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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第10章~植物と話す(8)

ママは2年くらい前から近所の氏神様に、ことあるごとにお参りしていた。。


氏神様と言うのは、住んでいる土地の神様なんだって。
厳密に言うとその土地に入植した氏族の守護神のことらしいが、今では 同一視されてしまっているらしい) 。


ある日、ノリちゃんがことあるごとにお参りしているというのを聞いてから、ママもお参りするようになった。


祈願のためではなくて、普段から日々の出来事の報告をしたり、良いことがあれば感謝を告げにいったりする。

そして、その時に「今の私に必要なメッセージを下さい」と言って おみくじを引くのだと教えてもらった。
 

おみくじの言葉がメッセージなのだそう。


転居する際には今までのお礼をいい、転居先の神様への取り計らいをお願いするのだとか。


「そうすると、氏神様が”今度そっちにマサコという人が行くから宜しく!”って、行く先の氏神様に伝えてくれるんだって」と、ママは言った。


「神様は上で全部つながってるんだって」


ママは突然それを思い出し、
「そうだ!植物だってつながってるはず!」と思ったらしい。


それで、早速、公園で目に付く木々にお願いをした。


「これから不動産屋さんに行くから、住む家がどこにあるか、みんなに呼びかけて教えてね。 私をそこに連れて行ってね」って。


そうしたら!
本当に奇跡が起きた!


ワンちゃんもいるし、お兄ちゃんは楽器も弾くし、セッションルームだって欲しいし、 出来れば都心で・・・・って、そんな希望をぜ~んぶ叶えてくれる物件の所に 植物が連れて行ってくれた。


なぜ、植物が連れて行ってくれたってわかるの?


「だってね・・・・」
ママはその時のことを思い出すかのように中庭の木を見つめた。

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