
「その話は、先生があの状況の中で、わかりやすい例えとして使っただけなの」
そうなの?
「うん。相手の気持ちを尊重するとか、相手に思いやりを持つとか、 いろんな意味にとれるけど、 一言で言うなら、人に愛を持ちなさい、ってことかな?」
ママが1年間考え続けたことは、そのことではなくて、
「中庸」の意味なんだって。
「先生はね、ママに、、”あなたには真ん中がない”って言ったの」
真ん中って?
「つまり、”中庸”とか”中立”のことだと思うんだ」
それともうひとつ。
先生はママたちの帰り際に、
「みんな同じなんですよ」と繰り返し言った。
中庸。
みんな同じ。
この二つの言葉が、後に、ママがセラピストを目指す上で、
とっても大事なキーワードになってくる。
その時になって、ママは初めて、何故、木村藤子先生のところへ
連れて行かれたのかがわかるんだけど。
もしかしたら、ママ自身が決めてきた青写真だったのかもしれない。
ヒプノを勉強する以前に、そういう人の所へ行って、あらかじめ必要なことを 学んでおく、って。
そして、ちゃんとEさんのおばあちゃんが前もって
「あなたのため」って言ってくれることで、ママが先生の言葉を真摯に受け止められるように 布石を打っておいたのかもしれない。
ママは
「木村先生に本当に感謝している」と言った。
そうなの?
「うん。相手の気持ちを尊重するとか、相手に思いやりを持つとか、 いろんな意味にとれるけど、 一言で言うなら、人に愛を持ちなさい、ってことかな?」
ママが1年間考え続けたことは、そのことではなくて、
「中庸」の意味なんだって。
「先生はね、ママに、、”あなたには真ん中がない”って言ったの」
真ん中って?
「つまり、”中庸”とか”中立”のことだと思うんだ」
それともうひとつ。
先生はママたちの帰り際に、
「みんな同じなんですよ」と繰り返し言った。
中庸。
みんな同じ。
この二つの言葉が、後に、ママがセラピストを目指す上で、
とっても大事なキーワードになってくる。
その時になって、ママは初めて、何故、木村藤子先生のところへ
連れて行かれたのかがわかるんだけど。
もしかしたら、ママ自身が決めてきた青写真だったのかもしれない。
ヒプノを勉強する以前に、そういう人の所へ行って、あらかじめ必要なことを 学んでおく、って。
そして、ちゃんとEさんのおばあちゃんが前もって
「あなたのため」って言ってくれることで、ママが先生の言葉を真摯に受け止められるように 布石を打っておいたのかもしれない。
ママは
「木村先生に本当に感謝している」と言った。

