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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第11章~コーチング(4)

気込んでスタートしたコーチングの勉強だったが、3ヶ月もしないうちに ママの顔は曇り始めた。


「何かが違う・・・・・」
ママはその頃、よくそう言っていた。


「なんでかなあ・・・・」


練習台に、と5人を紹介してもらったが、コーチングはうまく機能しなかった。


ある人はお母さんとの葛藤を抱えていた。

普通の親子のように映画を見に行ったり、食事に行ったりしたい。
自分なりに歩み寄る方法を考えて、その結果を2週間ごとに聞いてフォローすることにしたが、 うまくいかなかった。


頭で考えた方法はあっても、気持ちがついていかなかったのだ。


また、ある人はどうしても甘いものがやめられない。
ちょっと病的でさえある。
これもうまくいかなかった。


またある人は自分の人生において一体自分が何をしたいのかがわからない。
これもまたうまくいかない。


ママは、自身もコーチについてコーチングを受ける義務があったので、 (そういうシステムになっている)、そのことを相談してみた。


そしたら、あっさり言われたのだ。


「それはコーチング向けのテーマではないですね」って。

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