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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第5章(3)~感情の解放-1

肝心なのは、その”事実”と一緒に”感情”がセットで残ってるということなの」


そしてこの「感情の解放」こそが重要なのだという。


後日、ママ自身が教室ですごい体験をしたので、それを例えにとると・・・。
(これは榊先生の教室の時。
 榊先生というのは、コミック『ヒプノトラベル』の原案者。
 余談だけど、このコミックはすっごく面白い!
 ママはこれを”ヒプノのバイブル”にしてるくらい!)


その日、幼児期退行で、最初は楽しかった場面を見に行った。


大抵は楽しかった場面から入るんだって。
いきなりトラウマからだときついから。


ママが最初に見た場面は小学校低学年の頃。
近くのグラウンドでよく遊んでいた。
階段状になった観客席の裏手は石垣になっていて、
その石と石の間の窪みに、時々、蛇の抜け殻を見つけることがあった。


蛇は古くなった皮膚を脱ぎ捨て脱皮する。
ママはその脱皮した後の殻を見つけると、
何だか神秘的な感じがして嬉しかったのだそう。


ああ、そうだった、あの頃、そんなことがあったなぁ、って
ママが思った瞬間、場面が飛んだんだって。


今度は家の庭だった。
当時、庭に、(たまに)蛇が出ることがあった。


その日も小さい蛇が出て、ママのお母さん(おばあちゃんのこと)に言うと、
木の棒ですくって捨ててきなさいと言われた。


家の傍に製材所があって、よく焚き火をしていた。
そこに捨ててき
なさいと言われたのだ。

棒にひっかかった蛇はくねくねと動いて、
今にもするりと落ちそうで、ママはとても恐かったんだって。


恐くて恐くて、途中で戻っておばあちゃんに嫌だって言ったけど、、
多分もう一度行かされたのだと思う。


火に投げ入れた瞬間からの記憶はないんだって。
(恐くて、火の傍で棒を投げ捨てたような気もするので、
もしかしたら蛇はそのまま逃げたのかも・・・)ってママは言ってたけど。


その後、もうひとつ別の子供の頃の場面を見た。


「はい、では、今日はもう(潜在意識から)戻ってきましょう」と
セラピスト役の生徒が言って、解催眠の誘導をしてくれた。


その時、信じられないことが起こった。

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