
教室で習ったのは、「書き換え」という方法なんだって。
たとえば、このケースの場合、
母親を、お兄ちゃんと彼を比較したりしない優しい母親に書き換えてみる。
リコーダ-を練習している彼に
「上手ね」と言ってくれる母親。
通知表をみて、
「よく頑張ったね」と頭を撫でてくれる母親。
もちろん事実ではない。
だけど、「潜在意識は成長しないので、子供の時の感情がそのまま留まっている。
それを新しい情報と置き換えることで、トラウマが解消できる」
と習った。
で? ママは何でため息ついてるの?
「それがね、その方法、ママには効き目がなかったの」
効き目のある人とない人がいるというのだ。
「授業のあと、みんなでお茶をしながら話したんだけど、
映像ではっきり見える人の方が効果はあるみたいなの。
やっぱり、目で見るからかなぁ」
ママはどちらかというと、聴覚、感覚派なので
新しい事実に置きかえられても
「何となく」しか感じられないという。
強いて言うなら、
すりガラスの向こうで書き換えられた事実が起きているのを
こちら側から客観的にぼんやり眺めているような感覚なんだって。
感情はあまり変化しないという。
従って効果は薄いそう。
「それにね・・・」とママは続けた。
たとえば、このケースの場合、
母親を、お兄ちゃんと彼を比較したりしない優しい母親に書き換えてみる。
リコーダ-を練習している彼に
「上手ね」と言ってくれる母親。
通知表をみて、
「よく頑張ったね」と頭を撫でてくれる母親。
もちろん事実ではない。
だけど、「潜在意識は成長しないので、子供の時の感情がそのまま留まっている。
それを新しい情報と置き換えることで、トラウマが解消できる」
と習った。
で? ママは何でため息ついてるの?
「それがね、その方法、ママには効き目がなかったの」
効き目のある人とない人がいるというのだ。
「授業のあと、みんなでお茶をしながら話したんだけど、
映像ではっきり見える人の方が効果はあるみたいなの。
やっぱり、目で見るからかなぁ」
ママはどちらかというと、聴覚、感覚派なので
新しい事実に置きかえられても
「何となく」しか感じられないという。
強いて言うなら、
すりガラスの向こうで書き換えられた事実が起きているのを
こちら側から客観的にぼんやり眺めているような感覚なんだって。
感情はあまり変化しないという。
従って効果は薄いそう。
「それにね・・・」とママは続けた。

