ:ん? じゃあ、2回に分けて(セッションを)やることは、
  最初から決まっていたの?

しゃれこうべ:そう。
  次には、私のことも気にかけてくれる、って。

ママは不思議に思った。

ママ:でも・・・。マチこさんは、今日はしゃれこうべのことは
  気にしていなかったんです。
  気になっていたのは、私なんです。
  だれが、私を、そうさせたの?

しゃれこうべ:う~ん・・・・。 天の声?

ママ:あなたたちがそう決めて、私に閃かせるようにしたの?

しゃれこうべ:うん。いろんな魂を救って欲しい。
  引き寄せられてくる。

ママ:え? ここに?

しゃれこうべ:うん。それぞれが関係する魂が引き寄せられる。
  悪いものではない。
  近しい人の、救って欲しい魂が引き寄せられてくる。
  救われると、みんながどんどん幸せになっていく。
  クリアになっていく。

ママ:なぜ、ここでセッションをやった人の魂が、実際に三次元
  (のこの世界)で救われるんですか?
  本当は時間や空間がないからですか?

  いま、ここにいない人の魂をセッションで呼び出して、
  癒したとすると、本人の魂が救われるわけは?

しゃれこうべ:魂がクリアになるから。

ママ:その人の体がどこにいたとしても、魂だけをここに呼んで
  それができるということ?

しゃれこうべ:エネルギー。 すべてはエネルギーだから。
  だから、場所も関係ない。時間も関係ない。
  (魂は)どこにでも行ける。

ママ:なるほど・・・。

しゃれこうべ:エネルギーだから、ピッと(一瞬で)行ける。

ママ:救われたい魂だけが、来るんですか?

しゃれこうべ:もう、計画に入っている。

ママ:(は?) 何の計画ですか?

しゃれこうべ:ここで癒される人が。

ママ:・・・・・・・。

しゃれこうべ:必要な者が、やって来る。
  みんな、予定している。

ママの脳裏に、スケジュール表が浮かんだ。 (笑)
そばでセッションを見ていたひとみちゃんも、後で聞いたら、
同じくスケジュール表を思い浮かべたと言っていた。

しゃれこうべ:それで、どんどんみんなで(意識が)上がって行く。
  それを目的としている。
  グループソウル(類魂)。

ママ:グループソウルの中で、それをやってるんだ・・・。
  そのグループって、幾つぐらいあるの?

しゃれこうべ:グループはいっぱいある。
  だけど、ここでは、3つ。
  大きな塊が、3つある。

  ひとりにとって、大きな木のような、こう、いっぱい葉っぱが
  あるのが、それぞれあって、それで、3つ。

(ああ、そうか。
私とマチ子さんと、ひとみちゃんで、3つなんだ)

ママ:でも、それぞれの(3つ)の木の根っこは繋がっている
  のね?

しゃれこうべ:大地は繋がっている。

やはり、ワンネスなのだ。

ママはため息をついた。

好奇心の赴くままに質問をしていくと、エンドレスに続きそう
だったので、この辺で終わりにした。



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魂の交信(40)


私: ねえ、ママ、しゃれこうべさんは、なぜマチ子さんを選ん
  だのかな?

ママ: それはきっと、マチ子さんがいわゆる「霊媒体質」だか
  らじゃないかな?

マチ子さんは10代の頃から、UFOとか、宇宙人とか、幽体
離脱とか、いわゆる「不思議」「神秘」な世界にとても興味が
があったと言っていた。

ヒーリングとか、いわゆるスピリチュアルな勉強を始めたのは
つい数年前からだけど、神秘の世界に早くから興味を持つだ
けあって、直感も鋭かったらしい。

ママ: たとえばね、霊の存在とかも感じるらしいの。
  あるとき、マンションの3階に住んでたんだって。
  で、夜中にふと目が覚めたら、マンションの前を歩いてる
  霊の存在を感じたんだって。 
  その霊がオートロックの扉から入って来て、エレベーター
  で3Fに昇ってきて、自分の部屋に近づいて来るんだって。

私: ひゃ~! そ、それで、どうなったの?

