聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第20章~ヒプノの世界(13)

ママは、ふと、ワンちゃんのことを聞いてみようと思った。

ママ: 猫ちゃんはうちのワンちゃんのこともわかるの?

猫ちゃん: うん!

ワンちゃんは雷を異常に怖がる。
雷の音を聞くと、全身をぶるぶる震わせて、パニックになってしまう。

気が狂ったように家の中を走り回ったり、玄関のドアに突進して
みたり。
ある時なんて、ダンボールの箱を力任せに食いちぎっていて、外か
ら帰ってきたママは、ダンボールに付いた血を見て、仰天。

ワンちゃんは口を怪我して血が出ていた。

そして、何故かお風呂に逃げたがる。

そういえば、前に飼っていた犬も、雷が鳴ると、ワンワン吠えて浴室
に入りたがっていた。

浴室の中は雷の音が聞こえにくいのかな。
犬の聴覚はすぐれているので、人間が聞き取れないような小さな
音でさえも聞き取れるという。
ということは、遠くで鳴っている雷の音も、犬には爆音のように響く
のかな。
だから、怖いのかも・・・。

ママはずっとそう思い込んでいた。

でも、最近になって、突然、あれ?でも、なんでお風呂なんだろう?
って思ったんだって。
しかも、バスタブの中に入りたがる。

そして、ネットで調べてみたら・・・。
雷から発生する静電気が原因という説があった。

犬の身体には汗腺がほとんどないので、身体が常に乾燥している。
そのうえ全身が毛に被われているので、摩擦して静電気が発生し
やすい。
従って、雷から発生する静電気を溜めやすくなるのだとか。

だから、流し台やプラスティック製のバスタブに入りたがったり、
トイレタンクや金属製の排水パイプに寄りかかりたがるのは、
体に溜まった静電気を放電できるからだという。

ママはそれが本当なのか、猫ちゃんに聞いてみることにした。

ママ:ワンちゃんが雷のときに怯えるのは静電気が怖いから?

猫ちゃん: 静電気・・・・?

ママ: いつもお風呂に逃げるのは?

猫ちゃん: う~ん・・、・静電気とか、そういうのはわからないけど、
        なんか襲ってくる感じがするんじゃないかな?

ママ: 音とかじゃなくて? 

猫ちゃん: 音?  音じゃない。
        なんか襲ってくる感じ・・・。
        なんか、ぞわぞわって襲ってくる感じ。

ママ: やっぱり・・・!

猫ちゃん: そういう時は抱きしめてくれたらいい。 

ママ: そうなんだ!

すご~い!
Rさんの猫ちゃんが、うちのワンちゃんのことを教えてくれるなんて。
ヒプノって、本当に面白い!

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