聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第19章~占いと未来(19)

その日、ゆうさんがあーちゃんを保育園にお迎えに行くと、
あーちゃんが唐突にこう言った。

ママ、ミントを買って。

ミント? 3歳の子が? 急に?

「そうなの、エフちゃん。
ハーブの話なんてしたこともなかったのにって、ゆうさんはとても不思議だったんだって」

後日、その話を聞いたママは、ミントを買いに行ったら、あーちゃんに選ばせてみたら? きっと、あーちゃんにはおうちに連れて行く子(鉢)がわかると思うよ、って言ったんだって。

それで? どうなったの?

「うん。買いに行ったらね、ミントの鉢がこう、ずら~っと並んでてね、
あーちゃんはゆうさんが何も言わないうちに、
さっさと、 ”これ、これ!” ってひとつのミントを選んだんだって」

へえ!
あーちゃんて、なんだか、ママとゆうさんが話してることを知っているみたいだね。

「そうなの!しかも、ママとゆうさんが会って話をしたその日の夜に、
必ず、私たちの会話の内容に触れてくるの」

あーちゃんって、ゆうさんの潜在意識を読み取ってるんだろうか?

ママにも不思議でしょうがない。


「でね、ゆうさんはちょっと気になる話もしたの」

保育園の送迎のとき、川に架かった橋を渡る。

最近、その橋の上を通ると、あーちゃんが、
こわい、こわいと言うのだとか。

手で両耳を塞いで、「声が聞こえてこわい」って言うんだって。

それ、なんだろう?

「うん、もしかしたら、その川の辺りにいる霊の存在を感じるのかもね」

ママは仲間のミミさんに相談した。

「ママ(ゆうさん)と一緒だから大丈夫だよ」って言ってあげてね。
それで様子を見てみて。
と、ミミさんは言った。

ママは、それをゆうさんに伝えた。

「そしたら、大丈夫になったみたい。声が聞こえる、って言わなくなったって」

へえ・・・・。 良かったね。

「うん。でもね、しばらくしたら、今度は、
ママに怖い人が居る!って言い始めたんだって」


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