
ママはびっくりしたが、驚いている暇などなかった。
ママがその通りに言うと、美帆さんは
「砂浜?」とつぶやいて、どうやらその場面を見ているようだった。
「”そこに泣きながら首を捜している女の子がいるでしょう?”って言って」と、 再びミミさんが耳打ちしてきた。
しばらくすると美帆さんが
「馬鹿みたい・・・・私のことなんか探して・・・」と涙声になった。
「”首が見つかるまで、その女の子はずっと捜し続ける”って言って」と、ミミさん。
その言葉に突然美帆さんの態度が変わった。
はらはらと涙を流しながら、
「後ろの岩の間に挟まってる」と素直に教えてくれた。
そして、ようやく首が見つかった。
美帆さんが海に身を投げた時、ミミさんはたまたまそれを目撃していた。
あわてて駆けつけたが、首がなかったので、必死で探し回っていたのだという。
ミミさんは当時、美帆さんの幼なじみだったんだって。
「じゃあ、その時の首は今生になってやっと見つかった、ってこと?」
「うん。たぶんね・・・。」
ママがその通りに言うと、美帆さんは
「砂浜?」とつぶやいて、どうやらその場面を見ているようだった。
「”そこに泣きながら首を捜している女の子がいるでしょう?”って言って」と、 再びミミさんが耳打ちしてきた。
しばらくすると美帆さんが
「馬鹿みたい・・・・私のことなんか探して・・・」と涙声になった。
「”首が見つかるまで、その女の子はずっと捜し続ける”って言って」と、ミミさん。
その言葉に突然美帆さんの態度が変わった。
はらはらと涙を流しながら、
「後ろの岩の間に挟まってる」と素直に教えてくれた。
そして、ようやく首が見つかった。
美帆さんが海に身を投げた時、ミミさんはたまたまそれを目撃していた。
あわてて駆けつけたが、首がなかったので、必死で探し回っていたのだという。
ミミさんは当時、美帆さんの幼なじみだったんだって。
「じゃあ、その時の首は今生になってやっと見つかった、ってこと?」
「うん。たぶんね・・・。」

