聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第17章~シータヒーリング(9)

そんな会話が続いた、ある日のこと。

(といっても、ママがシータを習ってから1年近く経ってからだけど)

セッションで不思議なことが起きた。

その日は、ママが美帆さんにセッションをやってもらっていた。

「今、手放すべき感情がある過去世」へと、誘導してもらったら、 出てきたのは、洪水の場面。

なんだか、ペルーのマチュピチュ遺跡に似ている。

マチュピチュ遺跡は、なぜ、あんな高い山の上に街を作ったのだろうと疑問視されているが、

一説には、巨大彗星の接近により引き起こされた大洪水によって地面が削りとられ、

その後の地殻変動により 隆起して、あのような山頂になったという説もある。

その話をつい最近、聞いたばかりだから、こんな場面を見てるのかなぁ、と ママは顕在意識の部分で考えている。

すさまじい洪水だった。

あっという間に、すべてが飲み込まれてしまった。

街も、人も、自然も、何もかもが・・・。

一瞬の内にその姿を消してしまった。

次の場面では、洪水の後、生き残ったママがひとり呆然と立ちすくんでいる姿があった。

ママはまだ6歳か、7歳くらいの女の子だ。

一人ぼっちで、成すすべも無く、立ち尽くしている。

悲嘆に暮れる女の子の感情が、そのままママの感情として伝わってくる。

ママの目から涙が溢れ出てきた。


「どうしたいですか?」と、セラピスト役の美帆さんが聞いてくれる。

「そばに行ってあげたい」

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