ママ: 玄関からす~っと入って来て、(来ないで! 来ない
  で)と思っているマチ子さんの寝室に・・・・・。

なんで霊のそんな一連の動作が、寝室に居ながらにして、
まるでモニターで監視しているかの如く見えたの?っていう
のも驚きだったけど、ママは
「すごいねえ。 その霊はちゃんとマンションのドアから入って
きて、エレベーターまで使うんだねえ」って感心してた。(笑)

「霊って、どこにでも、ふわ~ってワープできるのかと思った」

ママ: それからね、あるとき霊能者というか、霊媒師というか、
  そういう人のところへ行ったことがあるんだって。
  その人がちょっと胡散臭い感じで、マチ子さんがひとり暮ら
  しかどうかをしつこく聞くらしいの。
  
私: なんで?

ママ: 女性の一人暮らしだとわかると、「部屋の除霊もした
  ほうがいい」とかなんとか言って、押しかけるみたい。

  その夜、マチ子さんが布団に入ると、目の前に黒い丸が
  二つ、ぽっと浮かんだんだって。
  「なんだろう?」って思ってたら、その黒丸が目玉に変化して、
  ぎょろぎょろってこちらの様子をうかがってるんだって!

私: 黒い丸がふたつ、って、つまり、両目?

ママ: そう! それでね、マチ子さんは賢いの。
  「やめてよ」とか「気持ち悪い」とか思ってしまうと、向こう
  に伝わっちゃうから、なるべく気づかないふりをしてたん
  だって。
  そしたら、そのうち、す~っと消えたんだって。

マチ子さんいわく、その霊媒師から、「部屋の除霊、申込み
ますか?」みたいな内容のメールが届いていたらしい。
その返事が来るかな?と彼が考えただけで、マチ子さんの
部屋に「目」が現れたのである。

ママ: だから、その霊媒師のことを「きゃ~! 気持ち悪い」
  って思っただけで、きっと、こっちの念も読み取られちゃう
  と思ったんだって。それで、マチ子さんは敢えて知らんぷり
  して、その人のことを考えないように勤めたらしいの。

そんなマチ子さんだから、霊からみれば、「あ、この人はチャン
ネルが合う人」ってすぐわかるのだろう。

私: チャンネルが合うって、どういうこと?



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魂の交信(41)

ママ: うん、よく言われることなんだけどね、普通、人間って
  動物とか植物とは話せないでしょう?

  それは各々の「周波数」が違うからなんだけど、でも、ほら、
  ラジオとかもそうじゃない?
  周波数が合うと、ちゃんと放送が聞こえるし、合わないと
  ただ「ザーザー」って、雑音しか聞こえないでしょう?

  でも、中には動物や植物や鉱石とかと周波数を合わせ
  ることの出来る人がいるの。
  で、テレパシーで話せるんだって。
  マチ子さんはきっと霊と周波数が合うときがあるんじゃな
  いかな。

私: ふうん。それが「チャンネルが合う」ってことかぁ。

で、そんなマチ子さんだから、セッションのたびに面白いこと
が起きる。

ママ: 次は「瞑想で視たビジョン」の話。

<魂の交信 その2~インドの青年>

ある日、マチ子さんがこんなことを言った。

マチ子: この間、瞑想のときに、インドの青年が出てきたの。
  頭に青いターバンを巻いてるの。
  それでね、すっごい悲しそうな目をしてるの。
  なんだか、お屋敷のようなところに閉じ込められてる気が
  するんだよね。

そのビジョンが気になって気になってしようがないのだという。

私: 気になってしようがない?
  その言葉を聞いたら、ママの出番だね。 (笑)

ママは「気になる」のは、何か原因があるからだと思っている
人なので、「なんでだろう?」って、むくむく好奇心が頭をもた
げてくるのだ。

というわけで、セッション開始。

「瞑想に出てきたインドの青年に関わる場面」と誘導すると、
マチ子さんは過去世へと入って行った。

マチ子: 男性が見えます。 浅黒い肌。長い黒髪をターバン
  でまとめてる。目の色はグレー。
  とんがった靴に白いソックス。膝までのズボン。上半身は
  金の刺繍がある、きっちりとした服を着ています。

さすが、マチ子さん。
細部にわたってよく見えている。

ママが「年齢は?」と聞いた途端、
マチ子: あ! 一瞬のうちに歳をとっちゃった。55歳位に  
  なっちゃった。急に白髪になって・・・。
  ああ・・・、なんかね、「失敗した」って思ってる。

ママ: 何を失敗したの?

マチ子: なんか、政治上の駆け引きみたい。もっとうまくやれ
  ば良かった、って。

ママ: いま、どんなところにいるの?

