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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第13章~高次の存在(3)

その人の代わり・・・・?

ママは一呼吸置いて、こう言った。

「では、聞いてみて。 ”あなたは誰ですか?”って」

T.Iさんは何かをつぶやいた。

「その人は過去世のT.Iさんなの?」

T.Iさん: 「違う・・・、私じゃない」

「その人の代わりに生まれることに、どんな意味があるのか聞いてみて下さい」

T.Iさん:「その人の代わりに、その人の言いたいことを言って下さいって」

「彼はどんなことを言いたいのですか?」
それは、人々に言いたいことなの?
それともこれからT.Iさんが持つ家族に対して言いたいことなの?」

T.Iさん:「全ての人に」

「どんなことを伝えればいいのでしょうか?」

T.Iさん:「偉大なる愛の力」

・・・・・・・・・。

ママはもう一度深呼吸をした。

「これから生まれてくる小さなT.Iさん、雲の上から下を見下ろして下さい。
あなたはこれから生まれていくおうちやご両親を決めていますか?」

T.Iさん:「うん」

「そこにお父さん、お母さんがいますか?」

T.Iさん:「うん」

「あなたはなぜそのおうちに行こうとしているの?」

T.Iさん:「その男の人がね、決めたの」

「その男の人に聞くこともできますよ、どうして、あのおうちに決めたの?って」

T.Iさん:「その人は私を試してるの。
     私は何回も死にそうになる、
     何回も何回も死にそうになるはずだって言ってる。」

ママは胸が痛んだ。
T.Iさんがこれまでの人生で何度も死と直面しているのを知っていたから。

「その人に聞いてみて下さい、世の中の人に伝えるべき役目として
なぜ、T.Iさんが選ばれたのか」

すると、彼女はまた意外なことを言った。

「その人の子供だから」

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