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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第7章(13)~木村藤子先生-13 お役目

「だって、エフちゃん、毎日毎日、全国からやってくる相談者のために 朝から晩まで神様の前に座りっぱなしでお告げを伝えるんだよ?」


それもお金のためではない。
だから、お礼に関しては、「お気持ちで」とおっしゃる。
金額は決まっていない。


「もし、すごい霊能力を授けますから、
命尽きるまで、毎日相談者のために働きなさい、って言われたら
エフちゃん、どう思う?」


(ママはそう言いながら、自身の過去世を思い出していた。
特別な能力なんて要らない、自由に普通の女の子として暮らしたい、 そう思ってある役目を放棄したのだ。
その時の役目を遂行することこそが、ママの今回の人生の目的になっている)


う~ん・・・・・


そっかぁ・・・・
木村先生って大変だね・・・・・


「でしょ?
先生は霊能者として生きることに抵抗があって、一度は自殺しようと思ったんだって。
でも、それすらも神様に阻まれてしまい、”死ぬことさえも許されない”のだと悟るんだって。

結局、自分の役目を果たすしかないと、今の役割を受け入れたらしいの」


厳しいことを言われたとか、
遠くから行ったのにほんの5分しか視てもらえなかったとか、
ネットにいろんなことを書かれても先生が一切弁明しないのは
この役目を受け入れる、と心を決めているからなんだろうな、
とママは最近思うようになったんだって。


私はこうこうこういうお役目なので、このように振舞うしかないんです、なんて一々弁明しない。
ただ淡々と黙って遂行する。
それこそが使命を受け入れているということなのでは?
って・・・・。


おそらく、神様は必要なことを端的に告げる。
木村先生はその真意を汲み取って相談者に伝えなければならない。


「もし厳しいお言葉を告げられたのに、先生が自分なりの優しい言葉に置き換えちゃたりなんかしたら、 神様に叱られたりするのかもね・・・。ちゃんとそのまま伝えなさい、って・・・」


ええ? 神様に叱られちゃうの?


「ママが、そうかもねって勝手に思ってるだけだよ」


人にはそれぞれ役目がある。


木村先生の役目はとても大きい。
 

ママは自分の役目を、「レイキ」のアチューンメントを受けたときに知ったと言う。

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