聖なる樹のヒプノセラピー物語      

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第19章~占いと未来(23)

次にゆうさんに会ったとき、彼女はこんな話をした。

保育園に佳奈ちゃんという子がいる。

佳奈ちゃんは、何にも理由がないのに、すぐにお友達を叩く。

誰かのそばに行っては、その子を叩く。

で、叩かれた子は、当然のことながら叩き返すらしい。

ゆうさんは、
「あーちゃんも叩き返すの?」と聞いた。

ううん。
あーちゃんは首を横に振った。

「なぜ、叩き返さないの?」とゆうさんが聞くと、
あーちゃんはびっくりしたような顔をした。

そして、こう言った。

叩いても、佳奈ちゃんにはわからないから。
私は優しくするの。
優しくすると、佳奈ちゃんもいつか優しくなるんだよ。

ゆうさんは腑に落ちないという顔をしていたが、
ママはあーちゃんってすごい!と思った。

「ねえ、エフちゃん、もし、エフちゃんがお友達を叩いたとして、
叩き返されたら、自分が悪いんだ、って反省する?」

え・・・・・、いや、また叩き返すかも。

「でしょ?自分を反省するとしたら、優しくされたときなんだと思うの」

たとえば、いつも人に意地悪する人がいる。
ある時、とても困ったことが起きる。
その時に、意地悪していた相手が黙って救いの手を差し伸べてくれたとする。
その優しさに触れたときに、その人がハッとして、何かを感じて、
以後、意地悪をしなくなるとかね。

「つまりさ、人は愛でしか変わらない、ってこと」

あーちゃんのように、生まれた時からそれを知ってる子っているんだね~、とママは
感心していた。

ゆうさんはうろたえた。
「どうしよう、私、あーちゃんはなんで叩き返さないの?って言っちゃった。
だって、私だったら叩き返すと思ったから」

「大丈夫」って、ママは言った。

「今日、帰ったら、あーちゃんを抱きしめて、こう言うの。
ママはあのあと考えてみたんだけど、やっぱりあーちゃんの言う通りだね、
あーちゃんはえらいね、って」

「そうしてみる!」とゆうさんは言った。

そして、次に会ったときに、こんな報告をしてくれた。

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