聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第19章~占いと未来(15)

魂は万能なんだって。

魂の存在に戻れば、言葉も要らない。
相手の気持ちも、考えてることも手に取るようにわかる。

動物とだって、植物とだって森羅万象すべてのものと意思の疎通が図れる。

食べ物を口にする必要もない。

時間もない。
行きたいところを思い浮かべただけで瞬時に移動できる。

三次元でいうところの「超能力」みたいだね?

「うん。人間はもともとそういう存在なんだけど、肉体をまとうと
そういった能力を持ってること自体、忘れちゃうみたい」

「でもね」とママは続けた。

「ほら、潜在意識と顕在意識との間にフィルターができるのは、12歳位まででしょう?
だから小さい子供はまだ潜在意識に浸かってる状態なの」

つまり、いろんな能力がある?

「子供によって差はあるけど、生まれる前の記憶がある子もいるし、
人間本来の能力を、まだ忘れずに備えている子もいる」

「あのね、エフちゃん、それに関することで、最近、面白いことがあったの」

ママが2年ほど前に仕事で知り合ったゆうさんの話。

「お菓子作りが好きで、そういう教室に通ってみたいけど、3歳の子供がいるから、
今は、自分の好きなことをやるよりも、
子どもと過ごす時間を大事にした方がいいのかなあ?」って相談されたのね。

で、ママは、迷うんだったら、無理に教室に通わなくても、
家で子どもと一緒に楽しみながらお菓子を作るのもいいんじゃない?って言ったんだって。

ネットで「子供と一緒に作る簡単お菓子」みたいなレシピだって、たくさん手に入れられるし。
子どもも喜ぶんじゃないかなあ、って。


そう言いながら、ふと思い出したのがノンタンの絵本。

「ノンタン」という猫を主人公にした絵本のシリーズの1冊に、『ノンタンのたんじょうび』というのがある。

ノンタンの誕生日に、ウサギやクマさんたちが集まってクッキーやケーキを作るんだけど、 そのクッキーの作り方が書いてある。

ママは雨でお出かけできない休みの日には、当時3歳くらいだったみつるお兄ちゃんと一緒に その絵本を見ながら一緒にクッキーを作ったりした。

かわいいノンタンクッキーの絵を見ながら、お兄ちゃんも、ママもわくわくしながら
楽しい時間を過ごした。

「それを何気なくゆうさんに話したの。
そしたらね、その日の夜にびっくりするようなことが起きたの!」


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