聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第19章~占いと未来(28)

あるとき、ゆうさんは仕事のことで悩んでいた。

今すぐというわけではないが、いずれ転職を考えたいと。

相談されたママは、
「あーちゃんに聞いてみたら?きっと答えを知ってるよ」と言った。

「いつまで今の仕事をするかな?」という聞き方ではなくて、
「あーちゃんが何歳位まで今の仕事をしてるかな?」、って。

いつまで、という聞き方は漠然としていて、4歳の子供(あーちゃんは4歳になった)には わかりにくい。

次の日、ゆうさんからママにメールが来た。

あーちゃんは、「6歳まで。もしかしたら8歳かな?」って答えたんだって。

すごいね、あーちゃんって。

「うん。でね、エフちゃん、この話には面白い後日談があるの」

数か月後、仕事で何となくもやもやしていたゆうさんが、再びあーちゃんに、
「今の仕事、あとどれくらい続けるかな?」って聞いたんだって。

そしたら、あーちゃんは、毅然とした態度で、
「それはママのことでしょ! ママが自分で考えて。」と言ったのだとか。

へえ? なんで前回とは態度が違うんだろう?

「ママが思うのには、ゆうさんがあーちゃんに依存したからじゃないかと思うの。
人間ってさ、すぐに答えをもらえると思ったら、依存しちゃうじゃない?」

その時のゆうさんは偉かった。

ああ、そうだ、自分でちゃんと考えなくちゃ。
そのためには、自分はもっといろいろと勉強しなくちゃ、と思ったんだって。

「そしたらね、その2、3日後に、あーちゃんがしきりに図書館へ行こうよ、と言うんだって」

で、ゆうさんは保育園にお迎えに行った帰りに、図書館へ寄った。

いつもなら、まず、あーちゃんと児童書のコーナーへ行き、借りる本を決めてから
大人の本のコーナーへ行く。

ところが、その日に限って、あーちゃんが、
「ママが先でいいよ」と何度も言うんだって。

大人の本の書棚を見に行くと、
なんと、ママが以前、ゆうさんにおすすめ、と言った斎藤一人さんと小林正観さんの本が 並んでいる!
今までは借りたいなと思っても、在庫が1冊もなかったのに。

ゆうさんはそれを借りて、すぐにママにメールをした。

ママは、こんな返事を返した。
「きっと、お二人のたくさんある著書の中から、今ゆうさんに必要な本が
そこに在ったんだと思うよ」って。

その日から、ゆうさんはあーちゃんを寝かせつけた後に、少しずつ
本を読み進めた。

そして、3日後ぐらいだっただろうか。

あーちゃんが突然、不思議なことを言ったんだって。

なんて?

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