fc2ブログ
 

聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第14章~6人の謎(5)

過去世での病気や怪我の痛みが、今生でも影響を与える場合がある。

実は美帆さんは古代ギリシャで、崖から海に身を投げた過去世がある。

しかもヒプノの教室で学んでいた約1年間の間、その過去世は繰り返し繰り返し出てきた。

たとえ他の過去世を見ていたとしても、
美帆さんが「むなしい」という言葉を口にすると、たちまち場面は古代ギリシャの その崖の上へと飛んでしまう。

この時の過去世が今生の人生にかなり濃い影響を与えているからだと思う。

ミミさんは、「首を捜して・・・」と泣き続ける。

ママは、「それはヒプノで過去世に行けばいいのですか?」と聞いてみる。

きっと、あの崖の過去世だと思いながら。

ミミさんはこくんと頷いた。

「それでは、なるべく早いうちにセッションをやりますから、今日はもう戻ってきて下さい」
(注:覚醒して下さい、と言う意味)

ママは解催眠の誘導をしようと思ったのだが、
ミミさんは、「早く・・・・早く探さないと・・・・早く・・・・・・」と泣きながら言い続ける。

その状況にママもただならぬものを感じた。

PageTop