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聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第20章~ヒプノの世界(25)

なんだか今回もそんな気がするなあ、とママは思った。

それで、お父さんになぜ、そんなことを言ったのか聞いてみた。

すると・・・。
やはり、お父さんには何の悪意もなく、ただ単に娘をからかっている
つもりのようだった。
かわいい我が子の気持ちを傷つけてしまったことなど、これっぽっち
も気づいていない。

ママは、彼女のサブパーソナリティを通じて、そのようなからかいの
言葉は小さな女の子の心をとても傷つけるのだということを伝えて
もらった。

お父さんは、わかったようだったが、「受け流せばいい」と言った。

大人は受け流せても、小さい子供にはそれは無理だということ、
そして、大人の不用意な言動がその子をずっと苦しめ続けることも
有り得るのだということを説明した。

彼女が謝ってほしいと言うと、お父さんは謝ってくれた。

しかし、彼女は、気が済まないと言う。

「どうしたい?」と聞いてみる。

「私と同じ目にあえばいい・・・。馬鹿にされればいいんだ!」

「じゃあ、そうして下さい」と言うと、
彼女は泣きながら「父親を引っぱたきたい」と言った。
「私の心の痛みを知ればいい」

彼女が引っぱたくと、父親は「痛みがわかった」と言った。

その後、彼女は、父親を車から追い出した。

普通のやり方で感情解放が難しいときは、クライアントさんが気の
済むようにやってもらう場合もある。

おそらくそれほどに感情の「しこり」は固い瘤のようになっていて
容易に溶かすことはできないのだと思う。

ママは聴覚・感覚派なのでこのように場面を書き換えることで感情
解放をするのはあまり効果がないんだけど、視覚派の人には有効
なことが多いんだって。
一連の場面をちゃんと映像で追うことができるからかもしれない。

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