聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第20章~ヒプノの世界(5)

Rさんのセッションを行う2か月前。

ママは、アニマルコミュニケーター の太尾和子さんの講演会に
参加した。

ネットサーフィンをしていたら、たまたま太尾さんのHPに行き着いて、
なんだか素敵な人だなあと思ったんだって。

太尾さんは10代の頃からずっとアメリカに在住しているが、数年前
から年2回のペースで日本に来て、対面セッションや、アニマルコミュ
ニケーションのクラスをやっている。

そして、なんと、ママがHPを見た1週間後が講演会の予定日だった。

しかも、場所は、自宅のすぐそば!

ママはすぐに申し込みのメールを送ったが、すでに満席の返事がき
た。
ただ、ひとりだけキャンセルになるかもしれないので、その人の
状況が分かり次第、連絡をくれるとのことだった。

ママは、なぜか必ず参加できるような気がしたんだって。

そして翌々日に、OKの返事がきた。

「今回、Rさんの猫ちゃんの話を聞きながら、太尾さんのHPに載っ
てる、サオインという猫ちゃんの話を思い出してたの」
と、ママは言った。

ある時、(大人の)太尾さんが捨て猫を拾って飼い始める。
サオインと名前を付けたその猫と、以前から知り合いだったかのよ
うな感覚がするのでそのことを聞いてみると、なんと幼少のころに
束の間、一緒に暮らした猫だった。

「捨て猫を拾って帰るんだけど、おかあさんが猫が好きじゃなくて、
そしたら、数か月後に猫が突然いなくなったんだって。
そのときのことを聞いてみたら、”あの家にはとても緊迫した空気が
あって、私がいなくなった方が、みんなのためになると思った」って。

Rさんがセッションの後に話してくれたんだけど、Rさんも、おかあさ
んから、猫を飼うのは絶対にダメと言われていたのだそう。

それで、こっそりベランダで飼うんだけど、すぐにばれて叱られて、
そしたら、猫がいなくなっちゃったんだって。

Rさんの猫ちゃんも、「ここに居てはいけないと思った、迷惑になる
から」って言ってたね。

「そうなの。ねえ、エフちゃん、動物ってほんとにすごいよね」

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