
引越ししてすぐのこと。
ある日、お風呂に入ってぼんやりしていたら、
ママは何だか自分が木になっているイメージがしたんだって。
太い幹。沢山の枝が伸び、葉っぱがついている。
「あれ?私、木?」
自分が「木」だという意識がある。
その頃、通勤で山の手線に乗ると、原宿駅付近でママはいつもそわそわするようになった。
「何だか明治神宮から呼ばれているような気がして・・・・」
それが2週間も続くので、ママは明治神宮へ行ってみた。
鳥居をくぐり本殿敷地内に入ると、御社殿手前に大きな木がある。
そして、その木は絵馬を掛ける板でぐるりと囲まれている。
ママはこの木を見た途端、胸の奥がぎゅっと熱くなった。
参拝のあと、再び木のそばに戻ってきてしばらく見上げていたら、
突然、響くような声が。
「忘れないで。あなたは私たちの仲間だった」
「・・・・・・・・」
私、木だったの?
ママ、それって何を意味するのかな?
「さあ・・・・?」
いつか知るべき時に答えは来るのかもしれない。
第11章~コーチング
ある日、お風呂に入ってぼんやりしていたら、
ママは何だか自分が木になっているイメージがしたんだって。
太い幹。沢山の枝が伸び、葉っぱがついている。
「あれ?私、木?」
自分が「木」だという意識がある。
その頃、通勤で山の手線に乗ると、原宿駅付近でママはいつもそわそわするようになった。
「何だか明治神宮から呼ばれているような気がして・・・・」
それが2週間も続くので、ママは明治神宮へ行ってみた。
鳥居をくぐり本殿敷地内に入ると、御社殿手前に大きな木がある。
そして、その木は絵馬を掛ける板でぐるりと囲まれている。
ママはこの木を見た途端、胸の奥がぎゅっと熱くなった。
参拝のあと、再び木のそばに戻ってきてしばらく見上げていたら、
突然、響くような声が。
「忘れないで。あなたは私たちの仲間だった」
「・・・・・・・・」
私、木だったの?
ママ、それって何を意味するのかな?
「さあ・・・・?」
いつか知るべき時に答えは来るのかもしれない。


