聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第16章~ペットと繋がる(9)

潜在意識の中では繋がることができるが、日常の顕在意識下では、ワンちゃんとは コミュニケーションが出来ない。

ある時、ママはどうしても、ワンちゃんの気持ちを知りたいときがあった。

それはママがとっても忙しくて、ワンちゃんと向き合う時間がとれない日々が続いていたとき。

時折、ワンちゃんはママのそばに来て「遊んで」とせがむ。

前足で、「ねえねえ」とせがむ時もあれば、鼻先を摺り寄せてくる時もある。

「ああ、ごめん、ごめん、忙しいから、後でね」

でも、結局、「後」は訪れず、
「ごめん、もう遅いから寝なくちゃ」と一緒に遊べないまま、1日が終わる。

そんな日々が続き、ママはワンちゃんの寂しげな顔が気になっていた。

そしてある日、ママが帰宅すると、みつるお兄ちゃんがあわてた様子でこう言った。

「今日、ワンちゃんが泣いたんだよ!」

何でも、お兄ちゃんが帰宅すると、ワンちゃんが例の如く、「遊んで」とそばに来たのだという。

お兄ちゃんはとても疲れていたので、「ごめん、今は遊べないよ」といってベッドで横になろうとした。

その瞬間、ワンちゃんの目から涙がこぼれたのだという。

それを聞いたママはとても胸が痛んだ。

その夜、ママは寝る前にこう祈った。

「ワンちゃん、夢の中で気持ちを聞かせて」

そしたら!



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