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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第12章~潜在意識(11)

この「心の変化」に大切なのが、自分の意識を何に向けるか、ということらしい。

いまだから言えることだが、ママが知りたかったその人間関係に どんなに焦点を当てようとも、ママにとってプラスになることなど何一つなかったと思う。

「何回ヒプノをやってもその人間関係が出てこないから、だんだんあきらめていって・・・。
そして出てくる過去世の方に自然と意識を向けるようになったのかな」

輪廻転生して何度も巡り会うことの素晴らしさに気付き、
自分の魂の目的を見出したとき、
目の前の問題よりも、自分の心がやりたいこと、
今、自分がやるべきことの方へいつのまにか意識が向くようになっていた。

人間関係が解決したわけではなかったが、自分のフォーカスする先が 違う方向へ向いたこと、 心がワクワクするものを探し、歩み始めたことで心が変わり、人生が楽しくなっていったのだった。

そして、ある日、思いがけずヒプノでその人間関係の相手を見せられる。

「きっと、今ならもう受けとめられると潜在意識が判断したのかもしれないね」

”叡智の部分”は顕在意識での想像の範疇を遥かに超えて賢い。

その人の成長のプロセスにおいて、今は答えを受け取るタイミングでないと判断したら、自分がどんなに望もうとも 出てこないこともあるようだ。

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