聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第13章~高次の存在(15)

ママはミミさんの言葉を思い出した。

ミミさんは小さい頃からそのことを知っていたという。

「毛糸玉が絡まったように、こうなるとこうなって、その先はこうなって、って人生は先の先まで決まっているんだよ」って。

でも、その話しをすると周りから「変な子」と言われるので
口にしなくなったんだって。

ママは不思議で仕方がなかった。

「そんなに遥か先のことまで決まっていても必ずその通りになる訳ではないでしょう?
人間の自由意思によって人生はいかようにも変わっちゃうんでしょう?
その辺はどうなの?」

すると、ミミさんは面白いことを言った。

「歴史で年表ってあるじゃない?あれが魂の歴史だとすると、 ところどころに太い柱があって、そこは何があっても必ずたどり着く場所なの。
でも、柱と柱の間はその人次第で人生が変わるの。
そんな感覚かな」

「ふうん?」

つまり、山に登るのに、A登山道を行くと決めていたにも関わらず、
B登山道を登ってしまったが、それでもちゃんと五合目に辿り着き、
そこから更にC登山道を登る筈だったのに、たまたまD登山道を選んでしまったが、
いずれを選んでも次の六合目には到達できる、みたいな感じかな?

もちろん、違う道を選ぶことで、見える景色も出会う人も
体験の内容は変わってくるのだけれども。

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