聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第19章~占いと未来(5)

最初のヒプノの教室で先生が言ってたんだけどね、
たとえば3年後の未来を見に行ってください、というと、
「樹海にいます・・・・・。人生に絶望してます」みたいなのが見えちゃったりすることもあるんだって。

ヒプノのセッションを受けにくる人というのはあれこれほかのツールを試してみて
それでも救われなくてヒプノに辿り着くという場合も結構あるので、
それだけ悩みが深刻だったりする。

そういう気持ちのままで未来を見に行くと、切ない未来だったりする。

えっと、つまり、そういう方向に意識がフォーカスしてるからだよね?

そう。
で、セッションをやって、ガイドさんからアドバイスをもらったり、問題解決の糸口をなんとなく掴んだりと、
ちょっと気持ちが救われてから未来を見に行くと、明るい未来が見える。

もちろん、大切なのは、誘導なんだけど。

単に「3年後」ではなくて、
「ガイドさんにもらったアドバイスを実行した場合の3年後」とか、
「一番良い状態の3年後」とか、
ある程度、見に行く未来を限定することも必要。

最近の例ではね、友達が幼い子供への放射能の影響を心配して
今の土地を離れるべきかどうか知りたいって言ったのね。

こういう問いには、ガイドは沈黙することが多い。
(と、ママは思う)

決定するのは自分だからかな・・・・。

この時もガイドは答えを言わなかった。
で、ママはこんな風に誘導した。
「この土地を離れた場合の3年後と、とどまった場合の3年後を見せてください」って。

そして、各々を見に行った。

友達の心が、とどまることにも不安を感じ、引っ越すことにも躊躇があるので、
どちらの3年後もあまり芳しくない状態が見えた。

結局、決めるのは自分なんだよね。

どちらにしても、「心のあり方」が大事だと思うんだ。

たとえ引っ越したとしても、新天地で、
「本当にこれで正しかったんだろうか」と日々苦悩しながら生活するのでは
明るい未来を作れないかもしれないし、

逆にとどまったとしても、
「大丈夫!」って思って毎日を明るく過ごしていけば、いい未来を作れるかもしれない。

あっ、そうか!
じゃあ、占い師さんのところへ行って、
その時、その人が
「引っ越しした方がいいです」みたいに言われて、やっぱり!と思って、引っ越したとしても、
その後、「ほんとにこれでよかったのかなあ・・」なんて憂鬱な毎日を送ったら、よくなるはずだった未来も変わってしまうってことだよね?

「可能性としては考えられるよね・・・」

いつだって、どんなときだって、自分の思考、言動次第なんだと思うよ、ってママ
は言った。

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