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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第6章(5)~サブパーソナリティ -5

Sさんは個人で仕事をしているんだけど、
友達とかからお金を貰うことに抵抗があって、つい、
「いい、要らない」って言っちゃうんだって。
友達が「仕事の対価なんだから受け取って」って言ってくれても
何故か抵抗があるんだって。

ああ、ママ、また出たね、”何故か”って。

「うん」
ママは笑いながら言った。。

「この時の、”何故”の原因は予想もつかない人だったの!」

出てきたパーソナリティは、西洋人の男の子(10歳位)だったんだって。

「なぜ、お金を貰うことに抵抗を感じるの?」と聞くと、
きっぱりとした口調でこう言った。
「私は清貧の誓いを立てています!」

「それはどんな誓いなの?」

「貧しいことは清いことだと誓いました!」

「それは・・・いつごろ誓ったんですか?」

「中世です」

ママは何かがおかしいと思ったんだって。

それで、こう聞いた。
「ふうん・・・・・・あなたはSさんのパーソナリティさんですか?」

しばらくの沈黙の後、
「・・・・・・・違います・・・・」

ええっ?
本人のパーソナリティじゃない人もいるの?
なんで?

「わからない」とママは言った。

「でも、その人のパーソナリティではないから、立ち去ってもらうの。 だって、やっぱり(居ると)影響を受けちゃうからね」

ちなみにその男の子は、もといた中世の場所に帰ってもらったんだそう。

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