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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第7章(10)~木村藤子先生-10


青森から帰ると、ママはすぐにノリちゃんに電話をして、事の成り行きを話した。


ノリちゃんは、
「ああ、それは揺さぶりだね」と言った。


「揺さぶり?」


「うん。
大事なことを話すのに、普通に話したのでは伝わらないから、
だから揺さぶったんだよ。
遠くから来てるし、時間は少ししかないし、その限られた状況の中で 伝えなくちゃいけないわけだから」


そっか・・・・。


揺さぶりかあ・・・。


「でも、それにしても辛辣なことを言われたら落ち込むよね?」と、ママが訴えると、
ノリちゃんは、「神様は厳しいんだよ」とさらりと言った。


そして、
「カウンセラーじゃないんだから。相談者の話を優しく聞いてアドバイスをあげる、とかいうのとは違うんだよ」と続けた。


そうなんだ・・・・。


神道のことも、木村先生の立場も、ママはよくわかっていなかったのだ。

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