聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第20章~ヒプノの世界(29)

人生のしくみって、すごくシンプルに言えば、
人間は輪廻転生するっていうこと、
そして、何度も生まれ変わりながらいろんな体験を通して、魂を
磨いていくんだ、ってこと。

そのために、自分で人生のシナリオを作り、配役も決めてくるらしい
ということ。

「そんな感じみたいよ」って、ママは言った。

配役を決めるときも、縁の濃い人とは、何度も家族を繰り返すみたい
だって。

前回はあなたが父親役で、私が子供だったから、今回は私が母親
で、あなたは息子役ね、とか。

特に夫婦は、夫と妻の役を入れ替わりながら、何度も何度も一緒に
なってるケースが多いみたい、って。

ママはパパとも何度も夫婦だったことがあるし、みつるお兄ちゃんと
も恋人だったり、夫婦だったり、(今のように)親子だったりしたことが
何回もあって、ヒプノでそれを見ている。

「もちろん、エフちゃん、あなたともね」って。

人生のシナリオを決めてきたことも、みんなで話し合って配役を決め
てきたことも、肉体を持って生まれてくると忘れてしまうので、今、
目の前に「嫌いな人」や「許せない人」がいたら、到底信じがたい
話しだとは思うんだけど、
「でも、本当なのよね~」って、ママ。

だって、「許す」ことを学びたいなあと思ったら、誰かに頼んで、まず
は、自分に対して「許せない!」って思うような言動を取ってもらわな
くてはいけない。
だから、仲の良い人に「お願い、悪役演じてくれない?」って頼むん
だって。
この世で出会った時には、はらわたが煮えくり返るほど憎たらしい
人かもしれないけど、その人を「許す」ことができたとき、魂が成長
する。

あの世に帰った時には、相手は、
「どう?見事に演じたでしょう!」って言って、
こちらも、「うん!本当に嫌な役を引き受けてくれてありがとうね!
おかげで課題がクリアできた!」ってお礼を言ってるかも。

もちろん、シナリオは忘れて生まれてくるぐらいだから、知る必要は
ないんだと思うけど、一時点で、いつまでも堂々巡りして次に進めな
い時は、見えざる力や、あるいは、そんなときのためにあらかじめ
自分が設定しておいた筋書に従って、ふっとヒプノを受けに来て
ちょっぴりシナリオを見ることになっているのかもしれないな、って
ママは思ってる。

そして、思いだしたように、こう言った。
「そうそう、面白い事例があったんだ」

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