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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第18章~時間の概念(34)

それで、サチエさんはどうなったの?

「ああ、彼女の場合はね、書き換えと言っても、またちょっと違うの」

彼女が振り子の過去世を見てから8か月後。

その日は、サチエさんが、自分はいつも物事をあきらめから入るので、
その原因を見に行きたいと言ったのだった。

それで、ママは、
「諦めからはいる体験をした過去世へ」、と誘導した。

そしたら、思いがけず、
あの縄文時代の過去世へ行ったのだ。

薬草を練っている、とサチエさんは言った。

ママは、
村人たちは、あなたのことをどう思っているの?と聞いてみた。

すると!

「普通。
あれ? でも、前に見たときとは違う。
なんか、自信を持ってやってる」と、サチエさんが不思議そうに答えた。

(へえ?)

次の場面へ誘導する。

「人の背中に貼る塗り薬を作っている・・・。
年齢は50歳くらい。
なんか変だな・・・ちゃんと自信を持ってやってる・・・」

人を癒したり、ヒーリングをすることで、何か嫌な気持ちになったり、悲しい想いをすることは?

「全然ない」

(ふうん?  何が起きたのかな・・・・?)

では、その人生で最も重要な場面へ行ってみましょう。

「手術をしている。でも、その人はもうすぐ死ぬ・・・。
残念だけど、手術でも治らなかった。
その人はこのまま死んでいくのが、分かる」

そのことをあなたはどう思ってる?

「その人とは、今、お話をしているんだけど、私のことを恨んでない」

あなたはどんな気持ち?

やれることはやった。
でも死んでいくのは、この人の運命だったんだって、わかる。
お互いやれることは100%やった。
お互いがお互いに感謝を持ってる・・・・。

2012年のサチエさんが、次に見ておくべき場面へ誘導すると、
亡くなる場面 へ行った。

70歳くらい。
老衰で亡くなろうとしている。

今、どんなことを思ってる?

自分のやれることはやってきたし、、死ぬのはこわくない。
村の人達も一杯来てる。
感謝してくれている。

魂が体から離れるとき、
彼(サチエさんの過去世の人)は、とても充実感があると言った。

そして、中間世で、この人生で学んだことを聞いてみると・・・。

手術に失敗したと思うかもしれないけど、重要なのは、100%力を出すということ。
一生懸命やるということ。
結果はその後についてくる。

そこで100%力を出せたか、出せてないか
出す努力をしたのか、していないのか、それだけ。

この時の人生は2012年のサチエさんに影響を与えていますか?

これは過去のことだけど、未来のことでもあって、重要なのは、
あきらめないということ。

ああ、そうだ、そうそう・・・、とサチエさんが(顕在意識で)呟いた。

(催眠下で、クライアントはセラピストの問いに答えていくが、
顕在意識の自分も、同時にその答えを聞いている)


自分の中で頑張ったと言う気持ちが、あるのか、ないのか。
結果がどうであれ、自分が一生懸命頑張ったのか、頑張ってなかったのか。
それだけの違いであって、結果と言うのは特に重要ではない。

ああ、そうなんだ!と、またもや顕在意識のサチエさんが呟いた。

そして、この後、過去世のその人が、驚くべきことを言った。

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