聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第16章~ペットと繋がる(15)

犬が「エアコンつけて」って言いに来る?

・・・そんな訳がない。

と、ママは思っていた。

でも、ワンちゃんはそれ以降も、しばしば目で意志を伝えてくる。

例えば、お散歩に行く時。

玄関でリードをつける。

ドアを開けると、いつもなら待ちきれないとばかりに外に飛び出すのに、 ある日、ドアを開けても玄関から動こうとしない。

ママは不思議に思って、
「どうしたの?」と声をかける。

すると、ワンちゃんがある1点をみつめ、次にママの顔を見る。

それを2度くらい繰り返す。

見つめる方向にあるのは、ワンちゃんのリード。

フックにかけられたリードを目で示しているのだった。

「ああ、忘れてた!」

そして、リードを付けようとすると、自分から頭を下げて(リードの輪っかの中に)首を入れてくるのだった。

もともと、ワンちゃんは犬の中でも、知能が一番高いと言われている犬種である。

だから、人間の言葉はかなり理解できる。

新しいおもちゃを買ってきても、名前は2~3回で覚える。

そして、「フリスビー持ってきて」「ボール持ってきて」「きりんさん(ぬいぐるみ)」と 、どんなおもちゃを言っても、それを咥えてくる。

間違えたことは一度だってない。

「病院に行くよ」と言えば、さっさと病院への道を歩き始める。

ワンちゃんに任せておけば、ちゃんと病院に辿り着く。


「明日は、A公園に行こうね」と言えば、翌日のお散歩では、玄関を出て右に曲がり、 A公園へ向けて歩く。

「明日は、B公園に行こうね」と言えば、翌日のお散歩では、玄関を出て左へ曲がり、 B公園へ向けて歩く。

ドッグフードを食べる時に、すごい勢いで食べるので、ママが
「よ~く噛んで、よ~く噛んでは?」と言えば、
フードを口一杯にほおばってから、くるりとママの方へ顔を向けて、わざとらしく、 がしがしと、よ~く噛んでみせたりもする。

おもちゃを目の前に3つ並べて、「どれで遊ぶ?」と聞くと、 ちゃんと選んで、前足で「これ!」と指し示す。

とにかく、こちらの言うことは分かるのだ。

でも、ママは植物と話すようになったら、どうしてもワンちゃんとも話したくなった。

ワンちゃんはママに何かを伝えたい時は、いつも目で合図をしてくるけれども、 それをテレパシーで感じ取れるようになったら、どんなにいいだろう。


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