聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第14章~6人の謎(24)

「何で依存って聞いたかというとね、ほら、ワンちゃんの尿漏れが治ったでしょ?」

ああ!

そうだった。

ワンちゃんは避妊手術をしたあと、1年後から尿漏れが始まって、 大きな病院でも検査をしたし、薬も服用したけど、治らなくって、 理由がわからないまま、6年もその状態が続いていた。

床が濡れるのはいいとして、可愛そうなのはワンちゃんだった。

自分の意志とは関係なく尿が出るので悲しそうな顔をするのだった。

それに甘えん坊なので、家ではいつもママにべったり。
勉強会でみんなが集まると当然一緒に居る事になる。

ママは防水のカーペットを買ったり、工夫をこらしていたが、 ちょうどその頃、T.Iさんのセッションがあったので、何気なくおじいさんに聞いてみたのだった。

すると、
「すぐに病院に連れて行きなさい」

「え?でも、病院には以前連れて行って・・・」

「すぐに病院に連れて行きなさい!」

有無を言わさぬ口調だった。

ママはすぐに直感で病院を探して、ワンちゃんを連れて行った。

一通り検査をしたが、やはりどこにも異常はなかった。

が、獣医さんはこう言った。
「飲み水を制限してみましょう」

そして、こう付け加えた。
「それで治るかもしれませんよ」

ママは半信半疑だった。

だけど!

本当にその日から尿漏れはぴたりとなくなったのだった。

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