マチ子: 分厚い木の門がみえる。その中にお屋敷があって、
  そこに幽閉されてるのかな。外の世界に行きたい、って
  思ってるけど、出ることは許されないみたい。
  自分に仕えてくれる人たちがいて、身の回りの世話をして
  くれてるんだけど、(私は)人質のようです。

重要な場面へと進む。

マチ子: 60歳位です。病気で伏せてる。もう生きる気力も
  ない。

ママが、「なぜ幽閉されることになったの?」と聞くと、
それがわかる場面へ飛んだ。

マチ子: 5歳のとき。父が自分の利益のために僕を(誰かに)
  渡そうとしている。養子という名目で人質に出された。
  ああ・・・、すごく嫌だ!
  父は、「国のため」だと。「愛のために人質になれ」って。

次に見えたのは8才の場面で、彼は暗い屋敷にひとりぼっち
だった。

マチ子: 鳥かごを持っている。話し相手は、この小鳥だけ。
  世話をしてくれる人はいるけど、みんな下を向いている。
  僕と話してはいけないらしい。

彼は一生幽閉されたまま、最後は病でその不遇な生涯を
閉じたのだった。

中間世で、ママが、「この人生で学んだことは?」と聞くと、
「人の言いなりになってはダメだ。後で後悔する」という答えが
返って来た。
「政治のことは自分が大人になってからどうにかできただろう。
それなのに、父の言いなりになってしまった」
「今度生まれてきたら、後悔のない人生を送りたい。そして、
いろんなことをやりたい」

「今見た人生はいつの時代?」と聞くと、約200年前で、
場所はインドの北部だと言った。

そして、最後に、
「気になった女の子がいたのに・・・・」と呟いた。

その「女の子」こそがキーワードだったんだけど、
このときのママはまだ気づいていなかった。

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魂の交信(42)

マチ子さんが「書き換え」をしたいと言ったので、そうした。

彼が5歳の場面に戻って行った。
そして、父親に向かってこう言った。
「(お父さんは国のために人質にと言ったけど)僕が大きく
なったら、なんとかできる。
人質は愛じゃない。人質は暴力だ。
僕はちゃんと”愛”で人と仲良くなれる。
何もしないのは愛じゃない。ただ黙って見ているだけだ」

マチ子:僕がそう言うと、父は泣いて喜んでくれました。
  「すまない。相手の属国になるのが嫌だったのだ」と。

書き換え後の未来を見に行くと、彼は相手国の娘と結婚式を
挙げていた。

マチ子: 二つの国が盛大に祝福してくれている。
  すごく幸せだ・・・。

ママはハイヤーセルフに、「これで大丈夫ですか?」と聞いた。
ハイヤーセルフは「十分」と言った。

ママ: なぜ、インドの青年が瞑想で出てきたの?

ハイヤーセルフ: 彼が解放してほしかったから。

そっか・・・。マチ子さんの過去世であるインドの青年はこれで
救われたんだなあ、ってママは感慨深かった。

が、そのとき、マチ子さんが、
「インドの青年は私の過去世じゃない」って言った。

マチ子: 私の過去世は、彼と結婚した「女の子」。

ママ:(えっ?そうなの?)

マチ子: でも、これで私の「思い」も解放された。

ママは、なんだか腑に落ちなかった。

「女の子」がマチ子さんの過去世なら、どうしてその子が主役
の過去世を見に行かなかったのだろう?

セッション後に、マチ子さんがこう言った。
「あのね、先日、仕事に必要なセミナーを受けに行った
んだけど、そのときたまたま知り合った男性がいてね、
その人の顔を見た瞬間、
”あっ! この人、あのインドの青年だ!”って思ったの」

ん? ってことは、今見た過去世は、その男性のもの?

なんでマチ子さんが、その人の過去世を見たわけ?

(続く)

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魂の交信(43)

その答えは、次にマチ子さんに会ったときに、彼女自身が教
えてくれた。

「私は彼に恋をしていた。でも、(当時)彼を救うことはできな
かった。それで、今度生まれ変わったら、必ず彼を助けると
約束したの。

私: それが、今生の、そのセッションだったわけ?

