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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第1章(3)~目的に出会う時期

正確に言うと、ママがヒプノセラピーと出会ったのは、
生まれる前に計画していた時期よりも遅かった。
 

多分10年くらい。


おじいさんはそのことを、
「あなたは雑念が多すぎる。
雑念が多すぎてフラフラしているから遅くなってしまった」と
言っていた。


ママはそのことをこんな風に説明してくれた。
「例えば、今生、歌手になりたいと思って生まれてきた人が
いるとするでしょう?


一生懸命努力するんだけど、なかなか芽がでない。
そのうちだんだん年をとっていくし、周りは結婚したり、
普通に仕事したり、安定した生活に入っていく。


そういうのを見ていると、私はこんなことやってていいんだろうかと               焦ってくるし、これ以上、頑張っても無理かも・・・と
自分の気持ちも萎えてくる。
で、あきらめて、いわゆる「普通の生活」を選択したとするでしょう?


ところが、数年後、あるいは数十年後、どうしてもまた歌を
やりたくなるわけ。


だって、魂が望むことはもともとそれなんだから、そこに戻るわけよ。


それで、「私は、やっぱり歌が好き!」「歌を歌いたい!」と思って
今度は趣味で仲間とバンドを組んでボーカルをやるかもしれないし、
若い時のこだわりを捨てて、自分が歌を楽しめる形で関わるようになったりするわけ。
 
でも、もし彼女があきらめることなくず~っと歌を続けていたら
もっと違う(歌の)道が開けていたかもしれないよね?」


ただし、人生の選択に「正解」はないんだって。


すべては「経験すること」だから、自分でどんな人生を
選んでもOKなんだって。

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