聖なる樹のヒプノセラピー物語      

第21章~時空を超えた再会(1)

ある時、とっても美人なクライアントのTさんがやってきた。
遠距離恋愛の悩みだという。
心がもやもやしていて、行き場がないのだと。

本当につらそうだった。

でも、ママには意外だった。

ママの所に来る人って、人生の転機を迎えている人とか、
スピリチュアルな世界に開花していく人とか、
あるいはちょっとややこしい問題に直面している人とかが多い。

恋愛の悩みって少ないのだ。

それはきっと、セラピストもそれぞれに役目が違うからだと思う。

Tさんに、なぜヒプノを受けようと思ったの?って聞いてみると、
10年ほど前に、ブライアン・L・ワイス博士の『前世療法』を読んだ
ことがあって、それを思い出したのだという。
同じ職場の人が、この本、面白いよ、って教えてくれたのだとか。

それは布石だったのだと後でわかるんだけど、この時はもちろん
そんなこと、知る由もなかった。

偶然出会った本が、あとあと重要な意味を持ってくることがある。

「ん?逆かな?
必要だから、あらかじめその本に出会っておくんだっけ?」

例えば、ママの場合は、こんな感じ。

ある時、ママの妹が『生きがいの創造』と言う本を送ってきてくれた。
この本、今、職場で流行ってるんだよ、って。

もしかしたら、ママはそのころ、ノイローゼになりそうなほど大変な
問題を抱えていたから、妹は心配して送ってきてくれたのかもしれ
ない。
でも、ママには特にピンとくるものはなかった。

ところが、それから6年後。
ヒプノに出会って、教室に通い始めた矢先、同じ教室の人たちから
「今度の土曜日、飯田 史彦先生の講演会があるから、マサコさん
も行かない?」って誘われた。

『生きがいの創造』は、飯田先生の著書なのだ。

講演会にも行き、
毎週毎週ヒプノをワクワクしながら学んで、
ある時、ふと思いついてもう一度その本を読み返してみたら・・・!

なんと、今勉強しているようなことがぜ~んぶ書いてある!

それもそのはず。
だって、「輪廻転生」や「催眠療法」について書かれた本なんだから。

6年前はちっとも印象に残らなかったのに。

Tさんの場合も、10年前に読んだ『前世療法』が、Tさんをママの
元へと導いた。

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