ママ: みたいよ。

時を超えて、そんな形で救うこともあるのかと、ママも驚いた。

「それでね、インドの青年の話にはまだ続きがあるの」と、
ママが言った。

ママ:また別の日にね、インドの青年の話になったの。
  その人は昔の恋人だったわけだから、今生再会してるって
  ことは、今後何か縁があるかなあ?って。

「たまたまセミナーで知り合っただけだし、また同じ業種の
セミナーに参加したとしても、彼が来るかどうかは
わからない。それにわたしより年下かも」
マチ子さんがそう言ったとき、ママはぞくっとした。

ママ: 真実に触れた時とか、魂が知っていることを耳にしたと
  きって、鳥肌が立ったり、ゾクゾクしたりするんだよね。(笑)

そして、ママは自分でも思わぬことを口にした。

ママ: ねえ、マチ子さん、もし何か縁があったときに、自分は
  年上だからとか、自分なんて・・・とか、そういう風に自ら
  身を引かない方がいいみたい。

ママがそう言った途端に、マチ子さんの目からみるみる涙が
溢れ出した。
「だって・・・・」と言ったきり、言葉に詰まって、ぽとぽと涙を
流している。

こんなに動揺したマチ子さんを見たのは初めてで、ママは
慌てた。

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魂の交信(44)

聞けば、以前、年下の男性に告白をして、つらい思いをした
ことがあるのだという。
そのときの心の傷が未だに癒せていないのだとか。

マチ子: そのことは今まで誰にも言ったことがなかったの。

その男性は仕事で知り合った人で、もう後姿をみただけでも
胸がきゅんとなって、はやる気持ちを抑えきれなかったのだと
いう。
しかも、彼には婚約者がいて、彼女も知っている人だった。
にも関わらず、マチ子さんはどうしても「告白」をしたかったの
だとか。

ママ:それって・・・・・。何か、過去世とか、関係してそうだね。

マチ子: うん、それは知ってるの。
  ほら、修道士だった過去世があったでしょう?
  あの時に思いを寄せてた女性がいて、それが彼なの。 
  当時は聖職の身だったから、恋愛はご法度だし、
  ましてや告白すらできなかった。

ああ、そっかあ。
その当時、とても心残りだったのだろう。
その感情を今生に持ち越していたんだ。

でも、「あれ?」って、ママは不思議に思った。

「今生、告白できたのに、なんで感情が解放されてないの
かな? 」

それどころか、ますますつらい立場に置かれてる。

なにせ、婚約者はマチ子さんの知っている人である。
彼女からしたら、「わたしという婚約者がいることを知ってるの
に、彼に告白するなんて!」と腹立たしく思ったことだろう。
現に、彼とも、彼女とも、その後、気まずくなってしまったのだ
という。

そのとき、ふと、ママは何かを感じた。
「ねえ、もしかして、ほかにもその人との過去生があるんじゃ
ない?」

マチ子: えっ? そうなのかなあ?

ママ: 見に行ってみようよ。

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魂の交信(45)

というわけで、次にマチ子さんと会ったときにヒプノのセッシ
ョンをやった。

マチ子さんは、瞑想をやっているときに、彼との別の過去世
らしきものを少しだけ見たと言った。

ママ: じゃあ、やっぱり、ほかにもその人との過去世があった
  んだ?

マチ子: 瞑想で見たものが本当にそうだったのかどうかは
  わからないけど・・・・。
  ベルサイユ宮殿みたいなところで、白いタイツを履いた男
  性が見えたの。パーティみたいな雰囲気で女性がいっぱい
  いて。
  その男性は毎日毎日そんな日常が続くことに飽き飽きし
  ていて、「あ~あ、どいつもこいつもつまんない」って思って
  るんだけど、あるとき、ひとりの女の子に目が留まって、
  「あ!かわいい子がいる!」って。
  その女の子が、今生の彼の婚約者なの。

ママ:え? 婚約者の人も出てきたの?
  その白いタイツの男性は、(マチ子さんが告白した)彼な 
  の?

