
ある夏の日、あーちゃんは保育園のビニールプールで水遊びをした。
そのとき、蝶々がひらひらと飛んできて、
「楽しそうだね。でも、私には水をかけないでね」って、言ったんだって。
ゆうさんは、今ではもうそんな話にも慣れっこになってきた。
だから、否定することもなく、普通に、「そう、良かったね」って
聞いてあげられる。
でも、少し困ったことも起き始めた。
「最近、あーちゃんを保育園に送って行くと、自転車から降りるときに
目に涙を浮かべてるの」
それが1週間以上も続き、心配になったゆうさんは先生への連絡ノートに
そのことを書いたんだって。
で、先生があーちゃんと二人だけの時に、「何かあったの?」って
聞いてくれた。
「そしたら、ほら、佳奈ちゃんって、すぐに叩く子がいたでしょう?
その子が、いきなりつねってきたり、大声で威嚇したりするのが
怖いって言ったんだって」
そして、自分だけではなくて、佳奈ちゃんが他のお友達を
叩いたり、つねったりしているのを見るだけでも、悲しくなって
しまうのだという。
それでも、佳奈ちゃんは本当はいい子だから、
佳奈ちゃんのことを好きなのだという。
「どうしたらいいんだろう?」とゆうさんは悩んでいた。
佳奈ちゃんのそういう態度を嫌だと思う子は、佳奈ちゃんを
避けて一緒に遊ばないようにしているらしいが、あーちゃんには
それはできないし、別に遊びたくないわけではない。
ただ、怖いだけなのだ。
だけど、普通の子供よりも純粋なゆえに感じる心も人一倍強いし、
「愛」を知っているので、邪険な態度をとることもしない。
ママはミミさんに相談してみるね、と言った。
ミミさんも小さい頃からあーちゃんと同じように霊的能力があったし、
今は女の子を育てているので、何かアドバイスをくれそうな気がした。
そのとき、蝶々がひらひらと飛んできて、
「楽しそうだね。でも、私には水をかけないでね」って、言ったんだって。
ゆうさんは、今ではもうそんな話にも慣れっこになってきた。
だから、否定することもなく、普通に、「そう、良かったね」って
聞いてあげられる。
でも、少し困ったことも起き始めた。
「最近、あーちゃんを保育園に送って行くと、自転車から降りるときに
目に涙を浮かべてるの」
それが1週間以上も続き、心配になったゆうさんは先生への連絡ノートに
そのことを書いたんだって。
で、先生があーちゃんと二人だけの時に、「何かあったの?」って
聞いてくれた。
「そしたら、ほら、佳奈ちゃんって、すぐに叩く子がいたでしょう?
その子が、いきなりつねってきたり、大声で威嚇したりするのが
怖いって言ったんだって」
そして、自分だけではなくて、佳奈ちゃんが他のお友達を
叩いたり、つねったりしているのを見るだけでも、悲しくなって
しまうのだという。
それでも、佳奈ちゃんは本当はいい子だから、
佳奈ちゃんのことを好きなのだという。
「どうしたらいいんだろう?」とゆうさんは悩んでいた。
佳奈ちゃんのそういう態度を嫌だと思う子は、佳奈ちゃんを
避けて一緒に遊ばないようにしているらしいが、あーちゃんには
それはできないし、別に遊びたくないわけではない。
ただ、怖いだけなのだ。
だけど、普通の子供よりも純粋なゆえに感じる心も人一倍強いし、
「愛」を知っているので、邪険な態度をとることもしない。
ママはミミさんに相談してみるね、と言った。
ミミさんも小さい頃からあーちゃんと同じように霊的能力があったし、
今は女の子を育てているので、何かアドバイスをくれそうな気がした。

