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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第14章~6人の謎(6)

美帆さんもきっと同じように感じていたのだと思う。
ママと目が合った。

時間はある?と小声で聞いてみる。

美帆さんが頷いたので、ミミさんに
「それでは今日これからすぐにセッションをやりますから
もう戻ってきてください」と言った。

そして、
「セッションはミミさんがやればいいですか?」と付け加えた。

「マサコさんがやって」とミミさん。

ママは一瞬躊躇した。
窓の外に目をやると、中庭のしゃらの木が、
「3人でやりなさい」と言った。
(注:勉強会は我が家の3F、窓の外に姫しゃらの木が見える部屋で行っている)

なんで「ちゅうちょ」したの?

「だって・・・。首を捜す過去世なんて恐くって・・・」

でも、美帆さんのセッションを始めてすぐにわかったんだけど、
ミミさんにはセラピスト役をやれない理由があった。

「あのね、エフちゃん、ミミさんはね、その過去世に登場していたの」

ええっ!?

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