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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

魂の交信(39)

(間)

しゃれこうべ:(妻が)遅かったね、って・・・。

ママ:会えましたか?

しゃれこうべ:やっと会えた。(泣く)
  やっと・・・会えた・・・。
  (妻は)優しい顔をしている・・・・。喜んでる。

ママ:あなたは奥様を弔うために、自分の命を犠牲にしてまで
  チベットへ辿り着きました。
  その愛の気持ちも、きっと奥様に伝わりますよ。
  奥様はずっと光の中から(あなたのその姿を)見ていたと
  思います。

しゃれこうべ:(妻が)ありがとう、って言ってる・・・・。

ママは、「もうこれからは、ずっとずっと一緒ですよ」と言った。

しゃれこうべは、声を押し殺して泣き続けた。

ママ:ほかに何か、お手伝いすることがありますか?

しゃれこうべ:大丈夫・・・・。

しばらくの後、しゃれこうべはこんなことを言った。
「この日のために・・・・、(私は)マチ子のもとへ行った」

ママはびっくりした。

ママ:あの~・・・、今日、ここでセッションをして奥様に会える
  のが、わかっていましたか?

しゃれこうべ:うん、だから、来た。
  ずっとずっと・・・・。きっと、祈りの念を伝えてくれる、って。

ママ:あなたが、私にコンタクトをとってきたの?

しゃれこうべ:ああ、そう・・・。お願いできるような気がした。
  ああ、繋がってる・・・。 みんなが、繋がってる。

ママ:あなた(のしゃれこうべ)を借りて、マチ子さんの親友も、
  マチ子さんの元へ来ました。
  そして、あなたはあなたで、救われたくて、今日、マチ子
  さんの元へ来たの?

しゃれこうべ:そう。「見つけた!」っていう感じで来た。
  救ってくれる人を見つけた、って感じ。

ママ:それは・・・・。

またもやママの好奇心がそそられた。

ママ:よかったら、教えて?
  それは、どんな風に、わかるの?
  「この人が救ってくれる」って。
  どんな風に、見つかるの?

しゃれこうべ:前に・・・。 彼女のだんなを通して・・・。
  彼がうち(の骨董屋に)来た。
  その彼を通して、彼女(マチ子さん)が見えた。
  ああ、この人が救ってくれるって、思った。
  そしたら、彼女の前世も(自分と同じ)チベットだった。
  彼女の守護霊も近くにいて、とても近しい存在だった。
  それで、きっとわかってくれると思った。

ママ:ふうん?  あなたがたには、そういうことがわかるん
  ですね?

しゃれこうべ:そばにいるガイドと相談して・・・・。
  (「ガイド」とは、しゃれこうべの中にいる、チベット時代の
  マチ子さんの親友のことらしい)
  彼女のご主人を使って、彼女を呼んでもらった。

ああ、だからマチ子さんのご主人が「駅前の骨董屋へ行って
みようよ」ってしつこく言ったのかあ・・・。

しゃれこうべ:案の定、彼女は、私を見てすごく気に入って
  くれた。

ママ:そして、この日が来るのを待っていたんですか?

しゃれこうべ:祈りだ、祈り。祈るのみ。

ママ:でも、この間のセッションのときには、しゃれこうべさんは
  出たきたけれども、あなたは出てこなかったでしょう?
  私はそれがとても気になっていて、今日もう1回セッション
  をやろうと思いました。
  そのコンタクトをとってきたのは、あなたですか?
  そういう風に、祈ったの?

ママはしゃれこうべさんが、ママに「気になるように」仕向けた
のかどうかを聞きたかったのだ。


しゃれこうべ:この間は、彼女のガイドを優先した。

ママ:ん? じゃあ、2回に分けて(セッションを)やることは、
  最初から決まっていたの?

しゃれこうべ:そう。
  次には、私のことも気にかけてくれる、って。

ママは不思議に思った。

ママ:でも・・・。マチこさんは、今日はしゃれこうべのことは
  気にしていなかったんです。
  気になっていたのは、私なんです。
  だれが、私を、そうさせたの?

しゃれこうべ:う~ん・・・・。 天の声?

ママ:あなたたちがそう決めて、私に閃かせるようにしたの?

しゃれこうべ:うん。いろんな魂を救って欲しい。
  引き寄せられてくる。

ママ:え? ここに?

しゃれこうべ:うん。それぞれが関係する魂が引き寄せられる。
  悪いものではない。
  近しい人の、救って欲しい魂が引き寄せられてくる。
  救われると、みんながどんどん幸せになっていく。
  クリアになっていく。

ママ:なぜ、ここでセッションをやった人の魂が、実際に三次元
  (のこの世界)で救われるんですか?
  本当は時間や空間がないからですか?

  いま、ここにいない人の魂をセッションで呼び出して、
  癒したとすると、本人の魂が救われるわけは?

しゃれこうべ:魂がクリアになるから。

ママ:その人の体がどこにいたとしても、魂だけをここに呼んで
  それができるということ?

しゃれこうべ:エネルギー。 すべてはエネルギーだから。
  だから、場所も関係ない。時間も関係ない。
  (魂は)どこにでも行ける。

ママ:なるほど・・・。

しゃれこうべ:エネルギーだから、ピッと(一瞬で)行ける。

ママ:救われたい魂だけが、来るんですか?

しゃれこうべ:もう、計画に入っている。

ママ:(は?) 何の計画ですか?

しゃれこうべ:ここで癒される人が。

ママ:・・・・・・・。

しゃれこうべ:必要な者が、やって来る。
  みんな、予定している。

ママの脳裏に、スケジュール表が浮かんだ。 (笑)
そばでセッションを見ていたひとみちゃんも、後で聞いたら、
同じくスケジュール表を思い浮かべたと言っていた。

しゃれこうべ:それで、どんどんみんなで(意識が)上がって行く。
  それを目的としている。
  グループソウル(類魂)。

ママ:グループソウルの中で、それをやってるんだ・・・。
  そのグループって、幾つぐらいあるの?

しゃれこうべ:グループはいっぱいある。
  だけど、ここでは、3つ。
  大きな塊が、3つある。

  ひとりにとって、大きな木のような、こう、いっぱい葉っぱが
  あるのが、それぞれあって、それで、3つ。

(ああ、そうか。
私とマチ子さんと、ひとみちゃんで、3つなんだ)

ママ:でも、それぞれの(3つ)の木の根っこは繋がっている
  のね?

しゃれこうべ:大地は繋がっている。

やはり、ワンネスなのだ。

ママはため息をついた。

好奇心の赴くままに質問をしていくと、エンドレスに続きそう
だったので、この辺で終わりにした。



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