マチ子さんは、よくわからないと言った。

早速、セッションに入る。

白い肌に青い目の青年が出てきた。年齢は18才。
場所はフランスのようだった。

23歳に場面を進めると、彼はお城の部屋の中にいた。

飲み物を片手に、ぼんやりと窓の外を眺めていて、
他愛のない日々に退屈しているようだった。
「俺はどうしてここにいるんだろう?本当は何をやりたいんだ?
淡々と毎日が過ぎて行くだけで、むなしい・・・・」

重要な場面へ進む。

マチ子: よく見えないけど、苦しい・・・。
  ああ、お城がメラメラと燃えている。
  息が出来なくて苦しい。 もう駄目だ・・・・。
  自分の人生はなんだったんだろう・・・・。
  何もしないままに人生が終わっていく。
  逃げ惑う人たちが見える・・・・。

彼は28才で亡くなった。

「彼は、私の過去世です」と、マチ子さんが行った。

ママは、「え?」

そうすると、この過去世には、肝心の「彼」が登場していない。
マチ子さんが告白した相手の男性が。

仕方がないので、
「今のマチ子さんに影響を与えている場面」を見に行ってみる。

マチ子: 平和な日常です。
  24,5才かな? 部屋にいます。そばに奥さんがいる。
  (今生の彼の婚約者)
  乳母車の中で子供が寝ている。頭にレースの被り物を
  している。
  とても幸せです。

しばらくして、マチ子さんが、
「子供が気になる」と言ったので、ママはお城が燃えたとき、
奥さんと子供はどうなったのかを見に行くよう、誘導した。

マチ子: ふたりとも城の外にいて無事だったようです。
  妻が泣き叫んでいる。
  ああ・・・・、子供の成長を見届けたかった。(泣く)

このあと、マチ子さんは、この過去世を書き換えた。

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魂の交信(46)

マチ子: 子供を「高い高い」しています。
  平和な毎日をつまらないと思っていたけど、今はそんな
  日々を幸せに感じる。

マチ子さんは子供の成長が動画のように見えているらしい。

マチ子: 子供が少し歩けるようになりました。

マチ子: ああ、子供と剣の練習をしている。
  父親として、我が子に武術を教えられるのがとても嬉しい。

さらに先へ進むと、

マチ子: 子供が結婚して孫を見せに来ている。
  ああ・・・、家族っていいなあ。

そして、その人生の最後には、家族に看取られて光へと
帰って行った。

中間世で、マチ子さんはこう言った。

マチ子: あの子供が、今生告白した「彼」でした。
  私は平和な日々が続くことを退屈だと思って、家族をない
  がしろにしていたけど、そんな平和な日々こそが大事なん
  だと分かりました。

ママは疑問に思っていたことをハイヤーセルフに聞いた。

「マチ子さんは彼に告白して、(修道士の時の無念な想いは
晴らしたはずなのに)、なぜ、しこりが残ったんですか?」

ハイヤーセルフ: (今見た過去世の)子供(の時の彼が)訴えて
  いたのだ。親子だった時の絆を確かめて欲しかったのだ。

(そうったんだ!)

ママはその子供の魂を呼んで、今の気持ちを聞いてみた。

子供: 父親に会えてうれしかった。
  あの頃、父親は家族には目もくれなかった。
  僕は親子だった時の、自分の存在を認めて欲しかった。
  僕たちに目を向けて欲しかった。

ママ: 書き換えた人生を見て、どうですか?

子供: 嬉しかったけど、彼女を傷つけた・・・。
  今生では、(婚約者の女性と結婚を)約束してきてたから、
  許してね。

私: ん? どういうこと?

ママ: その時の子供は、父親だったマチ子さんに今生で
  どうしても思いを伝えたかったの。
  それで、自分に告白させるように、マチ子さんの気を引く
  ような素振りをみせたりしたんだよね。
  今生では、当時の母親と夫婦になることを約束してきて
  いたから、マチ子さんとは結婚できなかったにも関わらず。

私: ああ、そっか。 だから、マチ子さんのこと、傷つけたって
  申し訳なく思ってるんだね?

ママがマチ子さんに「それを聞いてどう?」って聞くと、
彼女は「大丈夫」って答えた。
すべての謎が解けて晴れ晴れとしているようだった。

それで、ママはその子供の罪悪感も解放してあげようと思った。

「だって、せっかく今生で父親への思いを解放できたのに、
今度は”罪悪感”を背負ったら可哀そうだものね」

ママは、(思いつきで)その罪悪感を風船に詰めて、光の
世界へと飛ばした。

私: じゃあ、二つの過去をクリアして、ようやくマチ子さんは
  その人との間に持ち越してきた感情を解放できたんだね。
  良かったね。

ママ: うん。

後日、ママはマチ子さんからすごいことを聞いた。

マチ子: あのセッションから3日後にね、電車に乗っていたら、
  急に目の前に、彼の婚約者の顔がふっと浮かんだの。
  そして、私に「ありがとう」ってお礼を言ったの。

