聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第18章~時間の概念(18)

さあ、いよいよ、「書き換え」に入る。

先生が、書き換えをしてみたいかどうかを聞いてくれる。

でも、ママ、つらい過去世とか、後悔した過去世だったら、みんな書き換えを したいんじゃないの?

「エフちゃん、顕在意識だとそう思うでしょ?」

ママもそう思っていたんだって。

「でもね、実際には、潜在意識下になると、書き換えは必要ないと思うこともあるみたい」

後日、Hiroさんに練習台になってもらったときに、そういうことが起きた。

だから、本人の意思確認は重要なポイントとなる。

でも、その話はまた後にして・・・・

とりあえず、この時のママは、「やり直したいです・・・・」と答えた。

「それでね、書き換えをしたい場面に戻っていくんだけど、
 内心、どの場面に行くのかなあって、ドキドキしてたの」

ママが戻っていったのは、バーでお酒を飲んでいる場面だった。

豪華客船が海賊に襲われなかった、とか、
見知らぬ国の漁村に流れ着いたけど、助けが来て、無事に祖国に戻れたとか、
苦労をしない人生に書き換えることだって可能なのに、
やっぱり、「切り開く人生」が課題だから、ここに戻ったんだ・・・・・。

ママはそんな風に思いを巡らしていた。

「でもね」と、ママは続けた。

その発想は、顕在意識でのものだという。

「だってね、肉体を持っているときは、”苦労”と捉えていることが、 魂だけになっているときには、”苦労”ではなく、”体験”としか捉えていないみたいなの」

だから、魂レベルでは、「苦労が多くて大変な人生になるけど、頑張ってみよう」と いう風には考えていないのだという。

「酒びたりの後、切り開く人生を”経験”してみよう」みたいな、ね。

つまり?

「え~っと、つまり、肉体を持った人間界では、いわゆる、苦労とか、苦しみとか、悲しみとかは ”良くないこと”で、喜びとか、楽しいとかは”良いこと”、っていう線引きをしてるけど、 魂の世界では、すべて、ひっくるめて”体験以外のなにものでもない”

みたいな・・・・感覚だったんだよね」

良い、悪いはないんだ?

「うん、そんな感覚はなかった。
どんなことも、すべて、単に、”ひとつの体験”と考えてたね~」

でも、肉体を持つと、それが、「苦しみ」に変わってしまう?

「うん、だから、(人生が)計画通りには行かなかったりするんだろうね」

(それに、肉体を持つと、当初の計画を忘れてしまうから)

PageTop