聖なる樹のヒプノセラピー物語      

富士王朝の復興(14)


モトちゃんが、今現在やっている仕事とは全く別のことを

口にし始めたのだ。


自分の住んでいる地域は、過疎化が進んでいるから、

それを食い止めるために、

ハウスを作って、

特産物を育てれば、

人も生かせるし、

地域も活性化できる、

そのためにはハウスを作る資金を作らなければ、って。


ママ: 地域の人を生かすとか、地域貢献とか、

 この間までと言ってることが違う気がするんだけど・・・?

 なぜ、急に、地域貢献なんて言い出したの?


モト: 地域の人たちが幸せじゃないから。

 みんな、困っている。

 跡継ぎがいないから。

 空き家になってしまう。

 若い人たちが都会に出て、戻ってこなくなったから。


ママ: ガイドのおじいさんにお聞きします、

 地域貢献をしてあげることが、皆の救いになるんでしょうか?


ガイド: それしか、ないだろう?

 土地も浄化させなければならない。

 土地が死んでいる。

 体が壊されている。

 魂も壊されている。

 魂を輝かせてあげなくてはならない。



ママ: ・・・・・・・

 (う~ん・・・・、なんかしっくりこないなあ・・・)


 例えば、有機栽培でこういう野菜を作りたいとか、

 まず先にやりたい目的があって、

 それに賛同する人たちが集まって、

 その結果としていろんな会社や共同体ができる、


 そうやって地域が活性化するのならわかるけど、


 いつも地域の活性化とか、

 人を生かすとか、育てるとか、

 抽象的なのが先にきて、

 モトちゃん自身が本当は何をやりたいのかが、

 全く見えてこないのよね・・・・。


 なんか、違和感を感じる・・・・。



しかも、モトちゃんの口から語られてはいるけど、

まるで誰かに操られて、

言わされているかのような錯覚すら覚える。


そこで、ママは思い切って聞いてみた。


ママ: モトちゃんは、地域のためとか、

 土地の浄化とか言っていますが、

 それを促しているのは誰ですか?


すると。


モト: 神様です。

ママ: 神様って?


モト: この辺一帯の土地の神様です。


ママ: (ああ・・・、モトちゃんが住んでいる土地の神様だ)

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