実は、セッションをやって、彼の古い感情を解き放してもらえ
るように仕向けたのは、彼女なのだという。
彼の魂を癒して欲しかったのだと。

「そういえば、その頃、バスの中で小さい男の子を見ると、
彼の顔と重なって見えたことが2回位あって、なんでだろうと
思ってたの」
と、マチ子さんが言った。

マチ子さんの魂にも、あの時代の残像が残っていたのだろう。

「それにしても」と、ママはため息をついた。

「この三次元では、マチ子さんは(婚約者の)彼女と気まずく
なったと思っていたのに、魂の次元においては、考えられな
いような物語が展開してるんだねぇ」

そして、あの言葉が続く。

「これだから、ヒプノは面白くてやめられない!」 (笑)

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魂の交信(47)

「魂の交信」の不思議で面白い話はまだまだあるんだけど、
それは追い追い話すね、ってママは言った。

「今はちょっと先に話しておかなければならないことがある
から」って。

昨年末から今年にかけて、ママの身辺にいろんなことが起き
ていた。

年末には、マチ子さんにお願いして、ママが長年持ち越して
きた「感情解放」を行った。
いろんな、しがらみのある人たちとの心の整理を行いたかっ
たからなんだけど、それは突如、
「心の清算をしたい!」という想いが湧き上ってきて、もう
どうにも止められなかったからだ。

「どうしても、年内に清算しなくちゃ!」

で、ママは前もってマチ子さんにお願いすればいいものを、
ヒプノの教室にやってきた、その当日になって、
「ねえねえ、お願いがあるの!」って・・・・。

ママ: エフちゃん、そしたら、マチ子さんが何て言ったと思う?

私: え~っ? そんなこと、わからないよ。

ママ: セッションをやらなきゃいけないのがわかってた、って。

私: ・・・・・・。

ママ: だから、その日、来るのがすごく嫌だったんだって。
  セッションをやることが嫌なんじゃなくて、プレッシャーだっ
  たんだって。
  それが自分の役目だってことを知ってたんだって。

私: それって、いつから知ってたの?

ママ: 前回の教室が終わったあと。
  次回はママのセッションをやらなくちゃいけない、って。
  そう思ったんだって。
  自分の役目だということもわかっていたけど、でも、
  内容があまりにもヘビーだから、すごくプレッシャーに
  感じてたらしいの。
  ちゃんとできるかな、って。

本当に、かなりヘビーなセッションだった。

何しろ、ママが長年に渡りずっと心にのしかかっていた人達
の魂を一人ずつ呼び出し、順に話をしていったのだから。

ママ: マチ子さんって、ほんと、すごいなと思った。
  ママが(話したい相手の)名前しか告げてないのに、魂が
  出てくると、もうその人の口調そのままに語り始めるの。
  なんかさ、「イタコ」みたいになるの。

私: イタコって?

ママ: 亡くなった人と生きている人の仲介人っていうのかな、
  死者の魂を自分に降ろして、その言葉を伝えてくれるん
  だって。(「口寄せ」というらしい)

マチ子さんは、誰かの魂を呼ぶと、自分の中にその人の意識
がす~っと入ってくるのだと言う。

4か月間にわたり、セッションで繰り返し繰り返し、魂との交
流を行ってきたマチ子さんにだからこそ、頼むことができたの
だと、ママは言った。

そして。

ママ: すごいセッションだった。もう、本当に、すべて清算
  できたの。魂レベルで会話をすると、いろんな謎も解けるし、
  ああ、そういうことだったのか、って。
  でも、今まではセッションやっても、その人達は、一度も
  出てこなかったんだよね。
  だから、やっぱり、然るべきときが来たのかな。

マチ子さんがいたからこそ、可能だったのだ。
ママはこのタイミングでマチ子さんと出会っていたことを、どれ
だけ感謝したことだろう。

(マチ子さんは、セッションが終わると、「肩の重荷が降りた
感じ!」って、言ってた)

年末に、この「感情の清算」が終わったとき、ママはワクワク
しながら、こう言った。

ママ: ねえ、エフちゃん、来年の2月の後半に何か、やるべき
  道が示されそうな気がする!

私: ふうん?

その通りになった。 (笑)


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