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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第18章~時間の概念(27)

それで、サチエさんの場合もうまくいったの?

「それがね・・・」

ママはくすっと笑った。

「信じられない展開になっちゃって・・・」

ママはサチエさんを、その縄文時代へと誘導した。

最初の場面。

サチエさんは、「神社が見える」と言った。

自分は30歳位の男性で、暗い部屋の中に座っている、と。

そこで何をしているのかと聞いてみると、つかまって閉じ込められているのだという。

ママは勝手に、ああ、村人たちに閉じ込められたのかなと推測しながらも、

なぜ、閉じ込められたの?と聞いてみる。

「遊んでばかりいて、仕事をしないからです」

え?


自分は神主の息子なのだが、仕事はしないで、毎日遊び呆けているので、村人たちから白い目で見られているのだという。

そのことをどう思うか聞いてみると、
「ふん!と、思っている」という答え・・・。

あの縄文時代の過去世には行かなかったようだ。

ちなみにいつの時代かと聞いてみると、西暦700年代、奈良時代だという。

次の場面。

「夜です。山の中をひとりで彷徨っています」

あまりの放蕩ぶりに、村を追いだされたのだという。

そして、彼は滝のそばで、雷に打たれて死んでしまった。

まだ40歳だった。

ママは呆気にとられていた。

サチエさんはすご~く真面目な人で、この過去世はおよそそぐわない気がした。

ママ、なんでそんな過去世に行っちゃったのかな?

「うん、もちろん、中間世で聞いてみたの」

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