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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第10章~植物と話す(12)

最初、ママは話しかけてみて、としか言わなかったんだって。


でも、みんなはいつまでたってもコミュニケーションが取れないという。


そこで、はたと気付いたんだって。


「ねえ、みんな、それぞれの植物に名前をつけて呼びかけてあげて」


そしたら!


1ヵ月後、ミミさんも、美加さんも、Hiroさんも全員が「話せた!」と報告してくれた。


Sさんも、「早速名前をつけて話しかけたら、枯れかけてたのが、翌日には元気になっててびっくりした」って。


他にも、「葉っぱがどんどん出てきた」とか、嬉しい報告を聞くようになった。


そして、ママがこのことを榊先生の教室で話していたときのこと。

「名前をつけるのがポイントなの。自分の固有の名前で呼ばれるのが嬉しいみたい」と言ったら、
ママの正面に座っていた先生が、
「ほんとだ!嬉しいって言ってる」と言った。


先生の視線の先はママの後ろにある棚の上。
振り向くと、そこに観葉植物の鉢が置いてあった。


ママが名前を付ける話をした時、その植物が反応したらしい。
(先生はそういうことがわかる)


ちなみに、ママが先生の教室を始めて訪れた時のこと。


窓の外に沢山の木があったので、
「こんにちは。これから半年間通ってくるので宜しくね」と心の中で挨拶をしたら、
「よく来たね。(ヒプノセラピーの)仕上げだね」と返事が返ってきた。


それでママはとっても嬉しかったんだって。


(ある教室で)ヒプノを1年間学び終わる頃に、たまたま参加した榊先生のお話会で、
「この先生って、なんて愛のある人だろう。どうしてもこの先生からヒプノを学びたい」と ママは強く思ったんだって。


でも、当初は開始時期や曜日が合わず、一度はあきらめかけたそう。
ところが、全てが都合よく変更されて、ママの予定にぴったりはまったのだ。


「きっと、ここで学ぶことになってたんだ」と思った矢先に 、木が「仕上げだね」とその通りのことを言ってくれて、ママの喜びもひとしおだった。

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