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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第18章~時間の概念(26)

最初はサチエさん。

「ヒプノやリーディングをすることに、どうしても自信がない」とサチエさんが言うので、その原因となる過去世を見に行ったのが、数ヶ月前のこと。

そこで見たのは、縄文時代。

サチエさんは当時ヒーラーの力があり、その力を使って、村人の病気を治したりしていた。

むしろの上に寝かされた病人たちひとりひとりに、彼(当時は男性)は手をかざしていた。

人々は病が治ったことを喜び、彼に感謝をしている。

みんなの役に立てて嬉しい、と彼は喜んでいたが、次の場面では顔が曇った。

村人達に取り囲まれているのだという。

「あいつはなんであんなことが出来るんだ?
あいつは化け物だ!って・・・・」

あなたに病気を治してもらったことを喜んでいた人達は?

「取り囲まれた輪の外から、悲しそうな目で私を見てます・・・・」

彼は家に閉じこもるようになり、失意のうちに50代で人生を終える。

中間世で、彼はこう言った。

「なぜあきらめてしまったのだろう。(後悔)

もっともっと多くの人たちの役に立てたはずなのに」

そして、その無念の想いが、今生、サチエさんをヒプノやリーディングの世界に導いたのだった。

しかし、化け物だと白い目でみられたときの心の傷はフリーズして残ったまま。

彼女の自信のなさは、その影響を受けていると思われた。

サチエさんは、もちろん、この過去世を書き換えてみたい!と言った。

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