聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第20章~ヒプノの世界(16)

ああ、え~っと、J子さんだったっけ?

「うん、そう。小さいときに飼ってた猫が、今度は犬に生まれ変わって
きて。外飼いなんだけど、
家の中に一緒に居たい、せめて玄関でも
いいから
、って言ってたでしょう?」

うん、そうだったね。

「実はね、J子さんがセッションを受けてすぐに、近所の人から
苦情が来たんだって。夜に吠えるのがうるさいって。
それでね、夜は玄関に入れることにしたんだって]

へえ!うそみた~い!

そして、5か月後にJ子さんからメールが来た。
ワンちゃんが養女にいったとの報告だった。

近所からの苦情でどうしても飼えなくなり、愛護団体の人に相談し
たら、すぐに里親が見つかったのだという。

相談をした翌日にはもう引き取られていったのだと。

ワンちゃんは、まるでそのことがわかっていたかのように、自分から
新しい里親さんの家に入って行ったのだとか。

今度の方は、ワンちゃんを家の中で飼って下さる方で、テーブルで
一緒にご飯を食べたりもしているそうです。
ワンちゃんはとてもかわいがってもらっているそうです、と書いてあった。

ワンちゃん自身がそれ(家の中で人間と一緒に暮らすこと)を望んで
いたので、寂しいけど、ワンちゃんにとってはこれが一番良かったの
かなと思う、と続いていた。

そうなんだ・・・。ワンちゃん、養女に行ったんだね。

「うん」

数日後のJ子さんのメールには、
これが一番良かったのだとは思うけど、悲しくて泣けてくる。
子どもの頃、猫がいなくなったときも、飼い始めてから1年半だった。
今回も、ワンちゃんがちょうど同じくらいの期間居て、そしていなくなった。

昔、猫がいなくなったときみたいに悲しい。
まるで追体験しているみたい
と、書いてあった。

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