聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第19章~占いと未来(17)

ママとゆうさんは、仕事の関係で、月に1度は会っている。

次に会ったとき、ゆうさんは不思議そうな顔で、こういった。

あの日(ママがトマトの話をした日)、娘が保育園で育てたトマトを1個、持って帰ってきたの。
それを切って食べていたら、娘が急に、
「ねえ、ママ、トマトのどこが好き?」って聞くの!

ここ? (と、フォークで種のところをつつく)、
それとも、ここ? (と、果肉のところをつつく)

そして、独り言のように、
「でも、ここ(種)も、ここ(果肉)も(どっちも)トマトなんだよね」と言ったのだとか!

へえ・・・・・・!

ママも聞きながら、不思議な気分。

ゆうさんはこんなことも言った。

この間、マサコさんが誰でも植物と話ができるよ、話しかけてごらん、って言ったでしょ?

それを聞いたときに、そういえば、娘が毎朝お花に水をやりながら、
何やらぶつぶつ言ってるなあと思ったの。
3歳の子供のやることだから何も気に留めずにいたんだけど。

「小さい子供って、独り言を言いながらお人形さんと遊んだりするから、
そういう子供独特の仕草と思って、気に留めずにいたっていうことだよ」
と、ママは私に説明してくれた。

次の日、ゆうさんは水やりをしているあーちゃんに、「何を言ってるの?」と聞いてみたんだって。

おはようって、言ってるんだよ、とあーちゃんは答えた。

あーちゃんがおはようって言うと、お花もおはようって言ってくれるの?
と、ゆうさんはおそるおそる聞いてみた。

うん! そうだよ。
あーちゃんは屈託なく、そう答えた。


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