聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第16章~ペットと繋がる(1)

さて、書いていない間も、ママは、ヒプノのセッションは続けていた。

全てのセッションは「シナリオ」通りに起きているらしい、ということは 重々承知の上だが、それでもとても感動することがあった。

それは、知り合いのJ子さんに、サブパーソナリティのセッションを行った時のこと。

セッション前の雑談で、J子さんが最近、犬を飼い始めたという話をした。

その犬が妙に人間のしぐさをするというのだ。

例えば、家族が食事をしていると、その犬もみんなと同じように食卓の椅子に 座ってみたり、後足だけで立ち上がって(つまり、二本足で)歩こうとしてみたり・・・。

そして、外の犬小屋で飼っているのだけれど、
家の窓ガラスを外から前足でカリカリとひっかくのだそう。

まるで、「家の中に入れて」と言わんばかりに。

J子さんの話を聞いていたママは、「何故か」、その犬を セッションに呼ぶ必要があるような気がした。

ふふっ・・・。ママ、出たね、「何故か」って。

「うん、エフちゃん、こういうのって、潜在意識からのメッセージだよね」

セッションでは、J子さんが現在気になっているところ、
つい、食べ過ぎちゃうとか、外に出るのが億劫だとか、
そういった、J子さん自身のパーソナリティを呼び出すのだけれど、
ママはついでにそのワンちゃんも呼んでみようと思った。

J子さんに提案すると、
「え~っ?そんなこと、できるの?」と言われたけど、
ママには何故か確信があった。

それで、そのワンちゃんは出てきたの?

「エフちゃん・・・」
ママはちょっと涙目になった。

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