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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第14章~6人の謎(7)

「首や肩の痛みの原因がわかる過去世へ」と誘導すると、美帆さんは やはりあの古代ギリシャの過去世へ行った。

そして、崖の上から海へと身を投げた。

肉体から離れて魂だけの存在になった美帆さんに
「そこから自分の肉体を見下ろして下さい」と言うと

「ふん!ぼろ雑巾みたい」とまるでひとごとのような答えが返ってきた。

肉体は崖下の岩場にあるようだ。

ママがおそるおそる、「首はありますか?」と聞くと

「首? ない」と美帆さん。

そんなことはどうでもいいような感じ。

首を見つけなければ美帆さんの痛みが改善しないと思ったママは、
「首はどこにありますか」と聞いてみるが、
「さあ?」と気のない返事。

飛び降りた際に強風に煽られて岩に叩きつけられ、
首が折れたらしいのだが・・・。

首の在り処をどんなに聞いても
「どうでもいい」という答えしか返ってこない。

ママが困っていると、ママの隣にぴったり寄り添っていたミミさんが
「”そこの砂浜を見て”って言って」と耳打ちしてきた。

(そこの砂浜?ミミさんは美帆さんが見ている映像と同じものが見えている?)

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