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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第10章~植物と話す(11)

名前で呼ぶのだとママは言った。


「犬やネコだって飼うときは名前をつけるでしょ?
植物も同じなの。家族として迎え入れるのだから、名前をつけて呼ぶの」


といっても、ママは結構安易な名前の付け方をしていて、
ガジュマル→ガジュちゃん
カネノナルキ→カネナルちゃん
シクラメン→シクちゃん
といった具合なんだけど。 (笑)


そしてもうひとつのポイントは、感謝の言葉で沢山話しかけるんだって。


そういえば、ママはいつも
「シクちゃん、おはよう。綺麗な色だね」
「我が家に来てくれてありがとう」
「ガジュちゃん、緑にとっても癒される。ありがとね」
なんて話しかけている。


みんな植物とコミュニケーションがとれるなんて考えもしないから話しかけないけど、
そういう思い込みをはずしてドンドン話しかけてみる。
そうすると、ある時、ふっと聞こえるのだ。
「ありがとう」って。


毎日ほめたり、お礼を言ったりしていると、植物はとても喜んで返事をしてくれる。
というか、おそらくその都度返事をしてくれているんだろうけど、こちらがキャッチできずにいるのかもしれない。


とにかくある時ふっと波長が合って、聞き取れる。


一度キャッチできると、その回数が増えていく。


本当に?


「本当だよ。だって教えてあげた友達、何人も話せるようになったよ」

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