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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(10)

さて、そして、マチ子さんのセッションである。
実はこの時から、ママは「魂の交信」を始めるんだけど、
3か月後まで全く気付かずにいた。

マチ子さんに、「何か気になることがある?」って聞いてみる。

マチ子:う~ん・・・、自分に自信がないこと、何かを思いつ
   いても行動に移せないこと。あ、それから、英語を習い
   たいんだけど、それはね、英語を話せないことにすご
   くコンプレックスがあるからなの。

ママ:仕事で英語を使うとか?

マチ子:ううん、普段の生活には全然必要ない。

ママ:それなのに、話せない、っていうコンプレックスがある
   の?

マチ子:うん。ず~っと、コンプレックス。

ふうん?これは何か理由がありそう、ってママは思った。

マチ子:それから、なんでヒプノセラピーとか、ヒーリングの
   勉強を始めたのか、知りたい。

ママ:わかった。

たくさんのことを一度にやるには、「副人格」のセッションが
最適。ママはついでにマチ子さんのお母さんのことも聞い
てみようと思った。

私:お母さん?

ママ:うん。お母さんが20年近く、うつ病なんだって。
   20年もだよ? うつになった理由を聞いたら、たぶん
   子供たち(マチ子さんを含めて3人)がみんな独立して
   「空の巣症候群」みたいになったんじゃないか、って。

   「空の巣症候群」っていうのはね、子育てが終わって
   子供が家を出て巣立っていくと出てくる抑うつ症状なの。
   急に胸にポッカリ穴があいたようになっちゃうらしいの。
 
でもな~・・・、それで20年って・・・う~ん・・・・なんか、気に
なるなあ・・・・。

それに、マチ子さんはもっと気になることを言った。

ママ:あのね、お母さんのマチ子さんに対する執着心が異
  常なんだって。
  今は実家のそばに住んでいて、ときどき実家に行くらし
  いんだけど、帰るときなんて、玄関でマチ子さんにしが
  みついて、頭を撫でまわさんばかりにして、”マチ子が
  帰ってしまう~、マチ子が~”って、別れを嫌がるんだっ
  て。
  いくら娘がかわいくても、ちょっと行動が普通じゃない気
  がしない?

というわけで、ママはお母さんのことをセッションで聞くこと
にしたんだけど、まさかの展開になった。

ママは、お母さんの魂を呼んで話しをしてみた。

お母さんは、まち子さんに、
「いつも迷惑をかけてごめんね。悪いとは思うけど、おまえ
だけが頼りなんだよ・・・」と言った。

ここまでは、まともだった。
問題は、その後。

ママが、「なぜうつになったの?」って聞いたら、
お母さんは、「さびしかっった。振り向いて欲しかった。子離
れしないといけないんだけど・・・」と答えた。

ママ:そして、こう言ったの。
  「ああ、お前の魂を引き寄せたい!誰にも渡したくない!
  お前を私だけのものにしたい!」って。 

  ⇒「魂の交信(11)」へ続く

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