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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第13章~高次の存在(1)

「エフちゃん、人間の意識には顕在意識と潜在意識のふたつがあると言ったでしょう?」

うん。

「その潜在意識はさらに二つに分けられるんだって」

そうなの?

榊先生の教室でも「三つの自分」って習ったんだけどね、

うん。

「それは顕在意識と(個人的)潜在意識と、その潜在意識の奥深くに広がる、”集合的潜在意識”なんだって 」

集合的潜在意識とは、個人の経験の領域を超えた人類全体に共通の無意識領域のことらしい。
ユングという心理学者が提唱したことでも知られている。

ママがヒプノセラピーってすごいなと思うのは、 この「(個人的)潜在意識」にも、「集合的潜在意識」にも、どちらにもアクセス出来るという点なんだって。

そのふたつはどういう違いがあるの?

「大雑把に言うと、個人的潜在意識というのは、今の自分に影響を与えている感情や価値観がある場所。
過去世、胎内期、幼児期などから持ち越してきている感情とか。
だから、何か問題を抱えている場合にはその原因となった場所にアクセスして、感情を解放したりするわけでしょう?」

うん。

「集合的無意識はそれより深いところで一つの塊となり、宇宙意識と繋がっている場所だと考えられるてるみたい」

「個人の経験を超えた集団や民族、人類の共通の記憶が存在するとも言われているんだって」

ふうん。

「中間世に行ったとき(魂や意識だけの状態になったとき)にメッセージをもらったり、アドバイスをくれるのは この場所からじゃないかなあ」

教室で練習する時には、退行をやって、その後中間世でハイヤーセルフに メッセージを貰うというパターンが多かった。

大抵はクライアントさんに「ハイヤーセルフはなんと言っていますか?」と誘導していた。
そうやってクライアントさんの口を通して答えを聞いていたのだ。

だけど、ある時、ママはクライアントさんのハイヤーセルフと直接話しをするようになった。

それは、ほんのちょっとした偶然から始まった。

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